私の住む千葉県柏市は、市街地を一歩出ればこのような風景に出会える。
柿の実だけではなく、畑や人家が背景にあった方が落ち着くような気がする。
10 月 26、27 日は久しぶりに秋らしい天気となったので、柿の木を見て回ったが、ふと私自身は今年になってまだ柿というものを食べていないことに気づいた。
数年前のこと、妻が一人で手賀沼の遊歩道を歩いていると前から自転車の老人が「柿、好きですか?」と声をかけてきた。
「大好きです」と答えると、やおら前のかごからビニールの包みを取り出して「200 円だよ。店で買えば 300 円はするよ」と言ったので、「おや、いただけるのじゃあないの」と一瞬思ったが、そう思ったことが恥ずかしくなって結局はこの写真のような柿を買ってしまったそうだ。そのとき、私も食べたのかもしれない。