レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

日本一小さな大学でのホコホコ

2015-12-06 05:00:00 | 日記
今回はチョー個人的なことを書きます。

私は東京は三鷹市にある日本ルーテル神学大学という大学とそこに併設されているルーテル神学校というところを卒業して牧師になりました。もう二十五年も前の話しです。神学大学は現在ではルーテル学院大学と名称が変わっていますが、神学校の方はそのままです。

私は、その前には市ヶ谷と飯田橋の間にある超マンモス大学で政治学を修めていましたので、神大は三年次編入、卒業後直で二年制の神学校に入りましたので、三鷹での在籍期間は四年間でした。

神大の隣りは東京神学大学という、これもプロテスタント系の神学大学で、金網ひとつだけで隔てられています。なぜここにふたつも神大があるか?というとこの両校のさらに隣りは国際基督教大学という、グレードの高い大学があり、これは戦後のGHQの方針?で広大なキャンパスを持っていました。(なにしろキャンパス内に18ホールのゴルフ場がある。今は知りませんが)

それでキリスト教のよしみで、広大なキャンパスのおすそ分けをしてくれたようです。これは未確認伝説ですので、そのつもりで。

さらに補足しますと、神大は文部省(当時は「科学」は付いていなかった)認可の大学なのですべての人に開かれています。神学校の方は牧師を訓練教育する学校なので、一種の専門学校ですべての人が入れるわけではありません。将来、教会の牧師として見込まれ、教会の推薦を受けた人だけが入学できます。

当時の神大は「日本一小さな大学」というキャッチフレーズがあったほど、小さな学校でした。キリスト教学科と福祉学科があったのですが、90%の学生は福祉科で、全部合わせても百人前後の生徒数だったと思います。

現在のルーテル学院大学は、カリキュラムにおいても、学校施設においてもずっと進化しています。

現在の情報はこちらで。




私が在籍した当時のキャンパス風景
-写真はFacebook同窓会ページより転載-


ですから、ほとんどの学生とは顔見知りになり、それはホコホコした感じのキャンパスライフでした。ただそれはもちろん個人によって受け取り方は違いましょうが。

私は二十七歳で編入しましたので、ほとんどの福祉科の学生の人たちよりはかなり年長でした。神学科や神学校の生徒は一般に「老けて」いました。これは高卒ストレートから牧師になっても、なかなか教会の人たちが受け入れてくれない、という日本的な文化の土壌があったからだと思います。実際私も「三年間は社会へ出てからにしろ」と言われていましたから。

それで、福祉の学生さんの多数派は女の子なのですが、年長だった私は「おにいさん」的に結構慕われていました。それがワタシの「ホコホコ感」の理由です。(^-^;

私は高校は国立にある某有名進学校にいたのですが、あれは灰色の日々だったなあ。なにしろ周りにいる連中がみんなワタシよりも頭がいいのです。ああいうのは精神衛生上非常によくない。

浪人期間を挟んで入った某マンモス大学もキャンパスライフは灰色の日々でした。というか、キャンパスライフはなかったですね。「政治は実践」と思って外でいろいろやっていましたが。

某マンモス大学は生徒を効率よく循環させたいので出欠を取ることが稀で、かつ暗記試験の天才だったワタシは、先生の顔を見ることなく終わった科目も含めて良い成績で卒業しました。でも、つま〜んない!大学生活でした。

あっ、ひとつだけあのマンモスキャンパスでいいことがありました。学生食堂がいくつもあったのですが、メインの学食のカレーライス、カツカレー、オムライスはとても安くて美味しかったです。カレーはホントに旨かったなあ...具なんかほとんど溶けちゃってスープみたいだったんですけどねえ。

というわけで、ルーテルのキャンパスでの四年間はそれまでの十年弱の「灰色の青春」の後での「この世の春」的な年月となりました。実際にはその間、インターンという教会での住み込み実習の期間が八ヶ月あり、私は名古屋に行っていましたので、三鷹で過ごしたのは三年半弱だったのですが。

「この世の春」とは言いましたが、それでも色恋沙汰はやってきませんでした。他の学生の色恋騒動の相談にのってあげることは何度もあったように記憶していますが、自分自身はその点では蚊帳の外でした。

サンマさん言うように「お兄さんみたい、はダメなんや。もう恋愛の対象じゃないって」タシカニ〜。(^-^;

で、まさしくキャンパスの中心部に隣接して、男子寮と女子寮があり、当時は男子が三十人、女子が二十人くらい入っていたでしょうか?
...というところで、長くなりますので、続きは次回にします。書こうと思っていたことにまったく触れられませんでしたが、必要な前置きです。(*^^*)


応援します、若い力。Meet Iceland


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is

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