日々の記憶
建築家 筒井紀博のブログ
KIHAKU's blog



すーっかりご無沙汰してしまった。
先週はあまりにも暑かったので、1週間ほど避暑地へ・・・なんて身分なわけはなく、現場をかけずりまわり、かつ新規のプロジェクトのコンセプトを考えたりなんだりと多忙だったのである。

そんな中、一本の電話が。
不動産屋からである。

実はツツイ、以前から杉並、三鷹、武蔵野エリアで自宅を建てるべく土地を探していたのだが、なかなか良い出会いがなかった。
予算さえあれば合格基準に達する土地はあったのだが・・・。

そのような中、事務所近く(徒歩1分弱!)になかなか雰囲気の良い集合住宅があり、そこに空きが出たら知らせてもらうようお願いしていたのだ。
そして7月末で退去予定の部屋が出たとの連絡。

何が気に入っているかというと、まず照明。
共用部分まですべて白熱灯を利用しており(なんと自転車置き場まで!)、蛍光灯が一切使われていない。ツツイは蛍光灯が苦手。どうもあの光をみていると心が落ち着かないのである。仕事をするためのものならばともかく、ゆっくりと過ごす自宅での時間を蛍光灯の青白い光に照らされたくはない。(最近では白熱色の蛍光灯もあるが)
集合住宅の共用部だと、どうしてもメンテのしやすさから蛍光灯が選ばれがち(タマ切れの寿命が電球の倍)だが、ようはきちんと管理されている集合住宅であれば、マメに電球も交換するし、管理する側も手が抜けないのである。

また、ファサードにバルコニーが並ぶのだが、嬉しいことに洗濯物が一切見えない。
建物の管理規約の中におそらく盛り込まれているのだろうが、周辺の環境に対して、きちんと意識している人々が住んでいる集合住宅というのは興味深い。

ツツイは過去に2棟ほど集合住宅の設計をしたが、今までは管理会社の方へは特に要望をだしたことはなかった。
が、今後は管理会社とも相談をし、住人の環境や生活に対する意識が高まるような集合住宅を手がけてみたい。
(写真は以前、手がけた「@GB」)

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今日は山梨県富士吉田にある源鍛冶鉄工所にてYハウス鉄骨の検査(仮組み検査)。

鉄骨造の場合、他の構造と比べ組み上がった後に融通が利かないため、現場の初期の段階からかなりシビアな数字で打ち合わせを密に行わなければならない。そして実際に工場で原寸図を起こしてもらい、それらをチェックするのが現寸検査なのだが、最近では鉄骨の生産形態がCAD化により変化しており、簡易化されてきている。

今回もCADデータによる紙面上での打ち合わせが主で、工場では一部仮付け溶接されている部材(写真)の検査も行った。

それにしても今日の検査、無事に参加できて良かった。
実はツツイ、昨日は生死の境を彷徨っていたのである!
いや、それはオーバーにしてもそれほど辛い思いをしていたのだ。

日曜の朝、遅めの朝食をとっていた所、突如襲う激しい腹痛、そして吐き気。
たまらずトイレに駆け込み、激しい下痢(食事中の方、すみません・・・)、そして嘔吐。
腹痛に耐えていると、手先がしびれはじめ、徐々に感覚が無くなり脚も動かなくなってきてしまう。
救急車を呼び、待っている間にも徐々に手足の感覚がなくなっていく。

そして救急隊員の到着。
ツツイを見るやいなや、

救「おい、本部へ応援要請しろ!3人じゃ運べないから!

その声を最後に意識が遠のき、気付くと病院。
後から聞くと結局応援部隊がなかなか到着せず、3人で運び出してくださったそうな。ありがとうございます。

病院では諸々精密検査を行い、結局のところ、何のことはない、おそらく食中毒だろうと。

やっぱり・・・あの朝食に食べたタマゴ、怪しかったもの。
手足の麻痺は過換気症候群によるものだろうと。

とりあえず、あの意識のなくなる前の救急隊員の一言・・・ダイエットを深く決意させられた一言であった。

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なんとも間抜けなタイトルだが、その通りツツイは最近体重が増量気味。
去年の暮れに敢行したダイエット作戦では1週間で3.4キロのダイエットに成功したが、今ではすっかり元にもどってしまった。
やはり食事制限だけのダイエットは駄目か・・・?

そのようなことも手伝い、以前から検討されていたヴィムスポーツアベニュー(写真)への入会が現実のモノとなった。
(他のスポーツクラブには入会しているのだが、距離が遠くて月に一度くらいしか利用できていない・・・)

当初はフレスコのタカハシさんとジュンちゃんの3人で入会予定だったが、ジュンちゃん(32)・・・この男、早くも断念。
入会当日、ヴィム前にて待ち合わせしていると、タカハシさんがアルファロメオ(車)のエンジン音を轟かせながら颯爽と登場。
(フレスコから徒歩だと10分弱だと思われる)
ちなみに筒井紀博空間工房からは自転車で5,6分の距離。(徒歩だと15分程度だが・・この距離を歩くのは億劫)

まぁ、そのような軟弱モノ二人に対しても素敵な笑顔で受付の子は対応。
入会の手続きの書類にいろいろと質問される項目があるのだが、その中に「医師から言われていることは?」といった内容の項目があった。

うーむ、設計の仕事をしているので、現場にいない限り、デスクに長時間固定されているため、極力、合間でストレッチなどをするようには言われたことがあるが・・・ちょっと隣のタカハシさんの回答を覗き込むと、

走るな!!と言われている」

と書かれている!

つ「え?タカハシさん、それって?」
た「うん、ヒザが悪くて駄目らしいのよ」

えっーー!!それってスポーツクラブだとかなり制限されてしまうのでは??
いや、でもまぁ受付の子曰く、いろいろとやることはあるそうなので、一安心。

受付「早速今日からご利用いただけますが?」

た・つ「いや、また日を改めて・・・」

早速逃げ腰な二人。。。
どうなることやら。

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日曜日は今度、自宅を建て替えたいという東京下町に住む人とお会いした。
この施主となるご主人、なんとツツイよりも若い!
(ツツイは1972年生まれ)
そして家族構成を聞くと・・・8人(+1匹)が同居することになりそうだ!

打ち合わせには全員出席(猫は途中退席)。
8人もいると、話がバラバラになりそうだが、そこは若いご主人と奥様が主導権を握り、きちんとまとめていく。なんとも頼もしい。。。
すでに家族会議は数回もたれていたようで、ツツイの質問に対しての答えはそれぞれ担当が決まっている様子。
打ち合わせも大変スムーズ。

ところで、8人同居だとサザエさん(写真)の家よりも多いではないか!

過去に設計した個人住宅でも6人家族が最多。

ここ2,3年は夫婦二人、もしくは独身の住宅が多かったので、大家族の家はひさしぶりである。
聞くと、なんと自転車は10台停めるスペースが必要だと!
ちょっとしたアパート並の台数である。

また正月などには親戚が集まり、20人にもなると言う!

これだけの大家族の集う家・・・都市部における新たな住環境、そして家族のあり方を示唆する建築を提案していきたいと思う。

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昨日、構造の我伊野氏と共に配筋検査を行い、若干の修正は出たものの大きな問題点が無かったので、本日は耐圧盤のコンクリート打設を予定通り行うこととなった。

そして本日は施主も交えた総合定例会議。

ツツイは個人住宅の場合、施主を交えて、少なくとも月に一度は打ち合わせを行うことにしている。
自分の家が多くの人の協力の下、建てられていくその過程を楽しんでいただくことが第一の理由。さらにしくみなどを理解していただき、将来、自分たちが住み始めた後のメンテナンスにも役立つと思うからである。
そして何よりも竣工した時の家に対する愛着の湧き方が違うのではないか。

住環境について考えてみると、日本人は住環境に満足していない、と答えながらも改善していこう考えている人が少ないらしい。つまり住環境に関しては諦めてしまっているのだ。外国(とくに欧米)では住環境に満足している、と答える国もあるが、満足していない、と答えた人々も決して諦めず、改善していきたい!と答えている。
しかし、日本・・・食文化や衣文化などはかなり世界的に見てもレベルが高いと思う。
そんな国民が、なぜ住まいに関しては諦めてしまう人が多いのか?
歴史的に見ても様々な要因があるのだが、これからは住環境も決して諦めないで欲しい。

特に、ハウスメーカーや建売などの施主にとってはある意味、受動的な商品としての家を買うならまだしも、施主が中心となって、能動的に作品としての家(建築家のエゴといった種ではなく)をみんなで創る!このモノづくりを楽しめる人は決して住環境を諦めず、我々のような職種の人間を活かしてもらい、理想とする家を目指して頑張っていただきたい。

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