こんにちは/こんばんは。
しばらくの間、日本のことばかり書いてしまいました。その間にアイスランドは12月の第三週を迎えています。って、それは日本も同じか。
ここ二、三日、雪がうっすらと積もり、気温もプラスとマイナスの間をさまよっています。札幌からレイキャビクに戻り、もう一ヶ月経ちましたが、帰ってくる時の札幌がこんな感じでしたね。寒さの点では札幌の方が上手です。
この時期の街中はどこもこんな感じ
Pic by Me
巷はもうクリスマスムードでいっぱいなのですが、それはさておいて、質問があります。このマイナーブログを覗いてくださるような奇特な方は、多分中高年に達しておられる方がほとんどかと想像します。
で、そういう前提の上での質問です。「できればしたかったのに、人生でやりそびれてしまったことってどんなことですか?」
チャンスがあれば、ぜひやりたかったのに機を逸してしまった。時間は十分にあったのに、金銭的な余裕がなかった。逆に、お金はあったのに時間がなかった...
様々な理由のために、したかったことができなかった、ということのひとつふたつは誰でも持っているのではないかと考えます。私にもいくつかそのようなものがあります。私の場合はお金や時間の不足とかをあげる以前に「してみる勇気がなかった」というしょうもない理由があります。
で、そういう事柄のひとつがなにがしかの音楽のインストゥルメントですね。歌でもいいんですけど。音楽というものを通して、自分を表現する術を持っている方のことを、心の底からウラメしく–ではなく、羨ましく思います。いいなあ...
ピアノとか、ギターとか、その気があれば習える楽器はいくらもあったと思うのですが、その中でもワタシが「やってみたかったなあ」と感じるのは、実はサックスフォンなのでした。
これはもう無条件にサクスフォンの音色が好きなのです。アイリッシュ・ウイスキーの味が好きなのと同じように。加えて、サックスを吹くミュージシャンのスタイルもかっこいいですよね。
私の居候しているブレイズホルトゥス教会に、サクスフォンを趣味とする牧師さんが同じく居候しています。歳は私より三つくらい上で、身長は私よりも25センチは高い男性です。ちなみに神学の博士号をふたつぶらさげてます。
ワタシには影響しません。博士号付きの「バカ」をこれまで何度も観てきましたから。(^-^;
普段より浮世離れしていますが、もう二十年来サックスを吹き続けているみたいです。
サックス好きな神学Dr.Dr.の牧師エイヨウルブルスソンさん
私は日頃よりかなり早い時間の朝7時くらいに出勤することがよくあります。そうするとこのDr.Dr. も8時とかにやってきたりします。そして誰もいない教会堂へ行って、サックスの練習を始めるのです。
教会堂は二階部分、オフィスは一階にありますが、朝は静かですからね。よく聞こえるのです、練習が。同じく時折早く出勤してくる同僚の女性牧師は、これを「うるさい」と感じているようで。私は気にはなりません。サクスフォンですから。
まあ、聞き惚れるほどの腕前ではないのですが、ああやって夢中になれるのは羨ましい気がします。「オレもやっときゃよかったなぁ...」と思ってしまいますね。この牧師さん、教会の祈りの集いとかでも、オルガニスト不在の際などには自身でサックスを吹いて会を支えています。
それにしても、教会というのは便利な場所ですね。アイスランドは場所的にはゆとりのある土地ですが、やはり「鳴りもの」の練習をするとなると、場所は限られてくるだろうと思います。
日本では、トランペットやサクスフォンの練習は「河原で」と相場が決まっている、というような話しを遥か昔に聞いた覚えがあります。
最近ネットで観た、波瑠さん主演の「G線上のあなたと私」という番組では、バイオリンの練習をカラオケボックスでしていました。そういうのって、本当にできるのでしょうか?
札幌から帰ってきてから、チョイはまりしているYoutubeのチャンネルがあります。「Sax in the Night City」というもので、細川慎二さんという、まだ若いサックス・プレーヤーの方が、東京周辺のあちこちでストリート・プレイをする様子をビデオに収めたものです。
細川さんのことは、まったく存じ上げていなかったので、もともとどのようなジャンルの曲を専門にしているのかもわかりません。ただYoutubeで見る限りは、普通の洋の東西のポピュラーなナンバーをサックスでカバーされています。
そしてですねえ、これがまたいいのですよ。「哀愁をあびたサックス」というのかな?音色もいいし、細川さんの吹きっぷりもかっこいいのです。こういう風になってみたいよな、時々でも。
努力する部分は吹っ飛ばして、いいとこだけちゃっかりせしめたい、というワタシの浅薄な欲望が醜く顔を出すのでした。
細川慎二さんのチャンネル “Sax in the Night City”
“Sax in the Night City”からの一曲 とても良いです
東京在住の方がいらっしゃいましたら、ぜひ細川さんのストリート・パフォーマンスを探してみてください。大体JRの駅の前で演奏されていることが多いように見受けます。恵比寿とか。どこで演奏するかは、事前公表はされていないようです。
もし、遭遇された方がありましたら、立て替えでワタシより千円の「投げ銭」をお願いいたします。ちゃんと返しますから。(*^^*)
自分で叶えられない夢なら、なり代わって叶えてくれる人を応援するのもありだと思います。いや、そういう風だから、自分でやらなくなっちゃうのかな?まだ検討の余地がありそうです。(^-^;
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
しばらくの間、日本のことばかり書いてしまいました。その間にアイスランドは12月の第三週を迎えています。って、それは日本も同じか。
ここ二、三日、雪がうっすらと積もり、気温もプラスとマイナスの間をさまよっています。札幌からレイキャビクに戻り、もう一ヶ月経ちましたが、帰ってくる時の札幌がこんな感じでしたね。寒さの点では札幌の方が上手です。
この時期の街中はどこもこんな感じ
Pic by Me
巷はもうクリスマスムードでいっぱいなのですが、それはさておいて、質問があります。このマイナーブログを覗いてくださるような奇特な方は、多分中高年に達しておられる方がほとんどかと想像します。
で、そういう前提の上での質問です。「できればしたかったのに、人生でやりそびれてしまったことってどんなことですか?」
チャンスがあれば、ぜひやりたかったのに機を逸してしまった。時間は十分にあったのに、金銭的な余裕がなかった。逆に、お金はあったのに時間がなかった...
様々な理由のために、したかったことができなかった、ということのひとつふたつは誰でも持っているのではないかと考えます。私にもいくつかそのようなものがあります。私の場合はお金や時間の不足とかをあげる以前に「してみる勇気がなかった」というしょうもない理由があります。
で、そういう事柄のひとつがなにがしかの音楽のインストゥルメントですね。歌でもいいんですけど。音楽というものを通して、自分を表現する術を持っている方のことを、心の底からウラメしく–ではなく、羨ましく思います。いいなあ...
ピアノとか、ギターとか、その気があれば習える楽器はいくらもあったと思うのですが、その中でもワタシが「やってみたかったなあ」と感じるのは、実はサックスフォンなのでした。
これはもう無条件にサクスフォンの音色が好きなのです。アイリッシュ・ウイスキーの味が好きなのと同じように。加えて、サックスを吹くミュージシャンのスタイルもかっこいいですよね。
私の居候しているブレイズホルトゥス教会に、サクスフォンを趣味とする牧師さんが同じく居候しています。歳は私より三つくらい上で、身長は私よりも25センチは高い男性です。ちなみに神学の博士号をふたつぶらさげてます。
ワタシには影響しません。博士号付きの「バカ」をこれまで何度も観てきましたから。(^-^;
普段より浮世離れしていますが、もう二十年来サックスを吹き続けているみたいです。
サックス好きな神学Dr.Dr.の牧師エイヨウルブルスソンさん
私は日頃よりかなり早い時間の朝7時くらいに出勤することがよくあります。そうするとこのDr.Dr. も8時とかにやってきたりします。そして誰もいない教会堂へ行って、サックスの練習を始めるのです。
教会堂は二階部分、オフィスは一階にありますが、朝は静かですからね。よく聞こえるのです、練習が。同じく時折早く出勤してくる同僚の女性牧師は、これを「うるさい」と感じているようで。私は気にはなりません。サクスフォンですから。
まあ、聞き惚れるほどの腕前ではないのですが、ああやって夢中になれるのは羨ましい気がします。「オレもやっときゃよかったなぁ...」と思ってしまいますね。この牧師さん、教会の祈りの集いとかでも、オルガニスト不在の際などには自身でサックスを吹いて会を支えています。
それにしても、教会というのは便利な場所ですね。アイスランドは場所的にはゆとりのある土地ですが、やはり「鳴りもの」の練習をするとなると、場所は限られてくるだろうと思います。
日本では、トランペットやサクスフォンの練習は「河原で」と相場が決まっている、というような話しを遥か昔に聞いた覚えがあります。
最近ネットで観た、波瑠さん主演の「G線上のあなたと私」という番組では、バイオリンの練習をカラオケボックスでしていました。そういうのって、本当にできるのでしょうか?
札幌から帰ってきてから、チョイはまりしているYoutubeのチャンネルがあります。「Sax in the Night City」というもので、細川慎二さんという、まだ若いサックス・プレーヤーの方が、東京周辺のあちこちでストリート・プレイをする様子をビデオに収めたものです。
細川さんのことは、まったく存じ上げていなかったので、もともとどのようなジャンルの曲を専門にしているのかもわかりません。ただYoutubeで見る限りは、普通の洋の東西のポピュラーなナンバーをサックスでカバーされています。
そしてですねえ、これがまたいいのですよ。「哀愁をあびたサックス」というのかな?音色もいいし、細川さんの吹きっぷりもかっこいいのです。こういう風になってみたいよな、時々でも。
努力する部分は吹っ飛ばして、いいとこだけちゃっかりせしめたい、というワタシの浅薄な欲望が醜く顔を出すのでした。
細川慎二さんのチャンネル “Sax in the Night City”
“Sax in the Night City”からの一曲 とても良いです
東京在住の方がいらっしゃいましたら、ぜひ細川さんのストリート・パフォーマンスを探してみてください。大体JRの駅の前で演奏されていることが多いように見受けます。恵比寿とか。どこで演奏するかは、事前公表はされていないようです。
もし、遭遇された方がありましたら、立て替えでワタシより千円の「投げ銭」をお願いいたします。ちゃんと返しますから。(*^^*)
自分で叶えられない夢なら、なり代わって叶えてくれる人を応援するのもありだと思います。いや、そういう風だから、自分でやらなくなっちゃうのかな?まだ検討の余地がありそうです。(^-^;
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
私は音痴がコンプレックスでしたが、「死ぬ前に人並みに歌えるようになりたい!」と、歌のレッスンに通い始めて10年。本当に楽しいです♪あの時、決心してよかった。次はピアノにトライしたい、と時間確保の準備中。
憧れで終わってしまうのはもったいないです~
音痴を克服するために、レッスンに通い、それが十年間続いているのですか?すごいですね。きっと歌われるのが本当に好きなんでしょうね。
さらにピアノですか?
脱帽します。m(_ _)m
頑張ってください。
ワタシもサックス始めててみようかしら?(*^^*)