四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

2007相模原市合唱祭(1日目)

2007-10-13 20:03:00 | 音楽
地元の相模原市民文化祭 合唱祭がグリーンホールで開催されました。今回は「それぞれの団体には目指しているものがあるんだなぁ。それぞれが自分の個性や色彩をとてもよく発揮しているなぁ」ということを感じました。いくつかの演奏を紹介します。
『相模野混声合唱団』(女声15名、男声9名)
ルネサンス期のポリフォニー音楽を極めていこうという貴重な団体です。曲目は、パレストリーナの曲ほかのアカペラ曲。ステージの空間を、穏やかな、そしてやわらかいハーモニーが奏でられていて、歌う人の心も聴いている人の心も平和への祈りの気持になっていくような演奏でした。山中先生の指揮は、優しく静かで、包み込むような動き。曲の最後は、美しい和音の響きとなって流れていました。
『名前のない合唱団』(女声約30名)
団員は、それぞれ思い思いの服を着て登場・・・和服に前掛け、白いたびの女性。ミッキーマウスの帽子を被った黒い洋服のお姉さん。エメラルドグリーンのミニスカートのおばさん。そのほか、白衣、真っ赤なドレス、セーラー服、バスガイドの制服、わらじ履きの浴衣姿、割烹着、フラダンススタイルなどなど。指揮者は、紺のもんぺ姿で走って入ってきました。ピアニストは燕尾服です。そんな自由な雰囲気ですから、実にのびのびとした歌声で「せっせっせ」「ずいずいずっころばし」を歌い、会場は笑顔で包まれました。
『あんさんぶる カノン』(女声12名、男声5名)
相模原市が津久井郡と合併し、津久井の合唱団も合唱祭に参加するようになり、新風を吹き込んでいます。今回は、中世のマドリガルから、アカペラ曲3曲を演奏。最初の音取りのハミングからして美しい。Matona mia caraは聞き覚えのある曲でしたが、自然で伸びやかなハーモニーが会場にきれいに響いていました。グリーンホールは1800席もある大会場ですが、2階席にいても快く歌声が響いています。少人数でアンサンブルをかなり本格的に楽しんでいる団体だと感じました。

♪ホールの響きについて
ここグリーンホールは、大きな会場です。今まで何度かステージに立っていますが、ステージで歌っていても響きがとても気持ちよく自分に跳ね返り、思わずうっとりとした経験もあります。
今まで聴くときはよく見えるようにと、1階席で主に聴いていました。今回は途中から講評の先生の直ぐ横の2階席で聴きましたが、少人数であっても、その響きがそのまま伝わってきました。
講評の先生方も「無理しないで自然な発声の歌声でとおるホールです。このホールの響きの良さを意識して歌うとよいでしょう」とアドバイスをしていました。
ホールの響きを意識して歌う・・・今後気をつけていきたいことのひとつです。
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