四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ゼフの季節

2013-06-06 08:45:00 | 相模原・県央
毎年、梅雨の始まる少し前からゼフの登場はまだままだかとソワソワしてきます。相模原・町田の里山では、昨年よりも約5日早くアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ウラナミアカシジミの順で姿を現しました。
※ゼフ:ここでは、平地産ゼフィルスであるアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ウラゴマダラシジミ、ミドリシジミ、オオミドリシジミの6種を指しています。シジミチョウ科ミドリシジミ族に属します。


アカシジミ(5月31日、町田市)


アカシジミ(6月3日、相模原市)

アカシジミの初見日は、昨年5月30日、今年5月26日でした。


ウラナミアカシジミ(6月2日、相模原市)


ウラナミアカシジミ(6月3日)

ウラナミアカシジミの初見日は、昨年6月7日、今年6月2日でした。


ミズイロオナガシジミ(6月2日、相模原市)


ミズイロオナガシジミ(6月3日)

ミズイロオナガシジミの初見日は、昨年6月4日、今年5月29日でした。

ウラゴマダラシジミは、昨年6月4日~11日に目撃していますが、今年はどういうわけかまだ見かけていません。ゼフの季節は意外に短いので、今年はもう会えないかもしれません。

今日も、近くの雑木林でアカシジミとミズイロオナガシジミに会うことができました。アカシジミは、バタバタと飛び、なかなか前進しない飛び方が印象的です。ミズイロオナガシジミは弱々しく飛び、裏と表の白と黒色が交互に見え隠れして見えました。普段、下草など低いところに止まっていることの多い蝶です。

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信越トレイルを少し歩く

2013-06-06 08:43:00 | 甲州・信州への旅
2日目(5月23日)は、信越トレイルの桂池・平丸峠付近を歩きました。


鷹落山からの景色

戸狩温泉の宿の女将さんに車で送ってもらい、鷹落山へ。眼下に千曲川流域の田圃が一面に拡がっています。ここはハングライダーの飛びたち地点になっています。
画面右端の中腹に野沢温泉の集落が見えます。


桂池

少し歩くと、桂池に着きました。池は青い水を湛え、向こう岸には残雪が見えます。この辺りの山(関田山脈)は、ブナでおおわれています。


ミズバショウ群落

黒岩山(929m)方面に向かって歩くと、残雪の溶けたところ一面にミズバショウが芽を出し、花を咲かせていました。その向こうには残雪があるので引き返すことに。


中古池

桂池よりも小さい中古池がすぐ隣にあります。


カタクリ群落

平丸峠を経て下ると、緩やかな谷あいのカタクリ群落の中を信越トレイルの小径が続いていました。雪解けのあと、一斉に咲き始めているのでしょう。


イワカガミ

イワカガミの群落も通りました。その他、多種類のスミレも咲いていました。名前を調べてからいつか掲載したいと思います。


ユキツバキ

ユキツバキが咲いていました。ユキツバキは、太平洋側のヤブツバキの亜種といわれ、日本海側の積雪地帯に分布しています。ヤブツバキよりも黄味の強い赤色に見えました。


残雪と倒木

段々残雪が深くなり、倒木もあり、行く手を遮られてしまいました。人の踏み跡もなく、引き返すことにしました。帰りも宿のお女将さんにお迎えをお願いしました。本当にお世話になりました。


ギフチョウ

黒岩山一帯は、ギフチョウ、ヒメギフチョウの混棲地として国の天然記念物に指定されています。ギフチョウは比較的多く見られました。カタクリで吸蜜するところを撮影。ヒメギフは翅が破損していましたが1頭確認できました。

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