( いつまでも枝に残った枯葉 )
あるクロスワードパズルに次のような設問がありました。
「仏教の三毒。人間の三種の根本的な煩悩を表す漢字 3 文字」
入った言葉は、「トンジンチ」でしたが、私には、ちんぷんかんぷんだったので電子辞書で調べてみました。
「(仏)貪欲・瞋恚(しんい)・愚痴の 3 種の根本的な煩悩。三毒」
十分閑のある私ですので、さらに突っ込んで調べてみました。
貪欲=物事に満足せずむさぼるような欲望や執着
瞋恚=自己中心的な怒り
愚痴=真理を知らないこと
富岡八幡宮の元宮司の弟が、姉の現宮司を日本刀で切り殺した事件が最近話題になりましたが、この弟は三毒の重症患者だったのでしょう。
源実朝を鎌倉八幡宮大銀杏で殺した公暁もそうだったのかも知れません。
「煩悩を捨てよ、そうすれば楽に生きられますよ」などと、お坊さんがよく言うのは、このことかも知れません。
この煩悩という毒は、病院で切り取ってもらうわけにはいかないのが、ある意味厄介です。