不信心な私だが、元旦は、神社仏閣に足が向く。
柏市岩井の龍光院。
10時を過ぎていたので閑散としていたが、辰年の今年は注目されそう。ここから、100mほど離れた集落の入り口に
小さな祠と石仏群がある。正徳(1711~1716)の文字の刻まれた石仏もあった。
こちらは、柏市名戸ヶ谷の香取神社。
入口にあるのは、「奥の細道」にある「道祖神のまねきにあひて取るもの手につかず」のあの「道祖神」ではないか。
社殿は新しいが、石灯籠は享保(1716~1736)だ。
ここから、1kmほど南の増尾、広幡神社はもっと古く800年以上の歴史を持つ。
八坂神社、阿夫利神社など10社を祀る支社の鳥居は、江戸時代この地の領主だった本多氏寄進のもの。宝暦7(1757)の文字が読み取れる。
この神社で元旦に奉納される「浦安の舞」は、広辞苑に「神事舞の一つで皇紀二千六百年(1940)祝典で作られたもの」とある。
最近、「パワースポット」という言葉がよく使われるが、確かに、神社仏閣は、昔から日本人が事あるごとに
祈りつづけてきた神聖な場で、真剣に祈ることによって何か力を与えられるスポット、と言えなくもないと思った。