☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

負の連鎖を断つにはどうしたら。。

2020-03-12 | 子育て
どんな虐待もあってはならないけれど、ネグレクトは、身体的虐待と違って、家に入ってしまえば世間には見えない、発見しづらいという厄介さを持っています。

でも確実に、赤ちゃんの、子供の、脳と心の成長と働き、認知、精神、社会性に影響が出ることもわかっている。避けるべき行為です。

食事を与えない、泣いても無視、問いかけても答えてもらえない。子供の気持ちや生活リズムよりも、親の都合と価値観優先。
この辺りは、わかりやすいネグレクトだと思いますが、私は、子供の成長に無関心な事、成長を素直に喜べない、促進できない、子供が持っている成長の可能性を 親の勘違いや身勝手な判断で阻止してしまう、子供が自分より成長していく事を恐れて成長の機会を奪ってしまう事も、ネグレクトに入るのでは無いかと思います。

しかも、子供は自分で自活して生きていくことができないし、知ってる世界も限られているから、自分が置かれている家庭環境を当たり前だと思って その中で日々過ごしていかなくてはならない。 おかしいな。。どうしてかな。。僕/私の事嫌いなのかな。。と感じても、他の家庭環境を知らないだろうし、自分から環境を変えることは難しい。まして、言語力が未発達な子達は、第三者へ気持ちや考えを伝える事も難しい。

そして、この問題を解決する事が難しいのが、親自身が毒親になっている事に気がつけない事。親自身にも抱えてきた問題が潜んでいる可能性があること(つまり、親自身も毒親からの被害者である可能性も高い)

親自身も幼少期に同じ様な経験があったり、愛された経験、褒められた経験、共感してもらえた経験の乏しさから、一番認めて欲しい人に認めてもらえない、自己肯定感が下がり、心を閉ざしてしまい、大人になっても周りの人達を信用できず、社会に対しても否定的な色眼鏡をかけてしまう。そして、そんな苦しい環境の中でも今までずっと頑張って生きてきたから、自分を保つために、自分自身を認めるために、変な所で勝ち負けにこだわったり、プライドが高くて周りの意見に冷静に耳を傾けられない。 子供にとっても今必要な事に向き合えない。自分の視野が狭くなっている事に気がつけない。他人は自分達の事などわかるわけがないと決めつけて心を閉ざしてしまう。

子供は日々成長する。そして、できる能力を備えているのに、一番のサポーターであり 共感して欲しい親が、子供の様子をきちんと把握できず、必要な事に目を向けられず、能力を信じられず、機会を阻止してしまう事で、我が子の成長のタイミングを逃してしまう。 子供にとっては気の毒な事。もったいないこと。

学校へ通う年齢に発達にサポートの必要性や遅れが見られれば、先生など専門性の高い方達から話があるかもしれないけれど、それに素直に耳を傾けられない。子供の成長を考えたら、一緒に向き合うことが近道なのに。他人を信用する事ができないから、意固地になり、自分が変わる機会も、子供が成長する機会も失ってしまう。子供の事を思うと、とても気の毒でどうにかしてあげたいけど、まずは親自身が自分の心の状態に気がつき、変わらなければ、状況は変わらず、やがてその子がそのまま大人になれば、次の世代に不の連鎖を起こしてしまう可能性も生み出してしまう。 

子供のサポートも必要だけど、根本を見直すなら、親の心のメンテナンスが必須。もしかしたら、親自身も苦しいのかもしれない。 子供の言動にどう共感していいのか、接していいのかわからないのかもしれない。本当はもっと楽に生きたいのかもしれない。でも、自分で頑張って生きてきたプライドが邪魔をして、他人の意見に耳を傾けられない、どうしていいのかわからない、そして自分も気がついたら毒親になってしまったのかもしれない。 本当に気の毒だと思う。 


親の精神ケア。。。どうしたらいいんだろう。。。。毒親だと気がつけない親に、貴方の言動は、子供の成長の邪魔をしていると気が付いてもらうには、どうしたらよいのか。。。本人が自覚し、変わろうと思えないことには、前にすすめない。他人に頼ることは、決して自分に負けることではない。

親がまず抱えてきたプライドを捨てる。自分に向き合う。。。それが簡単にできるなら、とっくにやってるのだろうけど。。

子供達が、心身健やかに育って欲しと願う。



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コメント
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