旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション51 「いわし蒲焼風弁当」(八戸駅)

2021-12-22 13:01:24 | 駅弁コレクション
【いわし蒲焼風弁当】(八戸駅)
                           2021.12.22投稿

2007年(平成19年)5月12日
 マエダ「全国有名駅弁大会」で購入 価格630円
                       [製造元](有)吉田屋


 掛紙(スリーブ)のデザインは、お寿司屋さんでよく見かけるさかなへんの漢字が並んでいるシンプルなものです。
 中身もこれまたシンプルで、白飯の上に蒲焼きのタレが染み込んだ揚げ鰯が2尾、あとはレモン・甘酢生姜・紫葉漬のみです。


 味・量・値段、申し分有りません。

2012年(平成24年)12月1日 八戸駅で購入 価格750円
                       [製造元](株)吉田屋


 デザインに変更はありませんが、スリーブから本来の掛紙に変更されています。

 中身には変更がありませんが、容器の色が白になっています。
 

 東北新幹線八戸開業10周年記念号に乗車するときに八戸駅で購入しました。
 駅弁大会で購入し、自宅で食したときは感じませんでしたが、鰯は臭みを感じないのですが車内では蒲焼きのタレの匂いが漂うように感じました。

 製造・販売の吉田屋と言えば、1961年(昭和36年)の販売開始以来のロングセラー駅弁『八戸 小唄寿司』が有名です。
 創業は、東北本線戦線開通の翌年1892年(明治25年)。
 板前を志す函館の若者が包丁一本を携えて上京の途中、開業したばかりの尻内駅(現 八戸駅)で下車したところ。偶然、駅長の目に留まり、駅員のまかないの仕事を任されることになり、翌年にはおにぎりと漬物だけの弁当をホームで売り始めたのが「吉田屋」の始まりだそうです。
 2013年(平成25年)4月には、東京工場操業を開始しています。
また、創業者の縁もあって、新函館北斗駅舎内で「お弁当カフェ」を営業しています。
 鰯と言えば庶民に魚ですが、それを駅弁にするのは日本有数の漁港都市・八戸の駅弁屋さんのアイディアです。
 近年は漁獲高も減少していますが、吉田屋では唯一1,000円以下の価格で、現在も『三陸産いわしの蒲焼き弁当』(880円)を販売していることが、ホームページに載っています。




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