Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

95年C1500 オートマオーバーホール

2014-07-25 23:53:40 | 日記
業者様より依頼いただきました95年C1500のオートマオーバーホールの続きです。

各部チェック、測定しながら進めます。

今回は業者様が不具合を確認して当方に知らせてくださっていますので、現物の不具合と比較しながらばらします。

お聞きしていた不具合から、不具合箇所を想像して分解しましたがその通りのところに不具合がありました。



1-2アキュームレーターピストンのスプリングが折れて、シリンダーやピストンにダメージがあります。

スプリングだけ交換という手もあるのですが、気持ち悪いのでそっくり交換するため急遽部品取りのオートマを分解してASSY交換します。



左が今回のアキュームレーター、右が部品取りオートマから取り外しましたアキュームレーターです。

余計な手間はかかりますが、安心のため交換しておきます。

そのほかはクラッチもいい状態で、滑っていた感じもありません。


ユニットごとに取り出して各部チェックします。




バルブボディーのチェックボール、セパレートプレートもいい状態です。




ケースに入っている部品はすべて取り外します。






ここから折り返しで組んでいきます。

オーバーホール時にハードパーツ(ギア、ピストン等)は壊れていなければ再使用しますが、クラッチやオイルシール、Oリング等はすべて新品交換します。

ギアのクリアランスがメーカーの規定値に有るか確認して



クラッチのクリアランスも測定します。




オイルポンプも分解、掃除、消耗品の交換します。

バルブボディーガスケットも位置決めして組み付けます。



ソレノイドも1個づつOリング使っていますので交換です。




すべて組み終わり出荷の準備です。

各ユニットごとに作動確認していますので安心ですが、スムーズにうごきますように!!