意外と矢継ぎ早のニュースである。
毎日に近い報道で嬉しい。すぐに消えそうな岐阜新聞サイトの記事なので、そのまま転載する。
『岐阜市湊町の鵜飼観覧船乗り場に期間限定で今月1日に開業した管理釣り場(釣り堀)から、放流したニジマスが長良川の本川に大量に流出した問題で、開設した長良川漁業協同組合は29日までに、今季の営業再開を断念する方針を固め、釣り場に残った魚の回収を始めた。
同漁協によると、事前放流と追加分を合わせて1900キロ分の養殖ニジマスを入れていたが、今月19日に増水で囲いが崩れたり仕切り網が壊れたりして、約3000匹が流出していた。
ニジマスは北米原産のサケ科の魚で、明治期に移入され、釣り堀などで産業利用されてきた一方で、魚食性が強く水域によっては他の在来種との交雑の懸念もあることから2015年、環境省と農林水産省は「産業管理外来種」に指定し、これ以上の分布を拡大しないよう逸出防止などの対策を求めていた。
ニジマスは今年1月から長良川漁協の漁業権魚種になり、長良川鵜飼の観覧船乗り場が特定釣り漁場に設定されていた。管理釣り場は3月末まで営業する予定だったが、増水や大量流出を受けて20日から休業していた。』
ということで、とりあえず悪評となる元凶を消し去る方向に出たわけだ。
でも問題は残ったまま。
はからずも放流してしまった約3000匹のニジマスは回収すべきもの。
放置する方針なら世界農業遺産の称号は返上すべきである。認定された環境を保持してこその遺産なのだから。
そういう意味で現状の富士山は世界遺産を返上すべきだ。
1万円くらいの入山料を取るとかダメージを与えないような入山制限をかけねばいけない。
岐阜県の白川郷もテーマパーク並みに入村料を取るなどして観光客が溢れないようにすべき。
また、ふだんの生活にも大変な影響が出ている京都市は観光施設の入場を予約制にするなど規制する方法はいくらでもあるだろう。
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