旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

立山黒部アルペンルート ラストイヤーの旅 1 新宿駅経由

2024-10-30 14:47:15 | 立山黒部アルペンルートの旅
 「立山黒部アルペンルート」の中で、今年最後となる物があります。
 一つ目は、2018年(平成30年)の「関電トンネル」に続き、今年を最後に「立山トンネル」でのトロリーバス廃止され、来年から電気バスに転換されます。これによって、日本のトロリーバスは全廃となります。
 二つ目は、トロリーバスは「無軌条電車」というのが正しい名前の鉄道です。標高2,450mの室堂駅には『駅そば』店がありますから、そこは日本一高い所の『駅そば』と言うことになります。トロリーバスが廃止されることによって『駅そば』ではなく『バスそば』なります。
 ここまでの情報は既に昨年得ていて、机上プランはあったものの、積極的に出かけようとは考えていませんでした。
 しかし、今年に入り黒部ダムによって黒部峡谷を堰止めて作られた巨大な人造湖「黒部湖」を周遊する遊覧船「ガルベ」も、今年度の運航(6月1日~11月10日)をもって廃止することが発表されました。満水時には湖面の標高が1,448mとなる黒部湖を周遊する遊覧船「ガルベ」は、日本一高い湖面を運航する遊覧船です。
 「立山黒部アルペンルート」の閉鎖は11月30日。遊覧船「ガルベ」の運航最終日は11月10日。
 出発予定日を一ヶ月切ってから計画を立て出かけることはほとんどないのですが、思い切って出かけることにしました。
 出発は10月23日。信濃大町のホテルはこの日しか空いていませんでした。
 今にも雨が降りそうなお天気です。


 いつもの電車での出発です。




 お天気とは関係ないとは思いますが、平日なのに通勤・通学客が少ないように思います。


 いつもは八戸駅で7分の乗り継ぎ時間で「はやぶさ8号」に乗りますが、今日は所用のためその次の「はやぶさ10号」に乗ります。
 時間に余裕があるので駅スタンプも収集します。 
 八戸駅改札内在来線コンコースには青い森鉄道の『エキタグ』スペシャルスタンプがあります。


 改札外の『エキタグ』は、駅スタンプと同じ図柄です。


 JR八戸駅の駅スタンプは「みどりの窓口」に2種類あり、台紙も準備されています。
 名所「蕪島」と名物「鯖」がデザインされた図柄です。


 八戸を代表する「えんぶりの烏帽子」「いか」「蕪島のうみねこ」がデザインされた図柄です。


 『エキタグ』は一種類です。


 「はやぶさ8号」の54分後に出る「はやぶさ10号」は、停車駅の関係で東京までの所要時間が23分ほど短縮されています。


 11番線は「はやぶさ8号」が出発すると、あとは発着する電車はありません。


 「はやぶさ10号」は新函館北斗駅からの一番列車で、ほとんどの場合JR北海道所有のH5系が充てられています。


 一見、JR東日本所有のE5系と同じに見える外見ですが、帯がラベンダーなどを想起させる「彩香パープル」で、1、3、5、7、10号車の側面にあるロゴマークは「北海道の雄大さ」と北海道に飛来する「シロハヤブサ」をモチーフにしたデザインとなっています。


 とにかく天気が悪い。雨粒が当たらないときに写真を撮るのですが、何の意味もないですね。 


 3列シートの窓側A席なので、車内販売にオーダーしにくいのですが、最低限いつものこれだけは欠かせません。


 唯一、A席で初めて捉えた一枚です。
 新幹線に乗っていると一度は目にしたことがある「727」の野立て看板。
 具体的な場所や数については公表されていませんが、東海道・山陽・東北・上越の各新幹線の沿線に設置されていることが分かっています。
 東北新幹線の場合、A席側7枚+E席側7枚の14枚と言われています。
 中でも、盛岡駅を発車して4分ほど経ったときA席側に見える物が、北限の「727」看板と言われています。


 個人的には、東北新幹線上りではA席が見所満載と思っているのですが、こう天気が悪ければ満席A席は拷問に近い物があります。


 2時間53分の乗車で東京駅に到着。
 到着の21番線から乗り継ぎの1・2番線に移動。
 3分での移動は結構汗をかきます。
 予定より1本先発の電車で新宿駅に向かいます。


 新宿駅に着いてから、お顔を撮影しました。


 新宿駅では36分の待ち合わせ。
 先ずは東口改札から出て、「みどりの窓口」で駅スタンプを収集します。ここにも台紙が準備されていました。
 JR東日本東京支社では、2020年(令和2年)7月8日に全78駅のスタンプを17年ぶりに一斉リニューアルしています。
 駅スタンプと言えば、名所旧跡などをデザインした図柄が多かったのですが、今回のリニューアルは、日本古来の家紋から着想し、駅名の漢字一文字を、駅やその地域の歴史、特徴などを表現したシンボルと組み合わせてデザイン、海外から来る人にも楽しめるよう駅名の英語表記も入れた物になっています。
 新宿駅の駅スタンプは、西口に建つ高層ビルと、江戸時代の新宿が発祥の地で現在、伝統の江戸東京野菜に認定されている新宿の名産品「内藤とうがらし」を組み合わせた「新」の字の絵柄になっています。


 『エキタグ』も同じ図柄です。


 次は昼食用駅弁の購入です。
 駅弁を売っているのは、改札内2階南口コンコースの「駅弁屋 頂」と9・10番ホームの「新宿5号売店」の2カ所です。
 駅弁も購入したので、次は「あずさ2号」に、いや「あずさ21号」に乗って終点松本駅を経由し、今日の宿泊地となる信濃大町駅を目指します。

 つづく


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