旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

385ヤード 閑雲野鶴日記2022年(令和4年)9月12日(月)

2022-09-12 19:39:04 | 閑雲野鶴日記

 すがすがしい一日です。
 スポーツの秋ですね。
 紀元前450年の今日、ギリシャ軍のフェイディピデスという兵士が伝令となってペルシアの大軍との戦いの勝利を報告するために、マラトンから約40km離れたアテナイ(アテネ)まで走って、勝利を告げたまま絶命したと言われています。
 この故事を偲んで、1896年(明治29年)の第1回アテネオリンピックで、マラトンからアテネ競技場までの約40kmの競走が、初めての「マラソン競走」として行わました。
 このため今日は『マラソンの日』と言われています。
 42.195kmの由来は、1908年(明治41年)の第4回ロンドンオリンピックで、当初ウィンザー城からシェファードブッシュ競技場までの26マイル(41.843km)の予定だったもを、先日崩御されたイギリス女王エリザベス2世の曾祖母、王妃アレキサンドラがバルコニーから見えるように「スタート地点を宮殿の庭に」などの要望をし385ヤード(0.352km)延びたという逸話があり、結果的に26マイル385ヤード(42.195km)となった言われています。
 但し、競技の距離が統一されたのは1924年(大正13年)の第8回パリオリンピックからだそうです。


 おまけ。
 今夜の肴。
 「大根の赤酢漬け、茄子茗荷大葉の味噌炒め、胡瓜の辛子漬け、アスパラのベーコン巻」「冷や奴(大葉)」「茗荷帆立の塩糀焼き胡瓜大根と手羽中の炒め煮、メダイの白醤油焼き」
 ※太字は、格外で廃棄する物や頂き物。斜体は自宅で採れた野菜。



駅弁コレクション256 「越後長岡喜作辨當」(長岡駅)

2022-09-12 13:04:32 | 駅弁コレクション
【越後長岡喜作辨當】(長岡駅)
                            2022.9.12投稿

2018年(平成30年)6月28日 長岡駅で購入 価格1,050円
                        [製造元](株)池田屋

 長岡には老舗のお店だけにあるという、明治時代に彫った池田屋の版画を使用した掛紙が紐掛けされています。


 御飯は長岡産コシヒカリの上に梅干しを載せ黒ごまを散らし、なすと生姜の味噌漬を添えています。
 おかずは、神楽南蛮鶏団子、椎茸煮、金平蓮根、油揚げとぜんまい、玉子焼き、塩鮭。デザートに、笹団子が入っています。




 御飯は長岡産コシヒカリ。その他にも地元長岡野菜の神楽南蛮を使った鶏団子。油揚げも元長岡の創業90年余りの豆腐屋さん「吉田屋」の「長岡黒いなり」。味噌漬は柏崎の老舗「越後みそ西」を使っているそうです。
 郷土食豊かなおかず。旅先で食すには大変うれしい駅弁です。
 『小海線・大糸線・越後線・飯山線の旅』の途中、長岡駅で購入しました。
 この駅弁は、製造元の創業120年とJR20周年を記念して2007年(平成19年)に発売されたもので。『喜作』は創業者の永橋喜作の名にちなむものだそうです。
 2022年(令和4年)9月9日現在も1,250円で販売中と、公式ホームページで次のように案内されています。
 年間10000個以上も売れている当店の人気弁当!メインは池田屋自慢の神楽南蛮とりだんご、美味しくふっくらと炊きあげたの長岡産コシヒカリ、地元の老舗とうふ店「吉田屋」さんの「長岡黒いなり」とぜんまい煮、天保2年創業の老舗味噌漬屋「越後みそ西」さんのナスと生姜。うまみのある厚焼き玉子、ひとくちサイズの笹団子がデザートに。   


 製造元の池田屋は、1887年(明治20年)に初代の永橋喜作が鮮魚の仕出店として創業。創業家が「永橋家」なのに、なぜ「池田屋」なのかは空襲で焼け資料が残ってい唯一の由来と思われるものが、創業当初の物と思われる1着だけ残っている半被の背中の部分に「池」のマークがあるので、「池」に繋がる何らかの理由があって、「池田屋」という屋号にしたのだろうと言われているそうです。
 駅弁の販売は、2代目が昭和初期に国鉄の官舎の賄いを担当したことがきっかけに、昭和20年代になってからだそうです。