雨曇子日記

エイティライフの数々です

路線バスで鬼ごっこ

2021-01-22 22:16:23 | ローカル路線バス乗り継ぎの旅

 

テレ東1月20日の放送「路線バスで鬼ごっこ」は、鬼ごっこの形式で、群馬県、高崎市・前橋市・渋川市・吉岡町を路線バス&徒歩で10のチェックポイントをめぐり、そこでのミッションを果たすゲーム。

「大声で言うのは恥ずかしいタイトルですが・・・」と言いながらも、太川陽介さんが、楽しそうに元気いっぱい、チームのメンバーと旅のルールを紹介した。

太川陽介チーム・筧美和子・徳井健太

松本利夫チーム・宮澤佳江・スギちゃん

ジャンケンに勝った太川チームが第一のチェックポイント(高崎市関屋町中央公園)に向かった60分後(サイコロの60の目を出した)鬼の松本チームが追いかけ、ゲームが始まった。

視聴者が勝者を当てるおまけがついていて、3時間を超すこの番組を見続け、どちらかのチームに投票して抽選で商品をゲットできる。 

追っかけっこのルールはかなり複雑だが観ていると何となく分かる。(次のチェックポイントが示されるのは、一方のチームが目的地に着いた時点・ここは「陣取り合戦」と同じだが、多くの陣を取った方が勝ちというわけでもない。そこが「鬼ごっこ」たる所以)

2日間の追いかけっこの立ち寄りスポットは次のようだった。

1.高崎市問屋町中央公園(太川チームゲット・高崎市ご当地キャラクター「たか丸くん」のお出迎えでミッション”公園に隠された小だるま5個を探し出せ”を僅か3分でクリア。太川さんが遊んでいた子供に市役所のオジサンがどこに隠したかを聞き出し素早く4個を探し出したのだ。メンバーの筧美和子さんは、ベンチの上の1個を見つけ、徳井健太さんは何もできなかった)

2.高崎市箕郷町矢原宿カフェ(令和2年10月10日オープン、寄贈された大正10年築の養蚕農家の建物をリニューアルしたカフで、コーヒー200円、お茶100円、みたらし団子90円、しそ饅頭90円を提供している)ここに入ってメニューの品を全部食べることがミッションで、これは、松本チームがゲットした。

⁂箕郷町は平成18年(2006)高崎市に編入した由緒ある町で旧地名に「連雀」があった。(松本チームのメンバーがこのことを知っていれば、スギちゃんにつられて高崎駅近くのバス停「連雀町」で降りる失策は防げた)

3.渋川市八幡宮  太川チームゲット。

4.前橋市城東町 ラ・セーヌ・ドゥ・レーヴ(”夢の舞台”という、パン・サンドイッチなどのあるカフェで、ミッションは当店特製麦豚カレーパンを食べる事。外の衣がパリパリで最高だったそうだ。太川チームゲット。

5.群馬県吉岡町 「湯の道利休 吉岡店」松本利夫・スギちゃんの立派な肉体が湯船の湯を溢れさせ気持ちよさそうに入浴してミッション終了。

 

ここで第一日は終了。それぞれのチームがどこに宿をとったかはTVを見る限りでは分からなかった。

 

二日目のチェックポイント

6.高崎市 ゲームコルソ高崎店(ここも太川チームの勝利)

7.前橋市 るなぱあく(「日本一懐かしい遊園地」のキャッチコピーで知られる前橋市の公園。昭和29年開設。ここで500円分遊具に乗るのがミッションで、乗っても乗っても減らないので太川さんたちは焦っていた。太川さんは遊具の中にあっても地図とにらめっこで、寸暇を惜しみ進路を探っていた。12月19日(土)~コロナ禍で閉演中、とすると、前夜に写った月の形から推測するに、ロケは11月20日前後か?)

8.高崎市 シャンゴ関屋町本店(高崎にパスタを広めたと言われる草分け的なパスタ店、前橋・伊勢崎などに全8店舗を展開。太川チームはこの日朝から食べるばかりで食傷気味だったが、たっぷりソースのかかったロースカツのパスタを一人分100g以上あったと思われるが、完食した)

9.高崎市大類町 町のくまさん(洋菓子店でここのミッションは、ラーメンケーキを食べること)またしてもゲットしたのは太川チーム。一方の松本チームは、朝から食にありつけず、ことごとく先着され切歯扼腕の体。

10.前橋市古市町 カラオケパークサイド新前橋店(ここにも先着したのは太川チーム。個室に入ったところで松本チームにつかまり、立場が逆転。逃げ子の松本チームを追いかける立場に)

 

この辺りから、最後までどちらが目的地(高崎市役所展望ロビー)に早く到着するか、TV視聴者にハラハラさせ興味を引き付ける意図が見え見えになってくる。

ともかく、待ち構える高崎市長 富岡賢治氏とキャラクター「たか丸くん」のもとに最初に到着したのは太川チーム。しかし、ミッションの2メートルのだるま落としを成功させなければならない。何度も失敗している間に松本チームが到着し、だるま落としに成功すれば、立場は逆転する、と、ハラハラさせておいて、結局は太川陽介さん満面の笑顔で、めでたしめでたしと終わるのであった。

 

 


路線バス対鉄道対決旅 第7弾 御室仁和寺~姫路城

2021-01-04 16:43:33 | ローカル路線バス乗り継ぎの旅

昨年暮れ(12月30日)テレ東4時間強放送の対決旅を観た。

路線バスチームは、ルイルイ太川陽介&浅田舞・ちゅうえい。対する、鉄道チームは、鬼軍曹村井美樹&田村亮・渚。

リーダー以外のメンバーが毎回変わるのがこのシリーズの特徴。

見どころは、各チームのたどったルート&徒歩とタクシー(一万円)の使い方・チームワーク・チェックポイントでのミッションをどうクリア―するか・食事の内容・・・である。それらの要素が、勝敗にどうかかわっていくかが面白い。

 

                 第1日

路線バスチーム 09:07御室仁和寺~京都駅前~亀山駅南口11:13

ここで早くも勝負に出た太川チーム。タクシー5610円を使い、一気に園部駅西口に。

園部駅西口~福住~横山営業所 とバスを乗り継ぎ、ここから第一のチェックポイント永沢寺までの10㎞をタクシー3930円をはたいて、歩くことなく1時半ごろ到着。ミッションのそば打ちを厳しい師匠の下で体験し、一同おいしく会食。

17:13永沢寺のバス停を出発~乙原バレイ~三田駅~岡場駅~東有野台19:15

ここから第二チェックポイントである有馬温泉向陽閣までは2㎞の歩き。日は落ちて、暗く寒い道を歩き、到着は午後7時半を過ぎた。ミッションの金色の湯に入るには時間が過ぎていて明日に持ち越し。この旅館に泊まる。

 

鉄道チーム 御室仁和寺から1.3㎞歩いて花園駅に出る。9:32花園駅~京都駅~尼崎駅~篠山口駅13:40

ここから4.7㎞歩き、タクシーに乗って5.6㎞2090円分行って降り、更に2,2㎞歩く、という芸の細かいことをして、永沢寺に着きミッションをこなす。ここまで鬼軍曹の厳しい命令に不満そうな渚さんだったが、蕎麦打ち体験で器用なところを見せ、厳しい師匠に絶賛されて気をよくした。

蕎麦打ちのあとは、タクシー17,2㎞5770円で一気に三田駅に。三田駅~有馬駅口~有馬温泉駅18;52着。向陽閣に19時1~2分前に駆け込み、”金色の湯に入る”というミッションを、この日のうちに達成できた。

 

この時点で、バスチームのタクシー代残は460円、鉄道チームには2140円残った。

歩いた距離はバスチーム2㎞。鉄道チーム8.5㎞だった。両チームが同じ旅館に泊まるのは、多分初めてではないか。

 

                 第2日

 

鉄道チーム  二つ目のミッションを済ましているので6:16有馬温泉駅~有馬駅口駅~鈴蘭台駅~緑ヶ丘7:24と順調に来たが、第三のチェックポイント”ネスタリゾート神戸”までの8.1㎞は歩かねばならなかった。

ここでのミッションは、日本一長い570mのジップラインを二人が並走して飛行するところを自分を入れて写真に収めること。(ジップラインは森の中に張ったワイアーを滑車で滑り降り絶景とスリルを味わう人気のアクティビティ)

これを一発でクリアして、また8.1㎞歩き、12:30緑ヶ丘駅~栗生駅~加古川駅~姫路駅~野里駅~砥堀駅14:31と乗った。

ここから、タクシーに2090円ぶん乗り、1.3㎞歩き、第4のチェックポイント成田山明勝寺に来た。ここで最後のミッション護摩修行をクリアし、明勝寺から5.7㎞を歩いて17:08仁豊野駅~姫路駅17:34 そこから1.0㎞歩いて目指す姫路城に、バスチームよりほぼ15分早く到着した。

バスチーム  金色の湯は午前7時からスタートなのでミッションをクリアしての出発は、有馬駅前発7:58と遅れをとった。

タクシー代を前日使い切ってしまったため、この日は18.6㎞を歩かねばならなかったが、それでも18時ごろにはゴールの姫路城に到着した。大接戦だった。

 

感想

両チームとも相当過密なスケジュールで楽な旅ではない。今回2日間で歩いた距離は、鉄道チーム 32.7㎞  バスチーム 20.6㎞だった。

鉄道チームの渚さんは、普通の脚力で、辛かったと思われるがよく頑張ったと思う。バスチームの浅田舞さんは、さすがアスリート、健脚の太川さんをもリードするほどだった。

太川さんはバス発車時刻の些細な見落とし、初日にタクシーを使い切った作戦が裏目に出るという不運があったが、これは責められるほどのものではないと思う。歩きの量でも分かるように鉄道チームがそれだけ頑張ったのだ。

*タビリスの鎌倉淳さんの正解ルート検証の記事を大いに参考にさせていただきました。いつも読ませていただいています。

 

 

 

 

 

 

 


ローカル路線バスの旅z 第15弾 高野口駅~潮岬

2020-12-28 16:19:46 | ローカル路線バス乗り継ぎの旅

 

この番組は、テレ東12月26日(土)18:30~21:54:で放送されたものです。

ナレーションのキートン・山田さんはこの番組が最後とか、名調子有難うございました!

 

     第一日

高野口駅は和歌山県橋本市にある。今回はここが出発点。

ロケは11月中旬だったようだ。マドンナの鈴木杏樹(あんじゅ)さんの言葉。「・・・何よりもスタッフの皆様のチームワークが素晴らしく、そんな皆様に支えられた旅でした。終始楽しく4日で旅が終わるのがとても寂しく5日目も6日目もずっと続けばいいのにと思いました。もう感謝しかないです」

 

9:05発橋本行きのバスで出発。乗り継いで県境の”門前”に行き、ここから5,7㎞歩いて奈良県五條町に入った。お昼をゆっくりとっている暇はない。柿の葉寿司"たなか五城本店”を道筋に見つけ、バス停のベンチで食べる。

三重県松坂方面に出たいのに、バスは明日香~桜井~天理・・・と、三重県から遠ざかって進み、JR奈良駅に来てしまった。もう日はとっぷりと暮れている。明日以降どう進むべきか目算はないがここで泊まらねばならない。

焼肉たつ屋でシャトーブリアン2500円を食べ、駅前のプラザホテルに宿をとった。

 

     第二日

この日はまず三重県上野市に出たが、これが路線バスの旅なので簡単にはいかない。

JR奈良駅~石打(奈良交通・1時間40分)

石打~白樫(徒歩・・・1,7㎞)

白樫~岡八幡宮(徒歩・・・500m)

岡八幡宮~永谷辻(徒歩・・・750m)

永谷辻~上野市駅(三重交通・20分)

この日は水曜日で永谷辻の商店は定休日。やっと、らあめんの店”むげん食堂”を見つけて昼食をとった。

その後も乗ったり歩いたりで、松坂駅前の東横インにたどりついた時は、23:30を過ぎていた。予約はとっていないので飛び込みの宿泊だ。

 

鈴木杏樹さんの感想に「この旅は、今までの人生で最も過酷な試練の旅サバイバルの旅」とあったが、さもあらんと思う。

 

     第三日

この旅は、和歌山県高野山口出発、ゴールが和歌山県潮岬なのだが、チェックポイントとして、三重県賢島、和歌山県湯の峰温泉を経由せねばならず、しかも移動手段が路線バスと徒歩のみ、台本なし、アポなし、仕込みなしのガチンコ旅なのだ。

この日も晴だった。伊勢・志摩の日本有数の景勝地を巡るのだから快適なわけだが、日程に追われ、ルートを自ら見つけ出さねばならないので、苦しい旅でもある。

松坂駅前~栃原~注連指口(しめさすぐち)~伊勢市駅前~鵜方駅前~賢島駅前 と、まず順調に来て第一のチェックポイントをクリアした。昼食を鵜方駅前の伊鈴屋「手こね寿司」(770円)で済ませ、一路熊野へ向かう。

サミットの会場にもなった英虞湾内の賢島を抜け、南伊勢町に入ると、交通事情は簡素になり、南島道方~神前まで南伊勢町営バスを乗り継いできたが(14:43)、次の目的地JR伊勢崎駅前のバスまで3時間待ちとなった。

その間、誰もいない見江島展望台(足許にはハート型の湾があって、婚約を発表した羽田さんだったか、愛の鐘を鳴らし、熊野灘に澄んだ音色を響かせた)を訪れてこの旅唯一の観光を楽しんだ。

それから、JR伊勢崎駅前~柏崎間1.6kmは歩き、柏崎19時57分発熊野市駅前行の三重交通のバスに乗った。これは、この日最後の2時間20分の旅だった。

バスを降りてビジネスホテル平谷に向かう暗い空に旧暦5日ぐらいの月が出ていた。とすると、この日は11月19日だ。

 

     第4日

いよいよ最終日。熊野市駅前発6:58新宮駅前に乗り込む。三重交通のバスだ。

新宮駅からは三重交通の湯の峰温泉行のバスが9:59に出た。それは、11:19に到着し第二のチェックポイントをゲットした。

ところが、かなりの大雨となった。これから一刻も早く新宮に戻り潮岬へ向かわなければならない。それには、長瀬温泉の2,1kmを24分で歩き明光バスに乗らなければならない。ビニール傘では防ぎきれない雨の中、一行は懸命に歩いた。そんな中、田中要次さんは意外な敏捷さで、人気のない商店に入って近道を聞き出した。私は見ていて、房総半島陣取り合戦のパックンを連想した。ともかく、鈴木杏樹さんは、雨が靴に入り込んだことを渡瀬温泉の足湯に浸かったとおどけ、無事にバスに乗れたことを喜んだ。

新宮からは、午後1時発の南海バスで紀伊勝浦駅に13:37に着いた。

そこから浦神までの12㎞は歩いた。

那智勝浦町営バスには1分乗って瀬田に行き、そこから2.7㎞を歩きバス停のある”上の宮”まで行った。

しかしそこで分かったことは、潮岬行き最終バスは、25分前に出たという残酷な現実だった。

 

成功ではなかったけれど、精いっぱいの旅だったと私は思った。

 

 

     

 


ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦 第三弾

2020-11-21 12:52:49 | ローカル路線バス乗り継ぎの旅

 

最近は対決旅が多い。

この陣取り合戦はルールがやや面倒だが、分かってみると、なかなか優れものだ。

蛯子さんとのバス旅を25回もこなした太川さんをリーダーとしたチームに、相手はとうてい敵わないと思われるが、前回の房総半島巡りでは、河合郁人をリーダーとしたチームにあっさりと負けてしまった。これは、観ていてリーダーの力というより、メンバーの一人、パックンに依るところが大であった。

今回も、相手チームのリーダーは河合郁人(A.B.C・Z)、パックンの代わりに川村エミコ(たんぽぽ)を入れてきた。

 

         (河合チームの川村エミコと別府ともひこ)

         (太川チームは加藤諒・安藤美姫が入った)

 

パックンが抜けて河合チームは惨敗かと思われたが、善戦で接戦に持ち込んだ。それはひとえに川村エミコさんの頑張りによるものだった。

今回は、JR山形駅前出発でゴールは宮城県松島五大堂。

山形・宮城各35市町村、その地域に入って初めて知ることのできる計70の名所を、ローカルバス+タクシー1万円分+徒歩で、どれだけ征服できるかを競うのだ。

 

太川さんは、前回の敗北がよほど悔しかったらしい。まなじりを決してこの旅に臨み、天童市ー東根市ー河北町ー尾花沢市ー村山市ー舟形町ー新庄市と、北上しながら7つの名所を制覇した。それは、次のようなものだった。

天童市・・・・・盛寿庵(せいじゅあん)御将棋諸越(おんしょうぎもろこし)

東根市・・・・・ポケットパーク足湯

河北町・・・・・和田酒造(ロゼ色の日本酒・さくらんぼの恋物語)

尾花沢市・・・・焼肉ハウス金鶴(尾花沢特選カルビ)

村山市・・・・・最上川の絶景「竜神の吊り橋」

舟形町・・・・・西の前遺跡公園女神の里

新庄市・・・・・旬菜句魚「清清亭(きよきよてい)」地元市民のソウルフード鶏モツの煮込み

 

新庄市に着いたのは21時過ぎで、この日は、駅前のニューグランドホテル新庄に宿泊。

一方の河合チームはまず中山町に入り「鍋掛松」をゲット。次に寒河江市の道の駅「寒河江チェリーランド」へ行き、さくらんぼトップブランド佐藤錦が丸ごと一粒入る「プレミアムさくらんぼうきらら」を味わった。

 

ところで、この「陣取り合戦」は、一つ陣を取るたびに、蛭子さんの声で「陣がとられましたよ。陣がとられましたよ」と連絡が入り、相手がどの市町村に入ったかが分かるようになっている。そこで、河合チームは、山形を捨て宮城に入る作戦に切り替えた。そして山形空港でタクシーを拾い東根へ出て仙台行のバスで宮城入りをした。

宮城では、仙台市・・・・・牛タン料理”雅”溶ける牛たん 「絶品牛タン煮込み」を堪能した。さらに、

     大衡村・・・・・村の絶景スポット「大衡城跡」をゲット。

すでに21時を回っていたが、3キロ歩いて「ホテルルートイン仙台大和インター」に投宿。

 

そして翌日、次のような自治体を回り陣取りをした。

     大和町・・・・・梅香亭(ばいかてい)七ツ森盛クッキー

     富谷町・・・・・富谷宿(ブルーベリージュース)

     多賀城市・・・・千年前の東北の中心地「多賀城跡」

     塩釜市・・・・・武田の笹かまぼこお食事処

この「お食事処」は、塩釜港直送新鮮生マグロ食べ放題で、リーダー河合郁人さんは、「おかわり!」と言って、川村エミコさんに睨まれた。「そんなにのんびり構えていていいのか」という警告だ。

 

太川チームは前日7つの市町村を制覇したので余裕かと思ったが、新庄発5時15分の仙台行で宮城入り。(この勝利に向ける執念がすごい)

午前中に利府町「森郷児童公園」をゲットした。ここには、新幹線の元祖といわれる「電気機関車ED91」が展示してあるのだ。

 

太川さんはこれで勝てると判断し、締め切りまで6時間もあるのに、早々とゴールに到着し、松島町「瑞巌寺五大堂」をゲットし9つの陣を取った。(チームの加藤諒・安藤美姫さんが、太川リーダーのワンマンぶりを非難する陰口をたたくシーンをわざわざ入れたのは不必要と思われた。どんな形であれ太川さんを貶めてはいけない)

 

結局、結構時間があったにもかかわらず、塩釜の「生マグロ食べ放題」以後城取りができず、9-8で太川チームの勝利となった。両チームの死力を尽くしての戦いぶりがよく伝わってきた。

 

 

 

 

 

 


ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦2 IN 房総半島

2020-10-24 20:50:14 | ローカル路線バス乗り継ぎの旅

 

2020年の5月ごろだったか、「陣取り合戦1in 伊豆半島」があって、その第2弾だ。

今回は、スタートが鴨川シーワールド、ゴールは成田山新勝寺。

一泊二日の路線バスの旅で、多くの市町村に立ち寄り、指定されたポイントをゲットすることを競う。

 

 

二つのチームの対決。

 

 

アイドル軍団のリーダー太川陽介さんは、バス旅の達人。蛭子さんと組んで25回も全国を旅してきた。

一方の「ほぼ芸人」は未経験ながら恐るべきパワーを秘めている。リーダーは河合さん。

 

 

「陣取り」とは、房総半島53の市町村のそれぞれ一つずつ設定されたポイントをゲットすること、それは、市町村に入ってから知らされる。

8時過ぎ、東西に分かれ出発した。

 

 

河合チームは西コースを採り、タイミングよく木更津行のバスを捕まえ飛び乗った。

太川チームは、どのように進むか計画を立て、小湊行に乗る。

 

 

河合チームは、バスが君津市に入ったところで、君津市の「陣」が、”なごみの里”の農産物直売所”小糸在来のすくい豆腐”であることを知ると。素早い聞き込みによりそのありかを察知、バスを降りて現場に急行するや、これをゲット。

次に、木更津市太田山公園山頂の木更津タワー、袖ケ浦市坂戸市場”奈良輪豊月堂・はちみつコロコロと、続けさまにゲット。

市原市五井、小湊鉄道作業帽もゲットした。

 

 

そして、この日最後は、四街道市地名発祥の地石塔だった。

 

 

そして、四街道市ではホテルがすぐ見つからなかったので、すぐ千葉市にバスで移動、駅前の東横インに宿泊。時刻は10時を過ぎていた。

 

一方のバス旅達人太川陽介さん率いるアイドル軍団は、最初のゲットが勝浦市の”海鮮本陣「魚祭」(うおさい)で、オープンが11時30分だったことから、スタートが遅れた。

そして、大多喜町大多喜城、茂原市「黒船菓子店」、長生村「割烹 湖月」と4番目をゲットしたころは、すでにとっぷりと日が暮れていた。この日は、”サンシャイン白子”泊となった。

 

 

そして2日目、長生郡白子町中里海岸、九十九里町”海の駅九十九里”青いポスト、栄町”房総の村”と、ゲットの数を7つまで伸ばした。

 

 

一方、千葉駅近辺のホテルに宿をとった「ほぼ芸人軍団」は地の利を生かして早朝より活動し、東金市「木村屋ベーカリー」のカステラパン、山武市「波切不動尊」、八街市「生形(うぶかた)商店」のℚなっつ、など次々にゲットしていった。

 

 

ここで、アクシデント発生。「ほぼ芸人軍団」リーダー河合郁人さんの足に異変。ロケ中断の事態となった。

 

 

この時点で、河合チーム9-6とリード。ロケ中断の間太川チームがどれだけ挽回できるかに焦点が絞られたが、太川チームは得点を1つしか伸ばせず、9-7で「河合チーム」の勝利となった。

このバス旅で、千葉県16市町村の名所(テレ東の独断)と、房総半島の美しい自然が紹介され、楽しい番組となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


路線バスの旅z第12弾

2020-10-18 15:21:04 | ローカル路線バス乗り継ぎの旅

 

路線バスの旅z12弾を再放送で観た。

 

 

旅人はいつもの田中要次・羽田圭介さん、マドンナ、井上和香さん。

 

     第一日

スタートの片山津温泉「湯の元公園」は日本海に面し、のびやかなたたづまい。

10 : 18 に出発したバスは、JR加賀温泉駅~吉崎御坊~あわら湯のまち~丸岡城~福井駅と進んだ。

すでに 16 時を過ぎた福井駅の案内所で、きめ細かな情報提供を受けた。とりあえず敦賀に行きたいのだが、直行するバスはない。「織田~武生」コースが示されたが、一行は、干飯(かれい)崎へ向かった。ここから 4.6km 歩けば「糠長島」というバス停があり、そこから、河野までバスが通じているとの情報に従ったのだ。

この越前海岸べりの歩きはつらいものだった。そして、よれよれになって糠長島の「大正館」という宿にたどりついた時、すでに20時近かった。

 

     第二日

糠長島というバス停6 :40 発から 9 分乗って河野へ。

ここから、9.4 km の歩き(上り坂の道)、そして、到着した元比田というバス停で、大正館で作ってもらった朝食の弁当を食べた。しばらく待って10 : 37 のバスに乗り、敦賀には 11 : 00 に着く。

この日は、曽々木から新道野までの3.4㎞も歩かねばならなかったし、滋賀県に入って木之本経由で長浜に着き、まだ17時前だったがここで、第二日目の宿をとった。

 

タビリスの鎌倉淳さんによれば、第3日10時10分の出発までの17時間のブランクが、もったいなかったそうである。

 

     第三日

長浜駅10 : 10 発で近江長岡に10時55に着き、そこから真宗寺までの7.7㎞を歩きJR関ヶ原駅に出た。

あとは、牧田上野~大垣駅前~海津市役所~松山グリーンハイツまではバスが繋がったが、桑名駅へのバスをさがして、9.2㎞を歩いた、そして、桑名駅前に22時35分に着き、桑名シティホテル泊。

 

     第四日

桑名駅前を9時5分に出発。鳥取から東員駅までの1kmは歩いたが、あとは何とか乗り継いで県庁所在地「津」駅前まで来た。しかし、時刻はすでに16時44分。天白から松坂市へのコミュニティバスがあるとの情報を頼りに、目指した天白には18時21分に到着したが、伊勢神宮への便のある松坂駅への最終便は17 : 30 で、今回の旅は、目的地35キロ手前でリタイアとなった。

 

マドンナも加え3人の旅人が、ひたむきに、目的地を目指す姿は感動的だったが、歩きの距離が合計36.9kmというのはいかにも過酷。特に日が暮れてから歩くのは危険だ。

それぞれの県の、知られざる名所や、バス路線、地名などが学べるのは、この旅ならではと思う。画面には出ないが、この旅はオールロケだから、カメラマンは、旅行者以上にきつい仕事と思う。

そんなこと思いながら観た。  

 

後日譚

この再放送のあった10日後、10月20日の「朝日新聞」朝刊は、一面にこんな記事を載せた。

「クマ出没 街中まで」

「クマが入ったぞ」19日午前7時15分ごろ、石川県加賀市作見町の複合商業施設「アビオシティ加賀」で大声が響いた。(中略)施設はJR加賀温泉駅前にあり、周辺には飲食店や病院も。(クマは、午後9時になって施設の倉庫で射殺された)

 

 

     

 


路線バスVS.鉄道対決旅 第5弾

2020-09-25 09:24:13 | ローカル路線バス乗り継ぎの旅

 

9月23日(水)テレ東の「水バラ」18:25 ~ 22:00 を録画して観た。

函館五稜郭から小樽天狗山展望台まで1泊2日の旅。ただし、途中4つのチェックポイントとミッションがあり、路線バス、鉄道のチームが、それぞれクリアしてのゴール到着を競わせる旅行番組。

見所が多々あり、感想が書ききれないが、メモ的に以下羅列しておきたい。

1.リーダー

路線バスの太川さんは、路線バスの旅25回をこなし、バス旅のベテラン。体力、粘り強さ、的確な判断力は抜群で、歩きたがらない蛭子さんマドンナを伴い難関を切り抜けてきた実績から、統率力も優れている。

一方、鉄道チームを率いる村井美樹さんは、平成29年路線バスの旅Z第4弾マドンナでテレ東旅番組にデビューした。鉄道マニアとして知られ、負けず嫌い、明晰な頭脳、強い意志、今回で5回目となる対決旅鉄道チームのリーダーを務め鬼軍曹と呼ばれている。

2.チェックポイント&ミッション

1.函館朝市での食事 ”馬子とやすべ” ”一茶亭 たびじ”のリッチな丼物、見ていて、絶品ぞろい。

2.大沼公園 プリンスホテル”そらの家”でジップライン、モモンガ飛びで滑り降りる様子を写真に収める。

3.洞爺湖レークヒルアームで牛乳500CCを牝牛の乳から実際に絞る。

 4.余市のウニ専門店”世壱屋”で、五大ウニ食べ比べ丼(6600円)を完食する。

1万円分タクシーが使えるルールだが、その使い方が難しい。歩かざるを得ない箇所もあり、バスチーム7回16.2㎞、鉄道チーム5回27.0㎞を歩いた。

景色は抜群に良いのだが、雨が降ってきたり、暗くなったりで、フェイスシールドをつけての歩きは楽ではなかっただろう。

3.感じたこと思いつくまま

・とにかく3時間半飽きずに観た。

・虫愛ずる姫君は平安の昔からいるのだから、井上咲栄さんを気味悪く思ってはいけない。

・路線バスの太川リーダーは、鉄道の村井リーダーを好敵手とし、全力で立ち向かっていた。一歩先がけたことを心から喜び、逆に、村井リーダーは一歩遅れたことを悔やみ、涙ぐんだ。(両リーダーがこれだけ真剣に全力を傾けて取り組んでいるのだから、この番組がつまらない筈はない)

・全長300㎞で、これは、今までの対決旅最長記録だそうだ。北海道のごく一部を回ってこれだけの距離になるのだから、北海道は広い。

 

 

 

                    

 


路線バス乗り継ぎの旅Z 第14弾(ニセコ~知床五湖)

2020-09-09 12:15:31 | ローカル路線バス乗り継ぎの旅

コロナ禍で当分ダメと思っていた3泊4日のバス旅が復活した。

9月5日(土)テレ東 18 : 30 ~ 20 : 54 (ロケは8月8日~11日だったらしい)

レギュラーの旅人、俳優田中要次・芥川賞作家羽田圭介さん、今回のマドンナ元AKB女優北原里英さんが、フェイスシールド付きで現れた。

まず、羊蹄山(1893m )が写る。「どっしりと重く一種の圧迫を感じるその整正な山容はどこから眺めても形を崩さない」と深田久弥の百名山にある後方羊蹄山(しりべしざん)である。一行は、そこから湧き出るコクのある水を噴水から飲んで、うまいと言った。

 

     第一日

 

旅は、ひらふ(阿部比羅夫で歴史ある名)ウエルカムセンターから始まる。

俱知安~小樽~札幌~江別~栗山と進み、夕焼けの町をさらに岩見沢まで足を伸ばしホテルサンプラザに宿泊。

(小樽三角市場の海鮮丼がうまそうだった)

 

     第二日

 

岩見沢ターミナルを美唄に、7 : 41 出発。

いきなり、直線 29 km 道路となる。日本一の直線道路とのこと。さらに、白樺通り、多数の牛が見られる牧場などが車窓に展開する。

美唄は、かっての炭鉱都市。いまや、過疎地帯である。

滝川~赤平~富良野~西達布と進み行き詰った。この時すでに 17 ; 07 。

一行は徒歩で幾寅に向かう。高倉健主演の「鉄道員」ロケ地「幾寅駅」のある町。約13キロ先だ。(田中要次さんはこの映画に出演している)

3時間強の歩きの途中一軒の農家でトイレを借りた。一家の人は「この番組を楽しみにしている」と一行を歓迎し、採りたてのジャガイモをくれた。(一行はこれをその夜宿泊した新得の民宿で茹でてもらいバターで食べた)

 

     第三日

 

新得役場前 7 : 42 出発、帯広を目指す。

帯広~陸別~北見バスターミナル~女満別空港~網走バスターミナルと旅は続いた。

この間、バス乗車時間は約7時間強。(バス旅シリーズ新記録とか)網走セントラルホテル宿泊。

 

     第四日

 

朝早く網走バスターミナルへ行ったが、目指す「斜里バスターミナル」へのバスは、12; 07 だった。5時間以上の待ち時間だった。しかし、当日中に知床五湖に着くにはこれに乗っても十分達成出来ることは分かった。

でも、一行はそうしなかった。7 : 15 発の「18線」行に乗り、そこからの徒歩16キロ斜里バスターミナルの行程を選択したのだった。そして、無事歩き通し、斜里バスターミナル発 14 : 10 知床五湖行に乗車し、15 : 35 目的地到着となったわけだが、

炎天下の16キロの歩きは必要だったのかという疑問が残る。

現にタビリスの鎌倉淳さんは、そのブログの中で無駄骨だったとおっしゃっている。

私も同感である。気温30℃を超える炎天下に、フェイスシールド付きで16キロも歩くのは暴挙と言ってもよく、例えてみれば、八甲田山死の行軍のようなもので、あそこは、さっさと歩き出す羽田さんを、田中さんが制せねばならない所と私には感じられた。

 

 

 

 

 

 


路線バス乗り継ぎの旅Z 第9弾 安房・白浜 ~ 会津・大内宿 

2020-08-18 13:53:00 | ローカル路線バス乗り継ぎの旅

8月17日(月)BSテレ東「ローカル路線バスの旅Z第9弾 千葉・白浜~福島・大内宿」を観た。

冒頭、房総半島白浜灯台が写り、レギュラーの旅人田中要次・羽田圭介さんが現れ、田中さんがいきなり「♬翼をください」を歌いだし、”今回のマドンナは~”というナレーションが入って、元宝塚月組リーダー真琴つばささんが紹介された。

「それで、どこへ行くの?」と真琴さんが尋ねて、このタイミングを見計らっていたかのようにスタッフの手が伸びて地図が渡された。ここで、初めて行先が福島県大内宿と知らされ、3泊4日の路線バス乗り継ぎ旅が始まるのであった。

なお、このシリーズは、3回続けて失敗するとレギュラーの旅人が総とっかえというルールがあり、前回、前々回と失敗した田中・羽田さんにとって後には引けない旅であった。

 

           第一日

ロケは 2019. 2. 26。同じ千葉県我孫子市の当日の気温は 7.9~11.7℃

一行は、白浜のバ ス停9 : 15 発で安房鴨川駅に。途中、道端に菜の花が咲いている。鴨川から、茨城県境の佐原方面に進むか、東京湾岸の木更津に進むか迷うが、人口も多く従ってバスの本数も多いだろうということで、木更津行に乗る。

木更津 からは、袖ケ浦、姉ケ崎、八幡宿と北上し千葉駅に着いたのは 19 :51。この辺で宿泊するのかと思いきや、更に佐倉まで足を伸ばしたので、この日合計で 6 . 5 km 歩いたこともあり、JR佐倉駅近くの佐倉第一ホテルに到着したのは 23 : 40 となった。この日は8本バスに乗った。

 

          第2日

昨夜遅かったのに、JR佐倉駅を 6 : 54 に出発し、以下、京成佐倉駅(京成線)~印旛日本医大駅(北総線)~布佐駅(JR成田線)~取手駅(常磐線)~土浦駅(常磐線)~水戸駅(常磐線)と、駅をつなぐコミュニティバスを利用し、実に 14 本のバスを乗り継いで 20 : 30 水戸京成ホテルに投宿できた。

 

          第3日

ロケは、2019. 2 . 28 朝から雨である。千葉県我孫子市のこの日の最高気温は 5 . 8 ℃。茨城県はもっと寒かったと思われる。

8 : 35 水戸駅北口始発のバスで出発。水郡線の駅のある上菅谷までは、比較的順調にきて 10 : 09 に着いた。しかし、次の目当て常陸太田駅行のバスは 13 : 35 までない。一行は、雨の中を少し歩いて「北投の湯 なか健康センター」を見つけ、休憩。

 

13 :59 に着いた常陸大田からも、行程は、容易ではなかった。1時間45分待って馬次入口、35分待って太子駅前、そこからも福島県には入れず下野宮に 19 : 12 にやっとたどり着くという状況。しかし、”バスがなければ歩けばいい”という突破力を持つ田中・羽田のレギュラー陣は真っ暗な山道、降りしきる雨の中を 4 km 歩き、福島県に通じるバス停「高地原入口」の始発時刻を確かめるのであった。

 

”この旅に付き合わされたマドンナ真琴つばささんは、たまったものではないだろうな”と思いながら観ていると、真琴さんは常に毅然としていた。弱音を吐かない。疲れを見せない。どこにいてもスターだった!

「ユーバル矢祭」泊。

 

          第4日

バス停「高地原入口」7 : 24 発、矢祭町を経由し水郡線棚倉駅前 8 : 45 着。9 : 35 始発のJRのバスで東北本線白河駅に向かう。一時間弱で着いた白河 のバス営業所で、一行は、最後の情報収集をする。

そこで、郡山、会津若松経由のルートが示されたが、それでは今日中には着けない。いろいろルートを検討してもらい、新甲子温泉から 13.7 km を歩けば、バスの出ている南倉沢に、そこから、会津下郷駅(会津線)~ 新湯入口と経由して大内下(目的地・大内宿)にたどり着けることがわかった。

このルートを行くには、南倉沢 16 : 45 のバスに乗らねばならず、13.7kmを2時間45分以内で歩くことが求められた。

このコースは実行可能なのか?営業所の職員でも意見は分かれた。無理派もいたが、前へ前へと進む意欲の強い一行はこのコースを採り、新甲子温泉行のバスに乗り込んだ。

13 : 15 、甲子山(1549)始め千メートルを超す山々に囲まれた国道289号。前途に5つのトンネルがある。最長は5km超。

時には走るように歩き、南倉沢のバスストップに 16 :15 に着いた。

そして、順調にバスを乗り継ぎ大内下に 18 : 15 到着!!

 

珍しく感極まった羽田圭介さんが言った。

「・・・真琴さんには、いろいろなものを背負わせてしまいました。・・・でも、お力を貸していただき、僕と田中さんの存続が決まりました。また、ピンチになった時はぜひお願いします。」

田中さんも目を潤ませていたようだ。

「お断りしまーす」

真琴さんのきっぱりした回答に、三人とも大笑いでこの旅は終わった。

(「タビリス」「バストリップ」の記事を大いに参考にさせていただきました)

 

 

 

 


路線バスの旅z 第 7 弾 宮城・塩釜~青森・恐山

2020-07-26 19:32:07 | ローカル路線バス乗り継ぎの旅

表題の旅は、2018. 8, 21 ~ 24 に行われ、9月29日に放送されたテレビ東京の看板番組である。

その再放送はまだだが、blog「タビリス」や「バスとりっぷ」を検索して、その旅の行程を追うのは楽しい。レギュラーの田中、羽田さんに加えて今回のマドンナは秋本奈緒美さん(55歳)。青森県恐山を 3 泊 4 日で目ざす。

 

     第一日(JR塩釜・宮城 ~ 石巻・宮城)

塩釜は、仙台から電車で 15 分の漁港の町。202 段の石段を登って楼門をくぐり到達する塩釜神社が観光のメイン。

お寿司屋さんの多いこのレトロな町を観光する余裕はなく、8 : 20 出発。物産館、松島町役場前、と乗り継ぎ「上竹谷地内」というバス停で早くも行き詰った。 6 . 2 km 歩いてJR鹿島台駅へ。この時点で13 : 25 。

牡鹿半島の付根の町石巻に着いたのは、18 : 06 だった。

塩釜から直線距離では 30 km 程だが路線バスだけで移動すると一日がかりだった。この日歩いた距離の総計は、11.6km。

石巻グランドホテル泊。

 

     第二日(石巻駅前・宮城 ~ 三陸町の民宿・岩手)

この日は、8 : 20 に石巻駅を出発し、前谷地から気仙沼まで BRT に乗った。BRT(Bus Rapid Transit )は、廃止された鉄道の線路をバス専用とて整備したバス路線。鉄道の駅がそのまま活用されるケースもあるそうだ。

気仙沼には 12 : 25 に着き、一関行バスで内陸を目指すか、海岸線を進むかで悩んだ末、海岸線を進むことに決断する。

一行は 8 km 歩いて盛駅~越喜来(おっきらい)浦浜に 18 : 23 に着いた。ここから、気仙沼の案内所で手に入れた民宿マップの宿に片っ端から電話を入れ、予約のとれた「民宿とまり荘」に向かう。日暮れの道を 4 km も進んだところでマドンナが足をくじいた。

民宿に頼み、送迎車を出してもらう。

 

     第三日(三陸町の民宿・岩手 ~ 久慈第一ホテル・岩手)

マドンナの捻挫も癒え「民宿とまり荘」を 4 : 30 頃出て、昨日のリタイアの場所に戻り、再スタート。

三陸鉄道南リアス線「唐丹(とうに)駅」を目指し 11km を歩く。途中、三陸海岸に昇る朝日を眺める。

 

私は、改めて地図を取り出して三陸海岸を眺めてみた。リアス海岸というのは、釜石あたりから始まり、昨夜の民宿の越喜来湾からは、吉浜湾、唐丹湾、釜石湾、両石湾、大槌湾・・・と、北にいくつもの湾がひしめいている。2011 年の大津波の大変さが想像できた。

朝日が昇る風景はいいだろうが、4 時起きはつらい。

さて、この日は、最初のバスに乗る前に 11 km も歩いたので、さすがに後の歩きはなく、その代わりバスには飽きるほど乗って、久慈駅に 17 :55に着いた。一番乗ったのは、盛岡~久慈 2 時間 45 分だ。どうして、わざわざ内陸部の盛岡を経由したかと言えば、そこがチェックポイントの一つで、立ち寄ることが決められていたからだ。

ともかく、無事に国内最大の琥珀産地久慈に到着。( 20 km ほど北の、陸中大野まで進んでおきたかったが、あいにくホテルが満室だった)久慈市「久慈第一ホテル」宿泊。

 

     第四日(久慈第一ホテル・岩手 ~ むつバスターミナル・青森)

7 : 55 に久慈駅を出発し、陸中大野~八戸~十和田~野辺地とバスを乗り継いで、むつバスターミナルに到着したのは 17 :58 。

恐山行の最終バスは 14 : 10 であった。残念!

「ほぼ正解ルートをたどったにもかかわらずゴールできなかった稀有な回」とタビリスの鎌倉淳さんは書いておられる。

マドンナ秋本奈緒美さんは目に涙を浮かべ悔しがったそうである。

 

付記

8 月 3 日(月)BSテレ東 17 : 58 ~ 20 : 00 の時間帯で再放送があった。

4 日間の旅がCMも入れた 2 時間に詰め込んであるのでやや忙しいが、旅の迫力は十分伝わってきた。マドンナ秋本さんの、旅の意欲、きびきびした行動力は、すばらしい。

なお、三日目、越喜来の民宿発は、5 : 30 だった。(私は一時間早く書いた)