路線バスの旅z12弾を再放送で観た。
旅人はいつもの田中要次・羽田圭介さん、マドンナ、井上和香さん。
第一日
スタートの片山津温泉「湯の元公園」は日本海に面し、のびやかなたたづまい。
10 : 18 に出発したバスは、JR加賀温泉駅~吉崎御坊~あわら湯のまち~丸岡城~福井駅と進んだ。
すでに 16 時を過ぎた福井駅の案内所で、きめ細かな情報提供を受けた。とりあえず敦賀に行きたいのだが、直行するバスはない。「織田~武生」コースが示されたが、一行は、干飯(かれい)崎へ向かった。ここから 4.6km 歩けば「糠長島」というバス停があり、そこから、河野までバスが通じているとの情報に従ったのだ。
この越前海岸べりの歩きはつらいものだった。そして、よれよれになって糠長島の「大正館」という宿にたどりついた時、すでに20時近かった。
第二日
糠長島というバス停6 :40 発から 9 分乗って河野へ。
ここから、9.4 km の歩き(上り坂の道)、そして、到着した元比田というバス停で、大正館で作ってもらった朝食の弁当を食べた。しばらく待って10 : 37 のバスに乗り、敦賀には 11 : 00 に着く。
この日は、曽々木から新道野までの3.4㎞も歩かねばならなかったし、滋賀県に入って木之本経由で長浜に着き、まだ17時前だったがここで、第二日目の宿をとった。
タビリスの鎌倉淳さんによれば、第3日10時10分の出発までの17時間のブランクが、もったいなかったそうである。
第三日
長浜駅10 : 10 発で近江長岡に10時55に着き、そこから真宗寺までの7.7㎞を歩きJR関ヶ原駅に出た。
あとは、牧田上野~大垣駅前~海津市役所~松山グリーンハイツまではバスが繋がったが、桑名駅へのバスをさがして、9.2㎞を歩いた、そして、桑名駅前に22時35分に着き、桑名シティホテル泊。
第四日
桑名駅前を9時5分に出発。鳥取から東員駅までの1kmは歩いたが、あとは何とか乗り継いで県庁所在地「津」駅前まで来た。しかし、時刻はすでに16時44分。天白から松坂市へのコミュニティバスがあるとの情報を頼りに、目指した天白には18時21分に到着したが、伊勢神宮への便のある松坂駅への最終便は17 : 30 で、今回の旅は、目的地35キロ手前でリタイアとなった。
マドンナも加え3人の旅人が、ひたむきに、目的地を目指す姿は感動的だったが、歩きの距離が合計36.9kmというのはいかにも過酷。特に日が暮れてから歩くのは危険だ。
それぞれの県の、知られざる名所や、バス路線、地名などが学べるのは、この旅ならではと思う。画面には出ないが、この旅はオールロケだから、カメラマンは、旅行者以上にきつい仕事と思う。
そんなこと思いながら観た。
後日譚
この再放送のあった10日後、10月20日の「朝日新聞」朝刊は、一面にこんな記事を載せた。
「クマ出没 街中まで」
「クマが入ったぞ」19日午前7時15分ごろ、石川県加賀市作見町の複合商業施設「アビオシティ加賀」で大声が響いた。(中略)施設はJR加賀温泉駅前にあり、周辺には飲食店や病院も。(クマは、午後9時になって施設の倉庫で射殺された)
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