金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西での「器再楽」の様子 その1

2021-03-27 14:24:23 | 金繕い教室「器再楽」

木曜日にあった川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子です。

 
この日も、繕うものを前のテーブルに出していただいて。
処理の内容によって、品物を集めて。
 
これは漆を処理して金属粉を蒔く品物など。

 

これは、繕った個所の手入れがいるもの。

 

こちらは、ひびが入っている品物です。

 

スタート前に、こんなものを見せていただいて。

前回黒艶漆を塗って、完了としたもの。

とてもきれいな線が引けていますね。

 

この大皿、ご自分の陶芸作品ですって。

とてもいい作品ですので、錫ではなく銀の丸粉を使いましょうと。

先ずは、超ミクロな水ペーパーで割れた部分の周りをできれいにしてもらって。

 

先ずはルーターを使っての手入れからスタート。

この片口も銀の丸粉を蒔いてもらうことにしました。

 

接着剤が完全に硬化する前の処理が大事なんですが、皆さんお忙しい時間帯なんでしょうね。

 

次は、ひびの入ったか所(にゅう)の手入れです。

トーチを使って熱くして。

 

そして接着剤を浸み込ませます。

 

こんなものもありました。

接着がうまくいかなかったもののやり直しです。

ボイルしても取れなかった接着剤をトーチで燃やして。

でも、この器大破していますね。大変ですね。 

 

すり鉢の割れたりした箇所の整形が終わったもの。

周りの色に合わせて、赤ロイロ漆の処理だけでいいでしょうねと。

 

この日の参加者は7名。

でも、繕いの品物はうんとあって、大忙しでしたね。

 

続く。