外国暮らしでいると様々な言葉の問題に日常的に遭遇します。アイスランドへやってくる移住者の多くは、特に最初の年々にはアイスランド語を日常語にしようと意欲を燃やします。
拙い言葉を他者に対して使ってみる、というのは大概の場合勇気を必要としますね。外国人が頑張って「ゴーザン・ダイイン(こんにちは)」アイスランド人が「Hi, How are you?」何で英語が返って来るの???
この現象は新聞や移民関連の会合等でもかなり何度も取り上げられ、そういう態度だから移民がアイスランド語を学ぶのが遅くなるのだ、というアイスランドでは珍しい自己批判まで聞かれます。
もっともこの自己批判の裏には自らの体験のエンド-スメントがあるようで、多くのアイスランド人が「デンマークでデンマーク語で話し始めたら、みんな英語に切り替えて来る。バカにして、もう!!」と不平を口にします。デンマーク人の母国語に関する非寛容もよく批判されるところです(それにしてもデンマーク人とオランダ人は本当になまりのないきれいな英語を話しますね)。
私もこのアイスランド語で話しかけているのに、英語で返されるということはよく経験します。何年か前、ダウンタウンのカフェに行った時、若いウェイターが英語で注文を聞いて来たのでアイスランドで答えました。飲み物を持って来た時も英語で話しかけてきたので、頑固な奴だな、と思いました。
その後私の連れが来て、くだんのウェイター君を見てびっくり。知り合いなんだそうです。「あなたいつアイスランドへ来たの?」「一ヶ月前です」彼はアイスランド来たてのデンマーク人だったんです。彼が英語で話しかけて来たのは私の故ではなく、彼自身がアイスランド語が話せなかったからです。こりゃ私の早とちり。m(_ _)m
私の子供たちも同じような体験を日本でしますよ。この間娘と帰国した際、機内でのフライトアテンダントは日本人の方でした。「お飲物は何を召し上がりますか」と私に聞いた後で娘に「What would you like to drink?」
どうも日本人とはちょっと違って見えるようで。
スウェーデンは移民に関しては先進国です。最近はいろいろ否定的なニュースも伝わってきますが、進んでいる点もたくさんあります。ストックホルムとかではもはや誰がスウェーデン人かを見かけで判断することはできません。だから(私が旅行者として体験した範囲でですが)もちろん、第一声はスウェーデン語できます。で、えっ?という顔をするとすぐに英語でもう一度繰り返してくれます。調整済みのギアのような滑らかさ。
成田でも同じようですね。お土産屋さんで何か買うと、日本語で応対してくれつつも料金は必ず電卓を示しながら言ってくれます。もしかして日本人みたいな外国人、ということもあるからなのでしょう。
以前は私もアイスランド語で話しかけて、英語で返されるとムッとしたものですが、今はそう気になりません。大概の場合は旅行者と思われてる時ですから。実害がないし、こっちも楽なので英語で話しを続けてしまうこともあります。
言葉は人と人をつなぐ大切なもの。心がつながるような使い方をすべきであって、心をギスギスにする道具にはしたくないものです。
拙い言葉を他者に対して使ってみる、というのは大概の場合勇気を必要としますね。外国人が頑張って「ゴーザン・ダイイン(こんにちは)」アイスランド人が「Hi, How are you?」何で英語が返って来るの???
この現象は新聞や移民関連の会合等でもかなり何度も取り上げられ、そういう態度だから移民がアイスランド語を学ぶのが遅くなるのだ、というアイスランドでは珍しい自己批判まで聞かれます。
もっともこの自己批判の裏には自らの体験のエンド-スメントがあるようで、多くのアイスランド人が「デンマークでデンマーク語で話し始めたら、みんな英語に切り替えて来る。バカにして、もう!!」と不平を口にします。デンマーク人の母国語に関する非寛容もよく批判されるところです(それにしてもデンマーク人とオランダ人は本当になまりのないきれいな英語を話しますね)。
私もこのアイスランド語で話しかけているのに、英語で返されるということはよく経験します。何年か前、ダウンタウンのカフェに行った時、若いウェイターが英語で注文を聞いて来たのでアイスランドで答えました。飲み物を持って来た時も英語で話しかけてきたので、頑固な奴だな、と思いました。
その後私の連れが来て、くだんのウェイター君を見てびっくり。知り合いなんだそうです。「あなたいつアイスランドへ来たの?」「一ヶ月前です」彼はアイスランド来たてのデンマーク人だったんです。彼が英語で話しかけて来たのは私の故ではなく、彼自身がアイスランド語が話せなかったからです。こりゃ私の早とちり。m(_ _)m
私の子供たちも同じような体験を日本でしますよ。この間娘と帰国した際、機内でのフライトアテンダントは日本人の方でした。「お飲物は何を召し上がりますか」と私に聞いた後で娘に「What would you like to drink?」
どうも日本人とはちょっと違って見えるようで。
スウェーデンは移民に関しては先進国です。最近はいろいろ否定的なニュースも伝わってきますが、進んでいる点もたくさんあります。ストックホルムとかではもはや誰がスウェーデン人かを見かけで判断することはできません。だから(私が旅行者として体験した範囲でですが)もちろん、第一声はスウェーデン語できます。で、えっ?という顔をするとすぐに英語でもう一度繰り返してくれます。調整済みのギアのような滑らかさ。
成田でも同じようですね。お土産屋さんで何か買うと、日本語で応対してくれつつも料金は必ず電卓を示しながら言ってくれます。もしかして日本人みたいな外国人、ということもあるからなのでしょう。
以前は私もアイスランド語で話しかけて、英語で返されるとムッとしたものですが、今はそう気になりません。大概の場合は旅行者と思われてる時ですから。実害がないし、こっちも楽なので英語で話しを続けてしまうこともあります。
言葉は人と人をつなぐ大切なもの。心がつながるような使い方をすべきであって、心をギスギスにする道具にはしたくないものです。