先日の川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子です。
参加者は8名でした。
いつものように、最初にこの日に繕う品物を出してもらって。
前回金の消粉を蒔いた物の仕上がりを見せてもらいました。
金彩を施した器にはやはり金がよく似合いますね。
この日から、漆を施す作業を早めにすることに。
少し漆を乾かす時間を作るためです。
このお皿は練りこみで模様が入っていていい品物なので、このあと金の消粉を蒔くことにしました。
漆の処理が終わりました。
次はひび(にゅう)が入った箇所の手入れです。
トーチを使って熱くして。
接着剤を浸み込ませます。
それから、前回までに修復した部分の手入れです。
ルーターが便利です。
そして、艶黒漆を塗った箇所に錫粉を蒔く作業です。
沢山あります。
この日こんな品物も。
丹波焼の片口です。
注ぎ口が欠けてしまっています。
この修復には、形を決めたいので、すぐに硬化するアラルダイトのラピッドを使いました。
その仕上げの整形は次回ですね。
とても軽くていいものですが、壊れやすいですね。
裏側の刻印を見て、帰宅後に窯元さんを調べました。
㋝窯の大上雅司(まさじ)さんの作品でした。
私より一年だけ年下の方のようです。
この日もあっという間に3時間近くが過ぎてしまいましたね。