四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

北鎌倉古刹の初詣

2012-01-16 14:41:00 | 湘南
鎌倉古道を歩く企画で、北鎌倉の古刹、東慶寺、浄智寺、建長寺、そして鶴岡八幡宮へ初詣しました。

<東慶寺>


東慶寺は、覚山志道尼の開山によるもので、「縁切り寺」「駆込み寺」として知られています。
臨済宗のお寺で、創建は弘安8年(1285年)。



境内には蝋梅が咲き、甘い香りが漂っていました。

<浄智寺>


浄智寺の山門。2階の花頭窓の内側に梵鍾があります。
浄智寺も臨済宗のお寺で、創建は弘安4年(1281年)。



仏殿。
浄智寺の境内には、鎌倉七福神の布袋尊が安置されていました。

<建長寺>


建長寺の山門。後深草天皇筆と伝えられる額「建長興国禅寺」が掲げられています。
建長寺も臨済宗のお寺で、創建は建長5年(1253年)。
年号を寺号とするのは、国家的な事業として創建されたことを意味するそうです。



法堂の天井の雲龍図。この雲龍図は、建長寺創建750年記念事業として小泉淳作が描いたもので、80畳の広さがあります。
小泉淳作筆の雲龍図は、京都の建仁寺にもあります。
臨済宗黄檗宗各派本山 雲龍図

<鶴岡八幡宮>


大分日が西に傾いた頃、鶴岡八幡宮をお参りしました。

今年こそ穏やかな年でありますように。

<追記>silkcottonさん、建仁寺にも小泉淳作筆の雲龍図があることを教えていただき有難うございました(1月17日)。
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広町緑地~鎌倉山へ(2)

2011-07-31 15:24:00 | 湘南
7月27日 「広町緑地~鎌倉山(1)」より続く



広町緑地を出て鎌倉山の明るい高台へ。ミンミンゼミ2頭が勢い良く鳴いていました。いよいよ本格的な夏の到来という気分です。



少し先で咲くナデシコ。



豪邸の庭の大きな桜の木の枝先に、ジャコウアゲハ♂♀がぶら下がっていました。
この辺りでは、アオスジアゲハ、キアゲハ、黒いアゲハ、ウラギンシジミなどを見かけました。



鎌倉山から見た富士山。
鎌倉山は、素晴らしい眺望が広がるため、昭和初期に丘陵式住宅地が造成され、別荘地としても利用されました。近衛文麿、松本烝治、藤原義江、田中絹代など著名人が別荘や邸宅を構えたそうです。



鎌倉山を後にし、極楽寺に向かう。途中の山道から相模湾が見えました。



月影地蔵。
田中絹代は、仕事の帰りに極楽寺から月影地蔵を経て山道を歩いて鎌倉山の家まで帰ったと講師が楽しそうに説明してくれました。夜には真闇になるような細い山道です。
「鎌倉別荘物語」(島本千也)には、ある晩、服部之総(歴史家)がこの月影地蔵の曲がり角で立っていた一人の女性(田中絹代)に声を掛けられ、帰る夜道の道連れを頼まれた、という話が載っているそうです。
ここで解散となりました。

<セミの声>
西鎌倉駅周辺:ニイニイゼミ、ミンミンゼミ
龍口神明社:ニイニイゼミ、アブラゼミ
鎌倉山:ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、クマゼミ(1頭)、アブラゼミ
極楽寺への道:ヒグラシ(1頭)
全体としてはニイニイゼミが多く、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ヒグラシも出ていますが、まだ少数です。この地でクマゼミを確認したのも自分にとって新発見です。

この日(13時~16時)の鎌倉は、曇り時々晴れであまり暑くありませんでしたが、相模大野に帰ったら少し蒸し暑く、鎌倉の方が涼しいと実感しました。
最高気温 : 29℃(辻堂)

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広町緑地~鎌倉緑地へ(1)

2011-07-30 15:22:00 | 湘南
7月27日

朝日カルチャーセンター教養講座「鎌倉古道歩き」の広町緑地散策に参加しました。
コース : 湘南モノレール西鎌倉駅-龍口明神社-広町緑地-鎌倉山-月影地蔵-江ノ電極楽寺駅



最初に龍口明神社を参拝。案内の講師より「縁起によれば、江の島弁財天の霊感に感じた深沢に棲んでいた五頭龍を祀ったのが始まり。江の島神社とは夫婦神社とされる」との説明がありました。



広町緑地に向かう途中で咲くモントブレチア。街中で見るよりも花が活き活きと感じられました。
ヒオウギスイセンとヒメトウショウブの雑種とされ、南アフリカの原産。明治中頃に渡来しました。

広町緑地
鎌倉市の旧市内から離れた西部にあり、鎌倉山と七里ガ浜との間にあり、江の島方面に広がる緑豊かな丘陵の森。広さ48ヘクタール(江の島の1.3倍)。



広町緑地に入ると、照葉樹が多く、歩道の左右に浅い谷戸が続く地形となり、モンキアゲハや他のアゲハ類があちこちで飛翔していました。モンキアゲハは多摩丘陵や相模原では見ない蝶で、湘南に来たという印象を強く持ちました。
写真(↑)は、葉上で休息するゴマダラチョウ。

蝶相が豊かで嬉しくなりましたが、グループでの一列歩行なので勝手に蝶を追う訳にはいきませんでした。メンバーに次々に出てくる蝶の名前を教えられたことで良しとしましょう。



昆虫の揺籃。オトシブミ(落し文)の揺籃よりは葉の巻き方が少ないですが、隣り合って4個、円筒状に巻かれていました。



湿った斜面に咲くヤブミョウガ。広町緑地のあちこちで見られ印象的でした。
ヤブミョウガ(ツユクサ科ヤブミョウガ属)
関東地方以西の本州、四国、九州の暖地に生育する多年草。常緑広葉樹林域の谷筋や林縁などに見られます。葉の形がミョウガに似るのでこの名になりました。夏期は8月。          (続く)



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江の島

2011-05-10 10:51:00 | 湘南
5月8日(最高気温23℃)

江の島でポップス系ソングを歌う合唱団の練習がありました。
♪大空と大地の中で 
♪LOVE LOVE LOVE(混声四部)
♪ハナミズキ(女声三部)
♪瞳をとじて(男声四部)
などを歌い2日間充実した時を過ごしました。演奏会も近いのでこれから最後の仕上げに入ります。



2日目の朝の江の島です。震災以来久しぶりに見た海。波は穏やかで平和そのものです。海岸沿いの被災地が一日も早く復旧するよう祈ります。



練習後、江の島の賑やかな通りから一歩外れて旧市街の通りへ。ここは人通りも少く昔ながらの港町の風情が感じられました。奥の方で右に小路を入ると民家の間を頂上に向う抜け道が見付かりました。



狭い坂を上り、民家の屋根越しにヨットハーバーと相模湾、三浦半島を見たところです。



頂上の公園では大勢の人も恐れずにコゲラが餌を探していました。



恋人の鐘に向う道端でホウチャクソウが3輪咲いていました。
奥の森の中の草地では、アオスジアゲハがハルジオンに止まり吸蜜していました。新鮮な個体です。そこへカラスアゲハが来たらアオスジアゲハは飛び立ち猛烈な勢いでカラスアゲハを追い立てました。アオスジアゲハはその飛翔力にものを言わせて強気でテリトリーを守っている様子でした。



初夏の陽気でたくさんのヨットが出ていました。

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富士山と矢倉岳

2006-10-16 17:20:00 | 湘南


10月9日、湘南平からの眺望の続きです。午前11時ころは、金時山の右側に雄大な富士山が眺められました。頂上の右辺りにわずかに冠雪が観察されます。富士山の手前側左の尖った山は矢倉岳です。
Y&Yさんが10月9日の夕方撮った写真では、矢倉岳は見えますが、その背景の富士山の手前にある雲に夕日が当たって富士山が隠れているようです。不思議な光景です。
小田急線の車窓から見ると、蛍田あたりで矢倉岳と富士山がちょうど重なる景色が見られます。
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