JRグループでは、平成28年7月1日から9月30日まで、青森県、北海道、青森県内並びに北海道道南11市町、観光事業者等と連携して、観光キャンペーン「青森県・函館デスティネーションキャンペーン(青函DC)」を開催しています。
この青函DCに合わせていくつかの臨時列車も運転されていますが、青森県の2大半島である津軽半島と下北半島の両終着駅へ乗換なしで行ける「2大半島終着駅号」が8月20日・21日に運転されました。
平成28年8月21日(日)
東北地方の太平洋を北上している台風11号の影響で、小雨の中の出発となりました。
野辺地 06:53着 06:54発
狩場沢 06:58着 06:59発
清水川 07:03着 07:03発
小湊 07:08着 07:08発
西平内 07:11着 07:12発
浅虫温泉 07:17着 07:18発
津軽地方は、青空も見えます。
野内 07:23着 07:24発
矢田前 07:26着 07:27発
小柳 07:29着 07:30発
東青森 07:32着 07:33発
筒井 07:35着 07:36発
青森 07:43着
津軽線 臨時快速2大半島終着駅5号 三厩行
乗車する車両はハイブリッド気動車HB-E300系です。リゾートあすなろ車両と呼ばれることもあります。名前の由来は、青森の県木「青森ヒバ」の別名で明日への希望をイメージさせる“あすなろ”。カラーリングは、夏祭りの熱気を表す「赤」、下北半島に咲く菜の花畑の「黄」、豊かな森をイメージした「緑」の3色で、青森らしさを表現している。
この車両のデザイナーは、山形県出身の奥山清行さんです。山形新幹線E3系、秋田新幹線E6系、北陸新幹線E7系・W7系をはじめ、JR東日本クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」などJR東日本の車両のデザインを手がけている形なのですが、このデザインは好みではありません。
3分前には、隣のホームから秋田行リゾートしらかみ2号が、リゾートしらかみとしては一番古い車両の「くまげら」編成で出発していきました。
青森 08:13発
1号車に15人、2号車に3人と定員の2割程度の乗車で出発です。
通称、青森車両センターには今では珍しくなった現役・引退車両が混在しています
青森駅を出発して間もなく、新油川信号場に停車しました。貨物列車と交換のため8分ほどの停車です。
油川 レ
はやぶさ12号東京行が見えます。
津軽宮田 レ
奥内 レ
奥内駅でも貨物列車と交換のため6分ほど停車します。
左堰 レ
車内改札のとき、記念にと津軽線を紹介しているクリアファイルを頂きました。
後潟 レ
中沢 レ
蓬田 レ
郷沢 レ
郷沢駅では3度目の貨物列車との交換のため12分ほどの停車です。
郷沢駅を出ると陸奥湾が見えてきます。
瀬辺地 レ
瀬辺地駅を出ると海岸線出でます。天気が良ければ下北半島がきれいに見えるはずですが、残念ながら脇野沢付近が霞んで見える程度です。それでも列車はしばらくの間徐行運転です。
蟹田駅に到着します。定期の普通列車なら37分ほどで到着しますが、48分かけての到着です。
蟹田 09:06着 09:07発
蟹田駅を出ると内陸に入ります。
中小国 レ
この辺りは、ヘリコプターによる農薬や肥料の散布が盛んなのか、田んぼの脇に2機停まっています。
新中小国信号場が、JR東日本とJR北海道の境界になります。
この信号場で、北海道新幹線が開業した今、貨物列車と団体列車のみが通る海峡線との分岐点です。津軽線は左側を通ります。
大平駅の手前で、海峡線と北海道新幹線が合流するのを見ながら、新幹線と交差します。
大平 レ
山間部に入り、青森ひばの中を進みます。
標高も高くなり、とうとう雨も降ってきました。
この辺が、津軽線のサミットのようです。
徐々に下って行くと、北海道新幹線が見えてきます。
北海道新幹線奥津軽いまべつ駅を過ぎたところに、津軽二股駅があります。
津軽二股 09:29着 09:30発
津軽二股駅を出ると再び北海道新幹線と交差します。
大川平 レ
今別 09:36着 09:36発
ここまで乗降客がないまま、最後の停車駅今別駅に到着します。
雨もやんだようです。
津軽浜名 レ
雨が上がったものの、雲が低くせっかくの景色も楽しむことが出来ません。
天気が良ければ北海道が見えるはずなのですが。
この先に線路がない、終着駅三厩駅に着きました。
三厩 09:44着
つづく