前回のブログで「アイスランドの中のリトルジャパンに住むのは嫌だ。だから日本のテレビもご法度にして二年近くになる」というようなことを言いました。
それは事実で、2015年の正月からはきっぱりと日本のテレビは締め出しました。一時帰国した際の二週間はもちろん例外でしたが。お笑い、バラエティを中心とした日本のテレビ番組にドッポリ浸かっていた2014年末までの数年間からは、信じられないような立ち直りでした。
ところがです。前回言ったことの「舌の根も乾かぬうちにー」という先週、ついにまた見始めてしまいました。そしてすでに「ハマった」に近い感じに戻ってしまっているようです。
いやあ、恐ろしいですね。麻薬とかやってた人が、再び少しでも摂取すると瞬時に元へ戻ってしまう、とかいうのは話しにはよく聞きますが、それに近いものなのでしょうか?
きっかけはささいなことで(という表現もこういう事態の説明の常用語ですね)、読売のネット版で「テレビ東京の狩野アナがカーレーサーの男性と結婚」という見出しを見つけたことです。
狩野アナは、私を中毒にしてきたものの範疇に含まれる「モヤモヤさまーず」
のレギュラーでした。私は前任の大江麻里子アナの大ファンだったので、後を継いだ狩野アナにはあまり執着がなかったのですが、「ああ、じゃあ、もうモヤモヤには出ていないのかなあ?」と気になってしまったわけです。
それでさっそく八月二十八日に放映された「金沢」の回を覗いてみました。すると「今回が卒業前最後の旅になってしまいました」みたいなことが冒頭の言。「ああ、やっぱり」それ以上見るつもりはなかったのでした。
ところが、間の悪いことに、夏休み中に梓林太郎さんの「茶屋次郎シリーズ」 というミステリシリーズの最新刊(といっても一年前の発行ですが)を読んでいて、その舞台が金沢だったのです。という映像と活字の偶然のコラボのおかげで、「もう少し見てみたいな」という気になってしまったのです。
で、見てしまったらもうダメですよ。もともと大好きな番組だし、金沢が終われば次は、というノリになってしまいました。さらに「ついでに『正直さんぽ』も。まだやってんのかな?」という感じで有吉クンの方にも目がいってしまったわけです。
私はこの「散歩系」の紀行番組が結構好きで、それもまじめにレポートするよりは「モヤモヤ」や「正直さんぽ」のような笑えるものの方がお気に入りです。
気がついてみれば、別になんという内容もない番組で結構大笑いをし、ほどよく酔っぱらって、午前二時でした。「今日だけだな。明日は繰り返さない」と思ったのですが、翌日なんとなく考えていました。
実は八月の始めの頃から仕事の方面で相当ヘビーなプレッシャーがありました。まだあります。私自身のことではなく、日頃から接触している難民の人たちのことです。「申請拒否」を言い渡され「国外強制退去」がタイムテーブルに乗ってしまった人がゾロゾロ出てきてしまったのです。
私は牧師ですので、彼らを「クライアント」としては見ません。皆がそうだ、と言ったら言い過ぎですが、何人かは実際に家族のようなものになっていますし、そこまで近くはなくても「他人事ではない」と感じる十分な人が多くいます。
大抵の場合は、それでもなんとか、かいくぐっていけるのですが、今回は相当しんどく感じていました。
もちろん仕事上のストレスは誰にでもあることですし、それぞれストレスを溜めずに発散させる術(すべ)を身につけているべきです。なんでも話せる友だち、とかが有効なようですが、ワタシのように「趣味なし」「社交性ないし」「金なし」のおっさんには、そういう奇特なお友だちもありません。
そういうことを考えると、何も考えずにすんで、大笑いして、美味しいものを(目で)楽しめる「モヤモヤ」や「正直さんぽ」は、むしろ日常生活の貴重な一部であるべきなのではないかと思い当たったのです。
もちろん信仰とか大義とか、深いところで生活を支えてくれるものはありますが、なんというかもう少しお手軽に?きばることなく楽しめるリフレッシュメントみたいな。
いや、さまーずや有吉さんの番組に内容がない、ということではありませんよ。あの人たちはそれが仕事で笑わせたり、気を紛らわせたりさせてくれているのですから。ありがたいことです。
笑える、というのはそれだけで癒し効果があって、気持ちを浮かべてくれますし、大切なことです。そういう浮き輪のようなものがなかったら、本当に沈没してしまいそうです。
というわけで、日本のテレビ、しばらく解禁にします。ただ、それでも問題があります。どこまで輪を広げていいものか?このあとすぐに思いつくのは「怒り新党」「ホンマでっか」
さらに「しゃべくり007」「アメトーク」...と限りないですからね。あ、「坂上忍、家を買う」はさすがに終わったのでしょうか?あのコーナーがある番組はなんでしたっけね?多少はリハビリが必要かな?(^-^;
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
それは事実で、2015年の正月からはきっぱりと日本のテレビは締め出しました。一時帰国した際の二週間はもちろん例外でしたが。お笑い、バラエティを中心とした日本のテレビ番組にドッポリ浸かっていた2014年末までの数年間からは、信じられないような立ち直りでした。
ところがです。前回言ったことの「舌の根も乾かぬうちにー」という先週、ついにまた見始めてしまいました。そしてすでに「ハマった」に近い感じに戻ってしまっているようです。
いやあ、恐ろしいですね。麻薬とかやってた人が、再び少しでも摂取すると瞬時に元へ戻ってしまう、とかいうのは話しにはよく聞きますが、それに近いものなのでしょうか?
きっかけはささいなことで(という表現もこういう事態の説明の常用語ですね)、読売のネット版で「テレビ東京の狩野アナがカーレーサーの男性と結婚」という見出しを見つけたことです。
狩野アナは、私を中毒にしてきたものの範疇に含まれる「モヤモヤさまーず」
のレギュラーでした。私は前任の大江麻里子アナの大ファンだったので、後を継いだ狩野アナにはあまり執着がなかったのですが、「ああ、じゃあ、もうモヤモヤには出ていないのかなあ?」と気になってしまったわけです。
それでさっそく八月二十八日に放映された「金沢」の回を覗いてみました。すると「今回が卒業前最後の旅になってしまいました」みたいなことが冒頭の言。「ああ、やっぱり」それ以上見るつもりはなかったのでした。
ところが、間の悪いことに、夏休み中に梓林太郎さんの「茶屋次郎シリーズ」 というミステリシリーズの最新刊(といっても一年前の発行ですが)を読んでいて、その舞台が金沢だったのです。という映像と活字の偶然のコラボのおかげで、「もう少し見てみたいな」という気になってしまったのです。
で、見てしまったらもうダメですよ。もともと大好きな番組だし、金沢が終われば次は、というノリになってしまいました。さらに「ついでに『正直さんぽ』も。まだやってんのかな?」という感じで有吉クンの方にも目がいってしまったわけです。
私はこの「散歩系」の紀行番組が結構好きで、それもまじめにレポートするよりは「モヤモヤ」や「正直さんぽ」のような笑えるものの方がお気に入りです。
気がついてみれば、別になんという内容もない番組で結構大笑いをし、ほどよく酔っぱらって、午前二時でした。「今日だけだな。明日は繰り返さない」と思ったのですが、翌日なんとなく考えていました。
実は八月の始めの頃から仕事の方面で相当ヘビーなプレッシャーがありました。まだあります。私自身のことではなく、日頃から接触している難民の人たちのことです。「申請拒否」を言い渡され「国外強制退去」がタイムテーブルに乗ってしまった人がゾロゾロ出てきてしまったのです。
私は牧師ですので、彼らを「クライアント」としては見ません。皆がそうだ、と言ったら言い過ぎですが、何人かは実際に家族のようなものになっていますし、そこまで近くはなくても「他人事ではない」と感じる十分な人が多くいます。
大抵の場合は、それでもなんとか、かいくぐっていけるのですが、今回は相当しんどく感じていました。
もちろん仕事上のストレスは誰にでもあることですし、それぞれストレスを溜めずに発散させる術(すべ)を身につけているべきです。なんでも話せる友だち、とかが有効なようですが、ワタシのように「趣味なし」「社交性ないし」「金なし」のおっさんには、そういう奇特なお友だちもありません。
そういうことを考えると、何も考えずにすんで、大笑いして、美味しいものを(目で)楽しめる「モヤモヤ」や「正直さんぽ」は、むしろ日常生活の貴重な一部であるべきなのではないかと思い当たったのです。
もちろん信仰とか大義とか、深いところで生活を支えてくれるものはありますが、なんというかもう少しお手軽に?きばることなく楽しめるリフレッシュメントみたいな。
いや、さまーずや有吉さんの番組に内容がない、ということではありませんよ。あの人たちはそれが仕事で笑わせたり、気を紛らわせたりさせてくれているのですから。ありがたいことです。
笑える、というのはそれだけで癒し効果があって、気持ちを浮かべてくれますし、大切なことです。そういう浮き輪のようなものがなかったら、本当に沈没してしまいそうです。
というわけで、日本のテレビ、しばらく解禁にします。ただ、それでも問題があります。どこまで輪を広げていいものか?このあとすぐに思いつくのは「怒り新党」「ホンマでっか」
さらに「しゃべくり007」「アメトーク」...と限りないですからね。あ、「坂上忍、家を買う」はさすがに終わったのでしょうか?あのコーナーがある番組はなんでしたっけね?多少はリハビリが必要かな?(^-^;
応援します、若い力。Meet Iceland
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