雨曇子日記

エイティライフの数々です

柏市泉・一字一石塔&庚申塔群

2016-11-05 19:48:08 | 柏(旧手賀村など沼南地区)を歩く

柏市泉の県道柏・印西線から藤ヶ谷カントリークラブわきを通って国道 16 号線に出る市道のわきに一つの立派な石塔があります。

 

①一字一石塔

 

        

             

 

一字一石塔とは、法華経八巻のすべての文字約 7 万を石に一字ずつ浄書し、これを地中に埋めたところに建てた供養塔です。

これは、並外れた信仰者でなければできないことで、その功徳を特定の人にめぐらせるための大きな供養とされ、中世以降、日本各地に見られるようになりました。

この塔は、文久 3 (1863)の造立で願主は江戸築地南飯田町 岡田半次郎他 3 名、世話人の名は 23 名あります。

一字一石の当事者は塔のできる 12 年まえに亡くなった泉村の古川兵衛門です。

「築地小田町一丁目石工伊之助」と刻まれていることから、築地を中心とする江戸下町の商人たちが地元の石屋に造らせ、はるばる泉村まで運んできた石塔です。(沼南風土記・椎名宏雄)

 

② 泉・庚申塔群

 

        

             

 

この庚申塔群は、一字一石塔のすぐ先、泉・金山口Y字路にあります。

 

    

    

              

              

 

正徳元年(1711)のものから 15 基(一つ飛ばした)の庚申塔が並んでいます。

泉では、ごく最近までこの講が行われていたようです。

      


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