昨年 8 月発行の「かしわ広報」で知った、新柏の私設児童図書館「ひめしゃら文庫」
現在は文庫活動は終了し、大人の朗読の会に発展している。
その 4 月の会( 21 日 )に参加しようと自転車で家を出た。
(アーバンパークライン増尾駅近くのガードをくぐる)
(新柏駅近くの会場に到着)
今日は、まず川上さんが志賀直哉「清兵衛と瓢箪」を読んだ。
巧みな朗読に耳を傾け、ふと、セザンヌを連想した。瓢箪磨きに熱中する清兵衛の制作態度はどlこかセザンヌに共通するところがあると思ったのだ。(それほどセザンヌを知っているわけではないが)
素語りの名手柴山さんはグリム童話「七羽のカラス」を話した。
自分のせいでカラスにされてしまった七人の兄を末っ子の妹が助けだしもとの人間にする話。「覚えたのはずいぶん昔だけれど思い出せてよかった」と、語り終えた柴山さんはほっとした表情だった。
主宰の大杉さんは、角田光代作「名まえ」
「春に生まれたから春子」と自分がぞんざいに名づけられたと思い込んでいた主人公が、結婚して初めての子を身ごもり、夫と名前を考えるうちに、春子という名が実は両親の考えつくされた命名であったことを知るという、どこかほのぼのとした物語だった。
その余韻にひたりながら、柏市増尾の昔道を通って帰宅した。
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