四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

アオスジアゲハ(最終回)

2005-10-08 22:33:00 | 
アオスジアゲハの最終回です。

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10月6日(金)
お盆があけてから、アオスジアゲハは時々見かける蝶という感じで、ひところに比べると随分少なくなりました。アオスジアゲハの吸蜜している花園は、神谷町近辺を探し回っても見付かりませんでした。アオスジは飛翔力が強いので、皇居とか日比谷公園、浜離宮の方まで花を求めにいっているのかもしれません。その場所を知りたいものです。
アークカラヤン広場で毎週金曜日に演奏されていた昼休み無料コンサートも9月30日で終わってしまいました。今日の昼休みに反対方向の増上寺まで歩いたところ、久しぶりにアオスジアゲハに出会い、とても親しみ深く感じられました。
職場に戻ると、黒いワンピースにブルーの布を腰に巻いたおしゃれな女性にばったりと出会いました。そこでなんと声をかけたのかは、秘密にしておきます。
最後に、クスノキについて、日本アウトドアネットワーク「空へ」2000年4月号に載っていた記事を紹介します。

「クスノキ(楠) 僕は『となりのトトロ』に登場する木だよ。葉をこすると樟脳のにおいがするんだ。アオスジアゲハが卵を産みにくるよ。」これを見た子供たちは『となりのトトロ』に出てくる巨木がこんなに身近にあったことを知って喜ぶに違いない。そしてきっと葉っぱを手にとってこすり、その臭いを嗅いでみるだろう。そうすると家の箪笥の引き出しをあけたときと、同じ臭いがするのを発見するはずである。その日以来、子供たちはその木のそばを通るたびに、アオスジアゲハが舞っていないか見上げることだろう。
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八幡神社の夏祭り

2005-10-08 16:03:00 | ノンジャンル
今日は神谷町にあるオフィス真向かいの八幡神社で夏祭りがありました。町内会からもらった200円の食事のみ物券3枚を各自持って同僚4名でいく。ビールや枝豆と交換して飲んでいると、東京音頭や炭坑節が始まりました。
なにげなく過ごしていましたが、だんだんと和太鼓(長胴宮太鼓)のリズムが良くなり、盆踊りよりも太鼓の方にこの祭りは熱がこもっている様子でした。
法被(ハッピ)に短パン姿の威勢のいい女性が、実に軽快に全身の柔らかいしなりを利かせてたたいています。今日は、日頃の練習の成果を発表する晴れの舞台と見えて、順番に男女4名の弟子がやぐらに上って叩いていました。


夏祭り風景 (写真提供 小林さん)

すると、師匠と思しき筋肉質の中年の男性が、神社の神聖な水で体を清めてから、いざ!とばかりにやぐらを上っていき、バチを自在に操りながら、バシバシと和太鼓を打ち鳴らしました。
ヤグラの上には明るい照明が照らしているので、神社の森に住んでいるアブラゼミたちがブンブンと弧を描いて飛び回り、太鼓をたたいている人の顔を掠めていきます。さすがに威勢のよい女性もバチで追い払いながら熱演していました。この辺にはミンミンゼミも多く鳴いているのですが、灯火に集まるのはアブラゼミの習性でしょうか?
そんなこんなで、とうとう盆踊りにはほとんど目もくれず、和太鼓のリズムに酔いしれた夏祭りでした(8月11日、木曜日)。
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アオスジアゲハ(その5)

2005-10-08 15:07:00 | 
8月8日(月)
今朝、神谷町駅の4b階段を出たところにあるクスノキ並木を出勤前に見上げたら、2頭のアオスジが木の上の辺りを探し物でもするように飛んでいました。並木の周りは空間になっていて明るい。そういうところでは、8時頃でも活動していると理解しました。

8月9日(火)
今朝も神谷町4bから出てクスノキ並木を見上げてみました。アオスジは1匹でしたが、木の上の方を飛び回ってどこが産卵するのにいいか探している風でした。アオスジは新しい芽に産み付けるとのこと。クスノキはどの木も外側や先端が草色に明るい新芽で覆われていて、選り取り見取りという感じです。飛び回って自分の縄張りを主張しているのかもしれません。
クスノキの葉は樟脳を含むのでほとんどの虫は寄り付かないそうです。しかし、アオスジだけはそれが毒として作用しないように進化したので、クスノキの葉はアオスジだけが食べて育つことができるのです。
谷間の公園のアオスジが来る木の下には「カクレミノ」という札がかかっていました。隣り合って3本植わっています。花期は7,8月から11月にかけて。今日はカクレミノのところに1,2頭飛んでいました。乱舞するには程遠く、広い範囲で見ても出会う数は徐々に減っているような気がします。とすると8月第1週までがピークだったのか。アオスジアゲハは年に3回羽化するので、また秋口になったらたくさん会えるのかもしれません。

カクレミノ


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