都心で家づくりを行う場合、周辺環境に恵まれているケースは稀です。
多くは隣接して住宅が建ち、美しい眺望などはあまり望めません。
これらの環境の中でいかに住まいの中に美しい光を取り入れるか。
一瞬の光でも良いんです。
日常生活にほんの少しで良いから、豊かさをもたらす光。
その光を何度もシミュレーションし、開口(窓)を設けていきます。
頭の中で幾度となく味わった光・・・工事が始まると、少しずつその光も現実のものとなります。
今日も野毛山Mハウスの現場に行くと、それらの光の鼓動がはじまっている姿を見ることができました。
この光によって人が何を感じるのか?
それはその光を経験した人にしかわかりません。
ただ、その光を象徴的に人に知らせることにより、新たな経験、そして感動が生まれます。
この光の仕掛け、他にも多くの仕掛けを空間の中に設け、さまざまな経験と感動を長い年月かけて味わっていただくことが良い住まいのひとつの条件だと思います。
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