7月7日 午後 曇り時々小雨
清里から長坂に移動し、尾白川渓谷の滝巡りをしました。
尾白川は、南アルプス甲斐駒ヶ岳を源流とする清流で、日本名水百選にも選ばれています。
コース : 長坂--(車)--駐車場-竹宇駒ケ岳神社-千ヶ淵-旭滝-百合ヶ淵-神蛇滝-(尾根道)-竹宇駒ケ岳神社
行きは渓谷道、帰りは尾根道です。
渓谷に生えるオニグルミ。
駒ヶ岳神社から直ぐの吊り橋から見た尾白川。川原にヤナギが多く見られます。晴れればコムラサキが見られるのでは、と思いつつ吊り橋を渡りました。
吊り橋から7,8分で千ヶ淵が山道の左手下方に見えました。
ここから山道は薄暗い森の中を登っていきますが、途中で尾白川の対岸に霧を吹いたような繊細な滝が一筋流れ落ちていました。
大分登った頃、森の中の急な坂道を取り巻く木々の間を縫うようにして、1頭のアサギマダラが飛んでいました。薄暗い森に光が差したように美しく思われました。花も咲かない森でアサギマダラは何をしていたのか、キジョラン(食草)を探していたのでしょうか。撮影をし損ないました。
調べてみると、ヒメオオさんのブログに、アサギマダラの幼虫がやや暗い杉林や林縁のキジョランの葉を食べている観察記録が載せられていました。やはり食草探しだったのかもしれません。
三の滝。
この10分程先に旭滝の案内板がありましたが、急な岩場の奥のようなので断念しました。
30分程登ると、大きな岩の間に窓が開いたような空間ががあり、覗くと、吸い込まれそうな位に深いグリーン色の水をたたえた“百合ヶ淵”がありました。
百合ヶ淵の案内板の説明
ある日一人の行者が登って行くと一輪の山百合の花が川瀬に止まり、しばらくすると花は静かに沈んでそこにはポッカリと大きな穴があき、満々と水をたたえ始めました。行者は甘い香りにひたり一刻を深い眠りに誘われた、という伝説のある淵です。
そこから10分程登ると、神蛇滝(ジンジャダキ)に着きました。
少し斜めになった平らな大岩に乗り移り、こわごわ滝の全貌を望みました。渓谷の急斜面に三段に滝が懸かり、ここまで来てよかった、と思える素晴らしい景観でした。
神蛇滝の案内板の説明(白州町)
百合ヶ淵で深い眠りに誘われた行者が目を覚ますと枕辺に龍が現れ、「この石を渡り前を見なさい」と言いました。行者が石を渡り枝を折って前を見ますとそこには美しい三段の滝が現れました。行者はあまりの見事さに呆然として眺め、自ら口走りました。「あれが神蛇滝だ。今休んでいるところを龍神平と呼ぼう」と。
一段目の滝
二段目の滝
神蛇滝から山道は尾根道に入り、登りの道は遥か、憧れの「甲斐駒ケ岳」黒戸尾根登山道へと続いています。甲斐駒ケ岳は奥の深い険しい山なので、途中一泊しないと頂上に到達できません。僕にとって未踏の山になってしまいました。
帰りの尾根道の途中の斜面に、今にも落ちてきそうな二段重ねの大岩がありました。
時々小雨のあいにくの天気でしたが、美しい神蛇滝まで歩くことができ満足です。道案内していただいたTさん、有難うございました。
清里から長坂に移動し、尾白川渓谷の滝巡りをしました。
尾白川は、南アルプス甲斐駒ヶ岳を源流とする清流で、日本名水百選にも選ばれています。
コース : 長坂--(車)--駐車場-竹宇駒ケ岳神社-千ヶ淵-旭滝-百合ヶ淵-神蛇滝-(尾根道)-竹宇駒ケ岳神社
行きは渓谷道、帰りは尾根道です。
渓谷に生えるオニグルミ。
駒ヶ岳神社から直ぐの吊り橋から見た尾白川。川原にヤナギが多く見られます。晴れればコムラサキが見られるのでは、と思いつつ吊り橋を渡りました。
吊り橋から7,8分で千ヶ淵が山道の左手下方に見えました。
ここから山道は薄暗い森の中を登っていきますが、途中で尾白川の対岸に霧を吹いたような繊細な滝が一筋流れ落ちていました。
大分登った頃、森の中の急な坂道を取り巻く木々の間を縫うようにして、1頭のアサギマダラが飛んでいました。薄暗い森に光が差したように美しく思われました。花も咲かない森でアサギマダラは何をしていたのか、キジョラン(食草)を探していたのでしょうか。撮影をし損ないました。
調べてみると、ヒメオオさんのブログに、アサギマダラの幼虫がやや暗い杉林や林縁のキジョランの葉を食べている観察記録が載せられていました。やはり食草探しだったのかもしれません。
三の滝。
この10分程先に旭滝の案内板がありましたが、急な岩場の奥のようなので断念しました。
30分程登ると、大きな岩の間に窓が開いたような空間ががあり、覗くと、吸い込まれそうな位に深いグリーン色の水をたたえた“百合ヶ淵”がありました。
百合ヶ淵の案内板の説明
ある日一人の行者が登って行くと一輪の山百合の花が川瀬に止まり、しばらくすると花は静かに沈んでそこにはポッカリと大きな穴があき、満々と水をたたえ始めました。行者は甘い香りにひたり一刻を深い眠りに誘われた、という伝説のある淵です。
そこから10分程登ると、神蛇滝(ジンジャダキ)に着きました。
少し斜めになった平らな大岩に乗り移り、こわごわ滝の全貌を望みました。渓谷の急斜面に三段に滝が懸かり、ここまで来てよかった、と思える素晴らしい景観でした。
神蛇滝の案内板の説明(白州町)
百合ヶ淵で深い眠りに誘われた行者が目を覚ますと枕辺に龍が現れ、「この石を渡り前を見なさい」と言いました。行者が石を渡り枝を折って前を見ますとそこには美しい三段の滝が現れました。行者はあまりの見事さに呆然として眺め、自ら口走りました。「あれが神蛇滝だ。今休んでいるところを龍神平と呼ぼう」と。
一段目の滝
二段目の滝
神蛇滝から山道は尾根道に入り、登りの道は遥か、憧れの「甲斐駒ケ岳」黒戸尾根登山道へと続いています。甲斐駒ケ岳は奥の深い険しい山なので、途中一泊しないと頂上に到達できません。僕にとって未踏の山になってしまいました。
帰りの尾根道の途中の斜面に、今にも落ちてきそうな二段重ねの大岩がありました。
時々小雨のあいにくの天気でしたが、美しい神蛇滝まで歩くことができ満足です。道案内していただいたTさん、有難うございました。