レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

ザ ロードレイジ

2017-10-22 05:00:00 | 日記
昨日の木曜日、東京では最低気温が9,9度だったかで、十月としては三十一年ぶりに最低気温を更新した、とニュースで見ました。バイキングの最後に安藤さんがちょこっと出てきてニュースを伝えるあの時間です。(普通に働いている人は、まあ見ない部分でしょうね。(^-^; )

あー、9,9度でもそんなに寒い気分なんだ、と久しぶりにレイキャビクは北の街だと感じ入りました。「今年もそんなには寒くない十月」とか前回書いたばかりですが、それでも夜半の最適気温は3度4度となる日もありますので、一回りこちらの方が寒いですね。

さて、その木曜日のバイキングを見ていて、昨今の日本の交通問題の一つに「ロードレイジ」というものがあるのを知りました。

その前に、私がバイキングを見るのは、普通夕方6時台で夕食を作る最中なのですが、キッチンに小さいマックが置いてあるので、それで見ます。日本時間では午前3時台ですから、15時間遅れ、ということになりますかね。本人はそのまんまの気分で「正午の番組を夕方見てる」くらいの気分ですが。

「ロードレイジ」ですが、毎日のように起こっているのですか?Road Rage、運転中に「切れて」他の車の運転手等と問題を起こす、アレのことです。バイキングでは最近の例として、 ふたつの事件を挙げていました。

一つは、運転手二人が運転中のトラブルで、車を降りて道路上で取っ組み合いの喧嘩になり、後続の車にぶつけられて重軽傷を負った事件。

もう一つは、前を行く男女の二台のバイクが遅いのに腹を立てた乗用車が、煽り運転の末危険な追い越しをかけて、バイクを転倒させ運転手の男女に怪我を負わせた、というものでした。

そしてさらに、首都高速上で後続車にクラクションを鳴らされたことに腹を立てたタクシー運転手が、高速の車道に「車を止め」降りてきて、後続車の運転手に凄んで唾を吐きかける場面が、後続車のドライブコーダーによって記録された音声付き映像とともに紹介されました。

この事例では、後続の車の運転手だった人も登場し、インタビューに答えています。「映像もあるし、どこの会社のどの車かも写っているので、警察にも行ったのですが、『事件になっていない』ということで取り上げてもらえませんでした」とのこと。

それでもタクシー会社からはきちんと謝罪を受けたとのことです。「事件になる前に、事故になる前に『その芽を摘み取る』ことができるようにしないと困るんじゃないー?」という坂上忍さんの意見でしたが、確かにそうですね。

で、こういう事件というか事象がバラエティで扱われる時の常で、スタジオの人たちは「何でそういうことをするかねー?」という空気でのやりとりが続いたわけです。




我が愛車 マツダCX3 「イチロー」


レギュラーの薬丸くんが「ドライブレコーダーは、標準装備で始めからついていた方がいいんじゃない?」と意見して賛成を勝ち取っていましたが、
見ていた私は「ヤベェー!!...」と思ってしまうのでした。だってドライブレコーダーを付けたら、自分の運転ぶりがすべて明らかになってしまう...

そうなんです。ワタシ「ロードレイジに近いか遠いか」と訊かれたならば、「相当近い」人なんです。では、「告白」しましょう。まあ、多少大げさに言いますが。

短い時間ではあっても車は毎日運転します。それで急いでいるわけでは全然ないのに、なぜか先を急いでしまうのです。「前との車の距離が空いている」ならば、それは詰めるもの。「前を行く車がノロノロしているならば」それは追い越すもの、なのです。

いやあ、本当はもう少しひどいか...? こちらにもご高齢のドライバーの方が大勢いらっしゃいます。総じてゆっくりと、運転をされます。そういう方の後についてしまいますと、ついつい「おマエ〜、そろそろ免許返還時期だろ〜」などと口走ってしまうのでした。レ、レ、罪深いことです...

やたらに後ろに近寄って来る車(「煽り」ではないとしても、車間を開けないで詰めて来る奴)などに出くわしたときなども、「降りてったろか?」と思ったことは二度三度ではありませぬ。

私の愛車はチョー格好良いマツダの紺のCX3(もちろんAWD)なのですが、CX3はエンジンこそ大きくはないし、馬力もそんなにないのですが、車重量が軽いこともあり出足はすこぶる快調です。

しかも、マツダ伝統のハンドルのキレを受け継いでいるし、かつ小さい車ですので、ゴタゴタした状況でもかなりスイスイと切り抜けられる質なのです。

他に目を転じても、こちらの道路上で「ムカつく」運転をする率が高い車種というものがありまして、個人的な意見ですが、トヨタのヤリス(Witz)、それにフォルクスヴァーゲンのポロが代表格です。どちらも小型車。

ついでにムカつく連中をあげておきますと、たまに走っているバイクと、最近幅を利かせてきた(つもりになっている)バイシクル連中ですね。バイシクルは特にいけない。歩行者なのか、車なのか、自分の正体をその時々の時自分の都合で変える根性の無さは言うに及ばず、「私はエコよ」的な風体はそれ自体が害悪だ、と私は言いたい。

トヨタのクルーザーやBMVのでかいSUV等も、かなりイラつかせてくれる存在ですが、彼らはとにかくでかいので手向かっても無駄。基本の財力で負けているので、好きなようにさせておいた方が特です。いずれ天罰はお前らのところへ巡ってくるわい。




前後の日の丸は野球の日本代表にあやかってのもの


バイキングでは、「なぜロードレイジが起こるか?」について、専門家等の意見として「車はコンピューターと同じで、自分が一城の主人になる」「車の中は鎧の中のような安全感を与える」「匿名性が保たれている」等の心理的要因を挙げていました。

「自分が一城の主人になる」から、すべてを自分の思い通りにできると錯覚する、のだそうです。これはわかりますね。ネットで、非人間的なコメントなどが飛び交うのも同じ理由でしょう。コンピューターも言いなりになりますから。

車の「匿名性」は私の場合、そんなにないなあ。日の丸のステッカーが前後に貼ってありますから。右翼ではないですよ。野球の日本代表にあやかって、です。紺に日の丸は映えるのです。ちなみにマイカーの名前は「イチロー」。

バイキングでは、さらに、ロードレイジに陥りやすい人のタイプとして、「ストレスが溜まる環境にいる人」とも解説していました。

そうですねえ、これは私には当たっていますね。ストレスはやはり溜まります。仕事の性格からして「お前、ダメな奴だなー」と言いたい時でもそうは言えないばかりか、「まあまあ、大丈夫だから頑張って」などとカバーしないといけないですからね。

でも、ストレスがない仕事なんてないでしょうし、そういう点は皆同じはず。違いがあるとしたら、「ストレスを発散させる術を心得ている」かどうかではないでしょうか?

そういう術を心得ていない連中が「ロードレイジ」で憂さを晴らす羽目になるのでは...?? 自分を省みると「確かにー」の感があります。

あー、今回はバイキングを通して、期せずして自分のおそろし〜現実を突きつけられてしまった感があります。これは何を隠そう、神様の「転ばぬ先の杖」的な思し召しということでしょう。ロードレイジ、戒めなくては。

皆様におかれましても、運転はくれぐれも平和で穏やかな気持ちでなされますよう。って、今更言える立場ではありませんが。


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Home Page: www.toma.is


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