金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

繕って郵送した品物のトラブル その2

2020-09-03 14:43:00 | 磁器の繕い例

郵送時にトラブルのあった茶碗の繕いの続きです。

 
弁柄漆が乾いてから、次は艶黒漆を塗って。

 

そして、銀の丸粉(3号)を蒔いて。

 

漆が乾いてから、次は粉固めの処理です。

生漆をテレピンで薄めたものを塗って、すぐにキムワイプなどでふき取ります。

この処理を3回施して、しっかりと粉固めですね。

 
いよいよ最後の処理。
先ずは、石粉でしっかりと繕った部分を磨いて。
 
 
そして、鯛の牙(たいき)で磨いて。
 
 
仕上がりです。
今回は2種類の漆を塗っているので、しっかりとした仕上がりですが、まだまだいろいろと反省点がありますね。
例えば、粉固めの最後の処理、生漆が濃すぎて茶色く残ってしまっていて、1000番の水ペーパーで磨いたりもして。

さあ、郵便局に連絡をして、依頼者に届けてもらいましよう。


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