四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

子雀(2)

2011-06-29 11:13:00 | 
-----6月27日の「子雀」より続く-----

6月27日(続き)

昼間、カラスが鳴いているときに確認すると、子雀は姿を隠して声も出さないでいるようでした。
夕方、成鳥13,4羽が電線や屋根に集まっていました。地面の子雀に関わっている一族は少なくとも13,4羽はいるのだと思います。
薄暗くなった頃、子雀は玄関の外に。無事でした。

6月28日



朝、外を見ると、子雀は庭の中程のオープンな場所におり、チリチリ鳴いて餌をねだっていました(7:51)。嘴の左右が黄色く、あどけない顔をしています。



暫くすると、その近くにもう1羽、お兄さんかお姉さん雀が現れました。妻によると「植木の中に子雀がいるようだった」というので、その雀が地面に下りたのかもしれません。



そこへ親鳥が来て、その両方に餌をやっているようでした。
その日の夕方帰宅すると、年少の子雀は庭にいましたが、年長の子雀は見当たりませんでした。

調べてみたところ、子雀が地面に落ちて来たように見えても、これは巣立ちなのだそうです。親鳥は、地面に下りた子雀に約10日間、餌を与えつつ、カラスや猫が来たら安全な場所へ逃げることなどを実地で学ばせます。ある程度大きくなった兄・姉雀が子育てを手伝います。
子雀を拾ったりして保護したくなりますが、その後の教育を受ける機会を失わせることになるので控えるべきだ、とのことです。

6月29日

朝から子雀が見当たりません。少しジャンプできるようになり、植木の中へ移動したのかもしれません。植木には親鳥たちがやってきますが、子雀の声がしないのが気掛かりです。夜明け方、遠くで猫の声がしていたのも気になります。



隣の家の1階の屋根瓦の隙間に、親雀が入り込んで餌を与えています。



2階の屋根の直ぐ下に親鳥たちがいて、しきりに瓦の中で鳴く子雀に呼びかけています。また、新たな巣立ちが始まるのかもしれません。

雀は次々に卵を産むので、この界隈の一族にはある程度飛べる子雀、巣立ったばかりの子雀、巣内にいる子雀など、各段階の子雀たちが揃っているようです。
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