雨曇子日記

エイティライフの数々です

旅の余韻

2012-12-18 22:21:00 | 大歩危トラベル

    


伊香保温泉の名物は、365段の石段だ。
楽に上り下りできる人には決して分からない厳しさ。


            


分かってもらえない厳しさを感じている方には、このバスが便利。
かなりの回り道だが、100円で、階段の上の旅館まで運んでくれる。


            


足湯で写真を撮っていたら、母、娘の、娘さんのほうが「撮りましょう」と言ってくれた。


            


仲間の一人が、「かわいい娘さんですね」と言い、さらに、「中学生ですか?」と続けた。
すると、母親と思しき方が「27」とおっしゃった。別に怒った口調ではなかった。ただ、27だからしょうがない、と言う感じだった。
「そんな大きな声でおっしゃらなくても」と、私は思わず言ってしまった。


            


友人のM君の表情が実にいい。
部屋食でお世話になったスタッフの方を、朝食のバイキング会場で見かけた。
エプロン姿が新鮮だ。
なによりも、この気さくさ。「また来て下さいね」
男は、この一言に弱いのだ。


            


前橋市の O さん。大正末年のお生まれ。
兵役にも10ヶ月つかれたそうだ。
戦争末期で、九州で農家の手伝いをしていたとおっしゃった。
いつまでもお元気で。


            


「八木原という駅名は、八木節と関係があるのかな」
「伊香保温泉はハワイアン祭りをやって、本場のフラダンスチームが来るそうだけれど、八木節でもいいのにね」
などと、無責任なことを言っていたら、電車の中だったけれど、若いお母さんに話しかけられた。
「うちの娘は高校の八木節保存会で活躍しています。」

八木節は、群馬県桐生と栃木県足利が本場を主張しているようだけれど、群馬県全域に根を下ろしているのかな、と思った。