こんにちは/こんばんは。
気がつけば秋。「September そしてあなたは September 秋に変わぁった... 」昭和です。本当に気がつくと、前回の更新からまるまる一ヶ月が経ってしまっていました。
清涼感アップ用 ーだけではない氷河の洞窟ピック
Myndin er eftir Davide_cantelli@unsplash_com
私の怠惰のなせるわざですが、八月はちょっと特別で、ワタシにとっては八月は無かった気がしています。私は基本的に健康な人間で、二十年以上も熱を出して寝込んだ、というようなことは皆無でした。
二年前の八月にコロナに感染して、以来多少身体の中の免疫システムとが変わってしまったのかもしれません。今年は五月の前半に、流感なのかなんなのか調子が悪い時期が長く続きました。
そして、今度は七月の終わりからなんと喘息が発症してしまったのです。気管支はそれほど強くないタチなので、以前より年に何回か咳をしやすくなる時期はありました。
そしてそれが、コロナ感染のあときれいさっぱりなくなっていたのです。不思議ですよね。ところが急に喘息です。わけがわかんねえ。
それもホンマもんの喘息で、夜中に目が覚めると息が苦しいのです。息をしようと思って息をしないと呼吸できなくなりそうな... おまけに、ベッドで横になるとさらに息が苦しくなり、仕方ないので八月はずっとソファで上半身を起こし気味にして就寝しました。飛行機の中で寝るときみたいな。
運悪く、それが巷のカレンダーで夏休みの真っ只中。過去十五年間で二回しか会ったことのない(それも病気ではなく健康診断のため)ホームドクターに助けを乞おうと思ってヘルスケアセンターに電話すると、「あなたのホームドクターは十一月末まで空きがありません」
いやいや、それでどうやって病人の役に立つんかいな?
あるお宅の綺麗なお庭
Pic by ME
前回のブログを更新した直後くらいに、仕方なく娘にそのことを話してみました。実は娘は医者なのです。「そうそう、今はお医者さん不足だから。電話して看護師の人に状況を話すと、看護師さんが診断が必要そうな人から予約入れてくれるから」
どうやら、最近はそういうシステムらしいのです。知らなかったし、それならそうとウェッブのサイトにもちゃんと書いておけよ、と言いたい!
自分の健康状態を、電話でアイスランド語で説明するのはハードルが高いのですが、その頃には「もしかしたら致命的な病気では...」という病人特有の幻影がちらつき始めていたので、それでも昼前に電話しました。
看護師さんのおばさんと、10分ほど話しをすると「じゃあ、今日の午後一時にヘルスケアセンターに行ってちょうだい。少し待つことになるかもしれないけど、あなたの番を用意しておくから」いきなりスムーズに話しが進むな。
というわけで、アイスランドへ来て初めて「病気のために」ヘルスケアセンターに足を踏み入れました。「待つかも」と言われていたので、長期戦の構えでいたのですが、受付後わずか10分で若い女性の看護師さんに迎え入れられました。
「英語?アイスランド語?」と聞かれたので「アイスランド語」それで血液を指先からちょこっと取ったり、血中酸素の濃度を測ったりおよそ10分。途中何回か英語で話しかけ始めて「あはは、御免なさい。今日は朝から英語ばかりだったので」それだけ外国人が多いということですな。
大好きデイジー
Pic by ME
そこで一旦放免され、また待合室に。するとまた7〜8分という常識的な間合いで専門医の方に招かれました。ホームドクターではありません。「ちょっと血中酸素の濃度が低いから、もう一度測ろう」と再び指先をパッチンされ測定。
さっき、看護師さんのところでやった時には93とかだったのです。ワタシ、どのくらいの数値なら良いのか知らなかったので気にもしなかったのですが、帰宅してからネットで調べてみると、96くらいあるのが普通で、93はちょっと「ヤバいよ、ヤバいよ」に踏み込んでいたようなのです。
で、再測定すると96ありましたので、ドクターも納得。私はその時点では93の意味を知らなかったので、それだけのこと。
そこで聴診器とかで診察を受けてから、薬を処方してもらいました。抗生物質を三日分と、苦しいときの呼吸式の薬。「明日か明後日、レントゲンを別の場所へ行ってもらって撮ってください」
了解。その足で薬局へ向かい、処方してもらった薬をゲット。翌々日にレントゲンの撮影。これも待ち時間ほぼゼロで終了。どうも、はじめの「ホームドクター、十一月まで埋まってます」に比べて、信じられないようなスムーズさ。一体どちらが医療の実態を正直に伝えるものなのか...?
抗生物質が効いてくれて、夜中に呼吸困難で目が覚めるようことは無くなりました。それでも喘息そのものはまだ残っていて、煩わしい限りです。いまだにソファで眠っています。モルダーか?(昭和...じゃないX- ファイルは平成ギャグです(^-^; )
で、八月はずっとこんな感じ。大事をとってせっかく軌道に乗っていた筋トレもお休み。もう一ヶ月も経ってしまいました。そろそろリハビリから再開したいものです。
実は八月後半は、仕事上でもかなりの予定が入っていて、それらを「ゴホゴホ」と咳をしながらこなすのは結構難儀でした。それこれで、ブログにまで手が回らなかったのです。
これはなんという?時々見るけど名前を知らない花
Pic by Me
でも、八月中にもいろいろなことがここでは起きていました。良いことも悪いことも。それらの中のいくつかはちゃんとブログに書きたいですね。
良いことというのは、国民教会が新しいビショップ(監督)を迎えたことです。前任のアグネスさんに続いて、また女性牧師。このことは回を改めてまた書きます。
悪いことは、これは本当に悲しいことですが、未成年の若者による未成年の女性の殺害事件です。なくなった女性はわずか17歳。この事件だけではなく、最近、若者がナイフなどの刃物で傷害事件を起こすことが顕著に増加してきているのです。
これも、アイスランドの実態ですから、機会を見てご紹介したいですね。楽しい話題ではありませんが。
もうひとつ、悪いこととして挙げなくてはならないのは、氷河ツアーでの事故です。観光客のアメリカ人夫妻が崩れた氷の下敷きとなり、ご主人は死亡。身重の奥さんは重症と報じられました。
事故後、「夏に氷河は危険なことは皆知っているはずだ」という批判が観光ビジネス界に対して投げかけられました。当然です。業界からの返答はしどろもどろで、このことも書いた方がいいかなあ。
もし、アイスランドへ観光にいらっしゃる方がありましたら、十分に気をつけてください。とんでもない危険なところへ連れて行かれるかもしれませんから。決して百パーでツアーを信用されませんよう。これもアイスランドです。
まあ、99パーセントの業者の方はきちんとしているのでしょうが、たとえ一二件でも「安全より儲け」が露呈してしまうと、信頼というものは総崩れになります。厳しいようですが、それ故に安全コードを維持監督するのは業界全体の責任のはずですから。
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
気がつけば秋。「September そしてあなたは September 秋に変わぁった... 」昭和です。本当に気がつくと、前回の更新からまるまる一ヶ月が経ってしまっていました。
清涼感アップ用 ーだけではない氷河の洞窟ピック
Myndin er eftir Davide_cantelli@unsplash_com
私の怠惰のなせるわざですが、八月はちょっと特別で、ワタシにとっては八月は無かった気がしています。私は基本的に健康な人間で、二十年以上も熱を出して寝込んだ、というようなことは皆無でした。
二年前の八月にコロナに感染して、以来多少身体の中の免疫システムとが変わってしまったのかもしれません。今年は五月の前半に、流感なのかなんなのか調子が悪い時期が長く続きました。
そして、今度は七月の終わりからなんと喘息が発症してしまったのです。気管支はそれほど強くないタチなので、以前より年に何回か咳をしやすくなる時期はありました。
そしてそれが、コロナ感染のあときれいさっぱりなくなっていたのです。不思議ですよね。ところが急に喘息です。わけがわかんねえ。
それもホンマもんの喘息で、夜中に目が覚めると息が苦しいのです。息をしようと思って息をしないと呼吸できなくなりそうな... おまけに、ベッドで横になるとさらに息が苦しくなり、仕方ないので八月はずっとソファで上半身を起こし気味にして就寝しました。飛行機の中で寝るときみたいな。
運悪く、それが巷のカレンダーで夏休みの真っ只中。過去十五年間で二回しか会ったことのない(それも病気ではなく健康診断のため)ホームドクターに助けを乞おうと思ってヘルスケアセンターに電話すると、「あなたのホームドクターは十一月末まで空きがありません」
いやいや、それでどうやって病人の役に立つんかいな?
あるお宅の綺麗なお庭
Pic by ME
前回のブログを更新した直後くらいに、仕方なく娘にそのことを話してみました。実は娘は医者なのです。「そうそう、今はお医者さん不足だから。電話して看護師の人に状況を話すと、看護師さんが診断が必要そうな人から予約入れてくれるから」
どうやら、最近はそういうシステムらしいのです。知らなかったし、それならそうとウェッブのサイトにもちゃんと書いておけよ、と言いたい!
自分の健康状態を、電話でアイスランド語で説明するのはハードルが高いのですが、その頃には「もしかしたら致命的な病気では...」という病人特有の幻影がちらつき始めていたので、それでも昼前に電話しました。
看護師さんのおばさんと、10分ほど話しをすると「じゃあ、今日の午後一時にヘルスケアセンターに行ってちょうだい。少し待つことになるかもしれないけど、あなたの番を用意しておくから」いきなりスムーズに話しが進むな。
というわけで、アイスランドへ来て初めて「病気のために」ヘルスケアセンターに足を踏み入れました。「待つかも」と言われていたので、長期戦の構えでいたのですが、受付後わずか10分で若い女性の看護師さんに迎え入れられました。
「英語?アイスランド語?」と聞かれたので「アイスランド語」それで血液を指先からちょこっと取ったり、血中酸素の濃度を測ったりおよそ10分。途中何回か英語で話しかけ始めて「あはは、御免なさい。今日は朝から英語ばかりだったので」それだけ外国人が多いということですな。
大好きデイジー
Pic by ME
そこで一旦放免され、また待合室に。するとまた7〜8分という常識的な間合いで専門医の方に招かれました。ホームドクターではありません。「ちょっと血中酸素の濃度が低いから、もう一度測ろう」と再び指先をパッチンされ測定。
さっき、看護師さんのところでやった時には93とかだったのです。ワタシ、どのくらいの数値なら良いのか知らなかったので気にもしなかったのですが、帰宅してからネットで調べてみると、96くらいあるのが普通で、93はちょっと「ヤバいよ、ヤバいよ」に踏み込んでいたようなのです。
で、再測定すると96ありましたので、ドクターも納得。私はその時点では93の意味を知らなかったので、それだけのこと。
そこで聴診器とかで診察を受けてから、薬を処方してもらいました。抗生物質を三日分と、苦しいときの呼吸式の薬。「明日か明後日、レントゲンを別の場所へ行ってもらって撮ってください」
了解。その足で薬局へ向かい、処方してもらった薬をゲット。翌々日にレントゲンの撮影。これも待ち時間ほぼゼロで終了。どうも、はじめの「ホームドクター、十一月まで埋まってます」に比べて、信じられないようなスムーズさ。一体どちらが医療の実態を正直に伝えるものなのか...?
抗生物質が効いてくれて、夜中に呼吸困難で目が覚めるようことは無くなりました。それでも喘息そのものはまだ残っていて、煩わしい限りです。いまだにソファで眠っています。モルダーか?(昭和...じゃないX- ファイルは平成ギャグです(^-^; )
で、八月はずっとこんな感じ。大事をとってせっかく軌道に乗っていた筋トレもお休み。もう一ヶ月も経ってしまいました。そろそろリハビリから再開したいものです。
実は八月後半は、仕事上でもかなりの予定が入っていて、それらを「ゴホゴホ」と咳をしながらこなすのは結構難儀でした。それこれで、ブログにまで手が回らなかったのです。
これはなんという?時々見るけど名前を知らない花
Pic by Me
でも、八月中にもいろいろなことがここでは起きていました。良いことも悪いことも。それらの中のいくつかはちゃんとブログに書きたいですね。
良いことというのは、国民教会が新しいビショップ(監督)を迎えたことです。前任のアグネスさんに続いて、また女性牧師。このことは回を改めてまた書きます。
悪いことは、これは本当に悲しいことですが、未成年の若者による未成年の女性の殺害事件です。なくなった女性はわずか17歳。この事件だけではなく、最近、若者がナイフなどの刃物で傷害事件を起こすことが顕著に増加してきているのです。
これも、アイスランドの実態ですから、機会を見てご紹介したいですね。楽しい話題ではありませんが。
もうひとつ、悪いこととして挙げなくてはならないのは、氷河ツアーでの事故です。観光客のアメリカ人夫妻が崩れた氷の下敷きとなり、ご主人は死亡。身重の奥さんは重症と報じられました。
事故後、「夏に氷河は危険なことは皆知っているはずだ」という批判が観光ビジネス界に対して投げかけられました。当然です。業界からの返答はしどろもどろで、このことも書いた方がいいかなあ。
もし、アイスランドへ観光にいらっしゃる方がありましたら、十分に気をつけてください。とんでもない危険なところへ連れて行かれるかもしれませんから。決して百パーでツアーを信用されませんよう。これもアイスランドです。
まあ、99パーセントの業者の方はきちんとしているのでしょうが、たとえ一二件でも「安全より儲け」が露呈してしまうと、信頼というものは総崩れになります。厳しいようですが、それ故に安全コードを維持監督するのは業界全体の責任のはずですから。
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
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