これは今日、小田原出張の際見てきた染井吉野です。手前の桜は開花が早く、もう七分咲き。しかし、向こう側の桜はまだ開花していません。毎年いつも同じ光景が繰り返されます。
実は、向こう側の桜並木はまだ若い木で、こちらのはかなり古い木が並んでいます。口の悪い者は「古い木はあせっているから早く咲くんだ」と言いますが、真偽のほどは分かりません。
もう一つ、こちら側の木は建物の影になりがちで、向こう側は日当たりがいい、という違いがあります。気象庁によると「今年の冬は寒かったので、花芽の目覚めが早かった。このことも今年の開花が早まった要因の一つ」とのこと。この説に従うと、こちら側は日陰がちで真冬に寒くなるので、暖かい向こう側の花芽よりも早く目覚め、その分早く咲くと解釈できます。