雨曇子日記

エイティライフの数々です

ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦 第三弾

2020-11-21 12:52:49 | ローカル路線バス乗り継ぎの旅

 

最近は対決旅が多い。

この陣取り合戦はルールがやや面倒だが、分かってみると、なかなか優れものだ。

蛯子さんとのバス旅を25回もこなした太川さんをリーダーとしたチームに、相手はとうてい敵わないと思われるが、前回の房総半島巡りでは、河合郁人をリーダーとしたチームにあっさりと負けてしまった。これは、観ていてリーダーの力というより、メンバーの一人、パックンに依るところが大であった。

今回も、相手チームのリーダーは河合郁人(A.B.C・Z)、パックンの代わりに川村エミコ(たんぽぽ)を入れてきた。

 

         (河合チームの川村エミコと別府ともひこ)

         (太川チームは加藤諒・安藤美姫が入った)

 

パックンが抜けて河合チームは惨敗かと思われたが、善戦で接戦に持ち込んだ。それはひとえに川村エミコさんの頑張りによるものだった。

今回は、JR山形駅前出発でゴールは宮城県松島五大堂。

山形・宮城各35市町村、その地域に入って初めて知ることのできる計70の名所を、ローカルバス+タクシー1万円分+徒歩で、どれだけ征服できるかを競うのだ。

 

太川さんは、前回の敗北がよほど悔しかったらしい。まなじりを決してこの旅に臨み、天童市ー東根市ー河北町ー尾花沢市ー村山市ー舟形町ー新庄市と、北上しながら7つの名所を制覇した。それは、次のようなものだった。

天童市・・・・・盛寿庵(せいじゅあん)御将棋諸越(おんしょうぎもろこし)

東根市・・・・・ポケットパーク足湯

河北町・・・・・和田酒造(ロゼ色の日本酒・さくらんぼの恋物語)

尾花沢市・・・・焼肉ハウス金鶴(尾花沢特選カルビ)

村山市・・・・・最上川の絶景「竜神の吊り橋」

舟形町・・・・・西の前遺跡公園女神の里

新庄市・・・・・旬菜句魚「清清亭(きよきよてい)」地元市民のソウルフード鶏モツの煮込み

 

新庄市に着いたのは21時過ぎで、この日は、駅前のニューグランドホテル新庄に宿泊。

一方の河合チームはまず中山町に入り「鍋掛松」をゲット。次に寒河江市の道の駅「寒河江チェリーランド」へ行き、さくらんぼトップブランド佐藤錦が丸ごと一粒入る「プレミアムさくらんぼうきらら」を味わった。

 

ところで、この「陣取り合戦」は、一つ陣を取るたびに、蛭子さんの声で「陣がとられましたよ。陣がとられましたよ」と連絡が入り、相手がどの市町村に入ったかが分かるようになっている。そこで、河合チームは、山形を捨て宮城に入る作戦に切り替えた。そして山形空港でタクシーを拾い東根へ出て仙台行のバスで宮城入りをした。

宮城では、仙台市・・・・・牛タン料理”雅”溶ける牛たん 「絶品牛タン煮込み」を堪能した。さらに、

     大衡村・・・・・村の絶景スポット「大衡城跡」をゲット。

すでに21時を回っていたが、3キロ歩いて「ホテルルートイン仙台大和インター」に投宿。

 

そして翌日、次のような自治体を回り陣取りをした。

     大和町・・・・・梅香亭(ばいかてい)七ツ森盛クッキー

     富谷町・・・・・富谷宿(ブルーベリージュース)

     多賀城市・・・・千年前の東北の中心地「多賀城跡」

     塩釜市・・・・・武田の笹かまぼこお食事処

この「お食事処」は、塩釜港直送新鮮生マグロ食べ放題で、リーダー河合郁人さんは、「おかわり!」と言って、川村エミコさんに睨まれた。「そんなにのんびり構えていていいのか」という警告だ。

 

太川チームは前日7つの市町村を制覇したので余裕かと思ったが、新庄発5時15分の仙台行で宮城入り。(この勝利に向ける執念がすごい)

午前中に利府町「森郷児童公園」をゲットした。ここには、新幹線の元祖といわれる「電気機関車ED91」が展示してあるのだ。

 

太川さんはこれで勝てると判断し、締め切りまで6時間もあるのに、早々とゴールに到着し、松島町「瑞巌寺五大堂」をゲットし9つの陣を取った。(チームの加藤諒・安藤美姫さんが、太川リーダーのワンマンぶりを非難する陰口をたたくシーンをわざわざ入れたのは不必要と思われた。どんな形であれ太川さんを貶めてはいけない)

 

結局、結構時間があったにもかかわらず、塩釜の「生マグロ食べ放題」以後城取りができず、9-8で太川チームの勝利となった。両チームの死力を尽くしての戦いぶりがよく伝わってきた。