Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

98タホ 続きです。

2020-08-27 11:57:56 | 日記
S氏所有のタホ、車検と依頼事項続きです。

インマニからの水漏れも修理終わりエンジンオイルを交換します。



マニホールドから漏れたクーラントがエンジンオイルの方にも廻っていますのでオイルがドロドロです。



オイルフィルターを割って中を確認しますがオイルがドロドロなためフィルター部にどっぷりついています。



正常ならこんな感じです。↓



一度フラッシングしてからオイル、エレメントを交換します。


続いてATF交換です。

今回軽くオーバーヒートさせてしまってますのでATFとフィルターをセットで交換します。



ATFは冷やすためラジエターのサイドタンクにありますオイルクーラーを通します。

オーバーヒートしてなければオイルクーラーとして役に立つシステムですがオーバーヒートしてしまうと逆にATFを過剰に温めてしまいます。

ATFは100℃超えると著しく性能が下がります。(きっちり100℃ではありませんが、、、)

ですからヒートさせた場合ATFは必ず交換したほうがいいですよ。



フルードが多少焦げ臭いですが金属片等出てきませんでしたので一安心です。



フィルターとオイルパンガスケットを交換します。


続いてブレーキです。

フロントはマスターシリンダの液面がかなり下がってましたのでフルード漏れかと思いましたがブレーキパッドが減っているだけでした。



リアはギリギリセーフです。



リベットの頭に擦れた跡があるのですがドラム側に傷がないのでドラムはこのまま使います。



ホイールシリンダ、ブレーキシューは交換です。



ブレーキフルードも交換してブレーキは終了です。




インマニを外すためディストリビューターを抜きましたので点火時期も調整します。

95年までのTBIエンジンの場合、点火時期調整用のカプラーを外してタイミングライトで点火時期を調整しますが96年以降のボーテックL31エンジンの場合はタイミングライトは使いません。

抜き取る前に1番シリンダの圧縮上死点を出して、ディストリビューターもマーキングしておきます。

このマーキングはあくまで目安ですので、きっちりしたタイミングは診断機をつないで行います。



カムシャフトリタードの項目でメーカー指定値に合わせます。


その他依頼事項

エアコンの風が弱いとの事でブロアーモーターを外してエバポレーターを掃除します。



葉っぱや毛などが多少溜まってましたのできれいにします。




メーター照明の切れた球を交換します。



ドアミラーを仕様変更します。



ブレーキペダルラバーも交換です。



2列目シート裏も掃除します。



そんなに汚れてないように見えますが洗浄すると



こんな風です。

RECSで燃焼室の掃除して



黒ずんだホワイトレターもきれいにします。





ここはクレンザーとたわしでこすります。




すべて終わらせ、約50キロの試運転。高速も快調で水漏れもなし!!

納車準備に入ります!!



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