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イチモンジセセリ(9月9日、小田原にて)
秋口に一番多く見られるのがこのイチモンジセセリ。春からいることにはなっていますがめったに出会いません。8月から9月にかけて急に数が増えだし、住宅地の庭でも普通に見られるようになります。
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ニラの咲き乱れる草地を通りかかると、15頭以上のイチモンジセセリがあちこち飛び回り、蜜を求めていました。
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キアゲハ♀
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キアゲハ♀(同一個体)
キアゲハも熱心に花から花へと飛び回わり、美しい姿を見せていました。
キアゲハの近縁種のアゲハチョウは住宅地で普通に見られますが、このキアゲハは、丘陵の谷戸や河川の流域など湿地で多く見かけます。都市公園の花壇や彼岸花にも飛来します。
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ヒメアカタテハ
ヒメアカタテハも2頭、ニラの花に来ていました。
ヒメアカタテハも春先から見られる蝶ですが秋に多くなり、公園や畑のキバナコスモスなどに好んで集まります。
ヒメアカタテハは、チョウ類の中でもっとも広い分布を示し、ほとんど世界中で見られる汎世界種(cosmopolitan species)として知られます(日本産蝶類標準図鑑、白水隆著、保育社(2006))。
今日の合唱練習の帰りに、ピアニストのshokoさんが蝶の写真をみたいと言って下さったので、最近見られる蝶3種類を載せてみました。