”陰暦十月は気候が穏やかで春のように暖かな日が続くことが多く、それを小春日和と呼ぶ”と、ある歳時記に書いてあった。
令和2年12月6日は、陰暦では10月22日。成程”小春日和”だ。
散歩中に見つけたこの白い花、サボテンの一種かと思ったがユリ科の花らしい。
十二月 異国の花の 咲き残る と、5・7・5にしてみたが、早とちりだった。
しかし、欅やその他の落葉樹は見事に葉を落とし、冬支度に入った。
枯木立 欅三本 屹立す
団地に入ると山茶花が目についた。
山茶花や 赤き敷物 ひろげ咲く
いくばくの 菊咲き残る 団地かな
プラタナスの葉もまだ残っているし、紅葉もまだまだ見られます。
「看看臘月尽」(かんかんろうげつじん・見よ見よ十二月がたちまち去っていくぞ)などと言いますが、せめて、この小春日和の一日を楽しみましょう。