Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

95年以降は多いですね。

2015-10-26 21:42:10 | 日記
C1500は95年から内装が変わります。

それまでのモデルはあまりなかったのですが、95年以降のC1500シリーズに多い故障の一つにドアが中から開かなくなるというのがあります。

大体ドアのインナーハンドルASSYを交換すればなおるのですが、重傷な場合ドアラッチやロッドまで交換しなくてはいけない場合も有ります。

今回もドアが内側から開かなくなり入庫いただきます福山のK氏、99年タホショートです。



通勤で使われていますので内側からあかないというのは不便極まりないです。


まずは不具合箇所を特定するためばらしていきます。



この車はビレットパネルがついていますのでまずそれから外していきます。

続いてドアの内張りを外します。



インナーハンドルはリベットで留ってるだけですのでリベットを飛ばして、スライドして取り外します。


インナーハンドルを確認すると軸の部分が割れています。



今回はここだけで直ります。


元通り組み立てて、ついでにパネルをブルーマジックで磨いておきます。



ドアはスムーズに開くようになりました。

そのほかにクロームだったワイパーアーム、フュエルリッドを元のものに戻します。






今回の依頼はここまでですので洗車して終了です。





続きまして法人様、O様のハイエース修理です。



今回はオーバーヒートの修理です。

いつも書きますが、エンジンなんて水とオイルさえちゃんと入っていると大きく壊れることは少ないです。

今回は水が入ってない(漏れている)状態で使用したためシリンダヘッドガスケットが抜けてしまっています。

エンジンをかけていると冷却水に圧縮圧が回り、最終的にはリザーバータンクから吹いてしまいます。

シリンダヘッドガスケットはエンジンブロック(ピストンが入っている部分)とシリンダヘッド(インテーク&エキゾーストバルブがついている部品)の間に挟まれているガスケットでひどいオーバーヒートなどさせるとヘッドがひずんで抜けてしまいます。

交換するしか修理方法がありませんのでヘッドを降ろします。

まずは2列目シートの足元にあるエンジンカバーを外すのですがサビがひどく厄介な状態です。



ネジなどはもう緩む状態ではありません。



ネジの頭をとばしてやっと取れました。



こういうところで時間食っちゃうんですよねぇ、、、、、


で、ヘッドを降ろすために周りについているものを取り外します。

エアコンのコンプレッサーを外してずらし、エキゾーストマニホールドを取ります。



反対側に回ってインテークマニホールド、タイミングベルト等を外します。



ヘッドは面研磨に出しますので邪魔になるカムシャフトも外しておきます。



あとはヘッドを取り出すだけです。



シリンダーウォールにクラックがないか確認して今日は終了です。



ついていた部品は元の位置戻しですのでどこに何がついていたか分かるようにしておきます。



V8エンジン用のトレイですが、、、、、

明日は機械加工の待ちの間ウォーターポンプ等交換していきます。


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