Gledilegt nytt ar! (グレーズィレフト・ニヒトゥ・アウル)
あらためまして、新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。m(_ _)m
今回が2020年の初の更新になります。前回「アケオメ」のご挨拶は、正確にはこちらの時間では昨年の最終回の更新でした。
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恒例の大晦日の花火 これはネットのMannlif.isからの転載フォト
さて、皆さんは良いお正月を過ごされたでしょうか?私自身はこの年末からお正月(というよりこちらではNew Year's eve & dayなのですが)は、かなり例年とは違った過ごし方をしました。
外国暮らしをされている邦人の方、特にご家庭をお持ちの方は多かれ少なかれ同じことをしているのではないか、と想像しますが、私もアイスランドへ移ってきてから、こちらでの家庭生活の中に、日本の文化伝統のようなものを織り込むべく尽力しました。
これは、実は結構奥の深い問題で、あまり自国文化に固執しすぎると新世界の文化に入っていけませんし、逆に全部日本から背負ってきたものを投げ出す、ということも実際にはできることではありません。
例えば食べ物など、どこかで絶対に譲れないラインというものがあるように思います。家庭があり、子供がいたりすると、自分だけの問題ではなく「子供にはミニマムでもいいから日本の文化を伝えたい」という思いも生まれてきます。
それで、それぞれのご家庭でそれなりの工夫やご苦労をされることになるのだと思います。私は三年ほど前までの二十年間、在住邦人の子供たちを対象とした「日本語教室」に参加していましたので、このトピックでの話し合いは何度もしたことがあります。
この国へ来て二十七年経ちまして、今年の四月で満二十八年になります。来た当初より結婚しており子供もありましたので、家庭の中での文化が、アイスランド的であり、かつ日本的でもあることは、日常生活の必須条項であったような気がします。
クリスマスやお正月(新年)ような、特別な「祭り」の時期に関して言いますと、「クリスマスは伝統的アイスランド流、大晦日やお正月は日本的にする」というのが我が家の「伝統」になりました。
「伝統」になるには多少年数を重ねる必要があります。実はもう離婚してから二十年以上経ちます。それでもクリスマスはEXと子供たちで夕食を取り、お正月には私のところで同じメンバーで日本的なご飯を食べることになっています。
クリスマス後、子供たちは私の西街の古アパートへ移ってきて、大晦日には夕食に年越しソバを食べ(ソバだけではないですが)、花火をし、アイスランド人ならみんなが見るテレビの年末の風刺ギャグ番組を見て、さらに真夜中の町ぐるみ花火を観賞する、といういのがパターンでした。毎年、繰り返して。だから伝統です。
元日の晩ご飯の準備は大晦日からしなくてはならなく、結構スケジュール的にも詰まっているのが、私のとこでの年末年始の伝統だったのです。
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これは西街の自宅からの花火画 不精して家から撮るとこんなもの (^-^;
「だったのです」と書きましたが、今回のお正月は変化の時期でした。
当たり前の話しですが、子供たちは成長します。いえ「当たり前」と言ったのは間違いですね。「嬉しいことに」子供たちは成長しました。長男は今はスウェーデンで勉強しており「今年はお金もないし、こちらで年を越すから」とのこと。
娘も働きに出ていますし、すでに彼氏さんと同居を始めています。というわけで、今年の大晦日からお正月にかけては、私はひとりでのんびりと過ごすことができたのです。
こちらからもたらした変化もありました。元日の我が家での夕食を、今年は外食に切り替えたのです、しかも元日ではなく、二日の夜。ただ「私持ち」であることはこれまでと同じ。
なぜそうなったか?というと、ちょっと冗談みたいなところがありのですが、現在Youtubeのビデオ作りを進めていることは、前に書いたことがあります。まだ、スタートしていないのですが、準備は進んではいます。
その過程で、照明器具やその他の撮影用の器具を購入したりしました。それらの器具は私の古アパートの、決して広くはない居間を占領し始め、デスクや椅子、ビデオカメラ用の三脚やその他の細々とした機材と共に、居間をスタジオ化しました。
その結果、今までのように四人五人が夕飯の卓を囲むスペースがなくなってしまったのです。(^-^; というわけで、今年は外食となりました。当然、食事の準備は不要。というわけで、私の年末年始ののんびり度はさらに増したのでした。
Youtubeプロジェクトの進捗状況については、また回をあらためて書いてみたいと思います。
夏の挑戦 Youtuber!?
三十万御礼とYoutuberへの路 の続き
年越しそばに何をトッピングしようか?と考えていた大晦日の夕方のことです。姪がひょっこりと立ち寄って、なんと自前の「鴨のステーキ・日本風味付け」を差し入れてくれました。
タラの舌 アイスランド的珍味?
ラッキー! ワタシはネギを買うのを忘れる、という致命的なミスを犯していたので、「鴨南蛮」とはなりませんでしたが(「南蛮」とはカモとネギの組み合わせ、もしくはネギのみの場合に言うのだそうです)、それでも一格上の年越しソバにグレードアップしました。
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年越しソバはワタシ的伝統のひとつ 姪の手作り鴨焼き付き
その際に今年は「ひとりで年越し」ということも話したのですが、姪は「えっ? ひ・と・り?」と、いかにも孤独な老人を哀れむような表情。「いやいや、大丈夫、孤独じゃないから」
これはホントのことで、こんなにリラックスした年末年始は、六年ほど前に札幌で越年した時以来ではないかと思います。
まあ、有り体に言うならば「子育てがひと段落した後のモラトリアム的自由」ということでしょう。生活環境は(仕事の環境も含めて)常に変化していますからね。「何事も『ずーっと同じ』はないよ」ということは座右の銘のようにしています。
今の「自由」もいつまで続くものかわかりませんからね。そうできるうちに、感謝し楽しんでおきたいと思います。
そんなことを考えながら始まった2020年です。新年の誓いは特に考えていませんでしたが「毎日を無駄にせずに、喜びを持って過ごす」ということでしょうか?あと、もうひとつ具体的なのは「Youtube、 launch!」です。(*^^*)
ともかく、2020年スタートしました。この年の一日一日が、皆さんにとって良い「一日」となりますことを年頭の願いとさせていただきます。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
あらためまして、新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。m(_ _)m
今回が2020年の初の更新になります。前回「アケオメ」のご挨拶は、正確にはこちらの時間では昨年の最終回の更新でした。
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恒例の大晦日の花火 これはネットのMannlif.isからの転載フォト
さて、皆さんは良いお正月を過ごされたでしょうか?私自身はこの年末からお正月(というよりこちらではNew Year's eve & dayなのですが)は、かなり例年とは違った過ごし方をしました。
外国暮らしをされている邦人の方、特にご家庭をお持ちの方は多かれ少なかれ同じことをしているのではないか、と想像しますが、私もアイスランドへ移ってきてから、こちらでの家庭生活の中に、日本の文化伝統のようなものを織り込むべく尽力しました。
これは、実は結構奥の深い問題で、あまり自国文化に固執しすぎると新世界の文化に入っていけませんし、逆に全部日本から背負ってきたものを投げ出す、ということも実際にはできることではありません。
例えば食べ物など、どこかで絶対に譲れないラインというものがあるように思います。家庭があり、子供がいたりすると、自分だけの問題ではなく「子供にはミニマムでもいいから日本の文化を伝えたい」という思いも生まれてきます。
それで、それぞれのご家庭でそれなりの工夫やご苦労をされることになるのだと思います。私は三年ほど前までの二十年間、在住邦人の子供たちを対象とした「日本語教室」に参加していましたので、このトピックでの話し合いは何度もしたことがあります。
この国へ来て二十七年経ちまして、今年の四月で満二十八年になります。来た当初より結婚しており子供もありましたので、家庭の中での文化が、アイスランド的であり、かつ日本的でもあることは、日常生活の必須条項であったような気がします。
クリスマスやお正月(新年)ような、特別な「祭り」の時期に関して言いますと、「クリスマスは伝統的アイスランド流、大晦日やお正月は日本的にする」というのが我が家の「伝統」になりました。
「伝統」になるには多少年数を重ねる必要があります。実はもう離婚してから二十年以上経ちます。それでもクリスマスはEXと子供たちで夕食を取り、お正月には私のところで同じメンバーで日本的なご飯を食べることになっています。
クリスマス後、子供たちは私の西街の古アパートへ移ってきて、大晦日には夕食に年越しソバを食べ(ソバだけではないですが)、花火をし、アイスランド人ならみんなが見るテレビの年末の風刺ギャグ番組を見て、さらに真夜中の町ぐるみ花火を観賞する、といういのがパターンでした。毎年、繰り返して。だから伝統です。
元日の晩ご飯の準備は大晦日からしなくてはならなく、結構スケジュール的にも詰まっているのが、私のとこでの年末年始の伝統だったのです。
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これは西街の自宅からの花火画 不精して家から撮るとこんなもの (^-^;
「だったのです」と書きましたが、今回のお正月は変化の時期でした。
当たり前の話しですが、子供たちは成長します。いえ「当たり前」と言ったのは間違いですね。「嬉しいことに」子供たちは成長しました。長男は今はスウェーデンで勉強しており「今年はお金もないし、こちらで年を越すから」とのこと。
娘も働きに出ていますし、すでに彼氏さんと同居を始めています。というわけで、今年の大晦日からお正月にかけては、私はひとりでのんびりと過ごすことができたのです。
こちらからもたらした変化もありました。元日の我が家での夕食を、今年は外食に切り替えたのです、しかも元日ではなく、二日の夜。ただ「私持ち」であることはこれまでと同じ。
なぜそうなったか?というと、ちょっと冗談みたいなところがありのですが、現在Youtubeのビデオ作りを進めていることは、前に書いたことがあります。まだ、スタートしていないのですが、準備は進んではいます。
その過程で、照明器具やその他の撮影用の器具を購入したりしました。それらの器具は私の古アパートの、決して広くはない居間を占領し始め、デスクや椅子、ビデオカメラ用の三脚やその他の細々とした機材と共に、居間をスタジオ化しました。
その結果、今までのように四人五人が夕飯の卓を囲むスペースがなくなってしまったのです。(^-^; というわけで、今年は外食となりました。当然、食事の準備は不要。というわけで、私の年末年始ののんびり度はさらに増したのでした。
Youtubeプロジェクトの進捗状況については、また回をあらためて書いてみたいと思います。
夏の挑戦 Youtuber!?
三十万御礼とYoutuberへの路 の続き
年越しそばに何をトッピングしようか?と考えていた大晦日の夕方のことです。姪がひょっこりと立ち寄って、なんと自前の「鴨のステーキ・日本風味付け」を差し入れてくれました。
タラの舌 アイスランド的珍味?
ラッキー! ワタシはネギを買うのを忘れる、という致命的なミスを犯していたので、「鴨南蛮」とはなりませんでしたが(「南蛮」とはカモとネギの組み合わせ、もしくはネギのみの場合に言うのだそうです)、それでも一格上の年越しソバにグレードアップしました。
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年越しソバはワタシ的伝統のひとつ 姪の手作り鴨焼き付き
その際に今年は「ひとりで年越し」ということも話したのですが、姪は「えっ? ひ・と・り?」と、いかにも孤独な老人を哀れむような表情。「いやいや、大丈夫、孤独じゃないから」
これはホントのことで、こんなにリラックスした年末年始は、六年ほど前に札幌で越年した時以来ではないかと思います。
まあ、有り体に言うならば「子育てがひと段落した後のモラトリアム的自由」ということでしょう。生活環境は(仕事の環境も含めて)常に変化していますからね。「何事も『ずーっと同じ』はないよ」ということは座右の銘のようにしています。
今の「自由」もいつまで続くものかわかりませんからね。そうできるうちに、感謝し楽しんでおきたいと思います。
そんなことを考えながら始まった2020年です。新年の誓いは特に考えていませんでしたが「毎日を無駄にせずに、喜びを持って過ごす」ということでしょうか?あと、もうひとつ具体的なのは「Youtube、 launch!」です。(*^^*)
ともかく、2020年スタートしました。この年の一日一日が、皆さんにとって良い「一日」となりますことを年頭の願いとさせていただきます。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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