旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅のコレクション~駅弁38 「山賊焼」

2018-08-12 11:20:29 | 旅のコレクション
【山賊焼】(松本駅)
 [製造元](株)イイダヤ軒 平成30年6月28日 松本駅で購入 価格760円


 JR東日本「駅弁 味の陣2015」で郷土賞を受賞した駅弁です。
 掛紙に書いてあるとおり、JR松本駅社員が考案した松本のB級グルメ「山賊焼き」を駅弁にしたものです。
 山賊焼とは長野県中信地方の郷土料理で、鶏もも肉をにんにくを効かせたタレに漬け込み、片栗粉をまぶして油で揚げたもので、「焼き」と言う名前ですが焼いたものではありません。
 ちなみに「山賊焼」の名前の由来起源について、掛紙に説明書きがあります。
 起源については諸説あるようですが、<鶏肉を揚げる→とりあげる→取り上げる→山賊>で「山賊焼」になったとも言われています。


 「山賊焼」。揚げたてではないのですが、サクサク感は十分に残っています。いやな油っこさもありませんし、御飯に油が染み込まないように間に油取りシートが入っていました。人参とレモンが添えられています。
 ニンニクと生姜がきいたしょう油ベースのしっかりとした味が付けられていることもあって、どんどんと箸が進みます。塩が添えられていますが、塩なしでも十分美味しくいただけました。
 「長芋天ぷら」。揚げ物に揚げ物なのですが、塩を振ったり山葵漬をのせたりすると楽しめます。
 「舞茸煮物」。舞茸が好きなので、丁度良い味付け美味しかったです。
 「山ごぼう辛子味噌」「山葵漬」。ピリッとした山葵漬と山ごぼうの辛子味噌和えは、山少々こってりとした口をさっぱりとさせてくれるものでした。
 デザートは「あんずゼリー」です。




 蓋を取ったときにはボリュームがあるな~と思いましたが、実際頂いてみると山賊焼の味付けが丁度良く箸が進みました。
 価格も760円。お得感のある駅弁でした。

晴耕雨読日記 平成30年8月11日 土曜日 出発!ローカル線 聞きこみ発見旅

2018-08-11 19:11:58 | 晴耕雨読日記
 今日駅前で、「出発!ローカル線 聞きこみ発見旅」に遭遇しました。
 お勧めポイントを聞かれたので、「日本最古の鉄道防雪林」「常夜灯」「行在所」3カ所を紹介しました。


 時間の関係もあって「日本最古の鉄道防雪林」へ向かったようです。


 但し、放送されるかどうかは不明です。

旅のコレクション~駅弁37 「越後長岡喜作辨當」

2018-08-11 12:43:51 | 旅のコレクション
【越後長岡喜作辨當】(長岡駅)
 [製造元](株)池田屋 平成30年6月28日 長岡駅で購入 価格1,050円


 2007年(平成19年)、JR20周年&池田屋創業120周年を記念して作られたこの駅弁は、池田屋の一番人気だそうです。
 「喜作」の名は、池田屋の創業者、永橋喜作氏の名に由来するそうです。
 掛け紙には、長岡には老舗のお店だけにあるという、明治時代に彫った店の版画を使用しています。


 御飯は長岡産コシヒカリ。その上に梅干しをのせ黒ごまを散らしています。
 「神楽南蛮鶏団子」。長岡野菜の神楽南蛮を使った鶏団子。ちょっとピリ辛で、思った以上に鶏の味がしっかりしています。
 「椎茸煮」「金平蓮根」。神楽南蛮鶏団子と一緒に盛りつけられていますが、一品一品味付けを変えているようで、それぞれ
 「塩鮭」。脂身の少ない部位でしたが、塩っ気が少なく鮭の味を楽しめました。
 「玉子焼き」。甘くてしっとりと焼き上がっています。
 「油揚げとぜんまい煮」。素朴な味です。地元長岡の創業90年余りの豆腐屋さん「吉田屋」の「長岡黒いなり」を使っているそうです。
 「なすと生姜の味噌漬」。お弁当に入っている漬物は既製品ぽい味がするのが一般的ですが、柏崎の老舗「越後みそ西」のものを使用しているとあって、漬物も一品です。美味いく頂きました。
 デザートに、笹団子が入っていました。




 郷土食豊かなおかず。旅先で食すには大変うれしい駅弁でした。

旅のコレクション~駅弁36 「きつねいなりと鮭菊ずし」

2018-08-10 09:57:04 | 旅のコレクション
【きつねいなりと鮭菊ずし】(長岡駅)
 [製造元](株)池田屋 平成30年6月28日 長岡駅で購入 価格1,050円


 ポストカードが付いている駅弁はありますが、「掛け紙」自体がポストカードになっている駅弁は珍しいです。
 花火が打ちあがり開く絵柄で、8月の長岡大花大会の案内も書かれています。


 「いなり・鮭ずし・菊ずし」という3つの手玉寿しにがメインの可愛らしい駅弁です。


 「いなり」。いなり寿しには、油揚げが薄目に煮てある長岡の豆腐屋さん「吉田屋」の名物、「長岡黒いなり」が使われています。酢飯の中には白ゴマが入っています。
 「鮭ずし」。脂のりが良い鮭の切り身を酢で締めた、美味しいものです。
 「菊ずし」。新潟産の「おもいのほか」「かきのもと」という2種類の食用菊をブレンドしているといいます。酢飯との間にとろろ昆布が挟んであります。
 玉子焼きと生姜酢漬が添えられて、デザートに笹団子が付いています。




 今回は「池田屋」さんに予約して買い求めました。
 「池田屋」さんは1887年(明治20年)創業、今年で131年目の老舗です。
 駅弁を受け取ったときは気がつきませんでしたが、袋の中にはメッセージカードが入っていました。おそらく池田屋専務、永橋ひかるさんの手書きによるものと思われます。
 今までで初めての経験です。


 決して多すぎない量なので、列車に乗り続ける旅のお昼には丁度良いお弁当です。