四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ジャノメチョウの季節

2014-07-12 16:33:00 | 南多摩
7月11日
台風8号が南岸沿いに進み、房総半島を横切り東海上に抜け、朝から晴れてきたので、ジャノメチョウの見られる丘陵地へ向かいました。

ヒメジョオンが一面に咲く草地の間の小径を歩くと、足下からジャノメチョウが飛び立ち、少し離れた草の間に飛び込みました。近づけばまた飛び立つので、ここでの撮影は諦めました。


草地斜面とジャノメチョウ

斜面のヒメジョオンやノアザミが少し咲く草地では、近づくと飛ぶのは同じでしたが、花に止まる個体もいたので、撮影チャンスがありました。
ここで、多摩市在住のHさんと久しぶりに再会し、最近の蝶の話題などの情報交換でしばし話し込み、しばらく一緒に撮影を楽しみました。


ジャノメチョウ A ♂(10:35)


同一個体


ジャノメチョウ B


同一個体?

近づくと、草地の遠くに飛ぶもの以外に、近くの樹木の中に飛び込むものもいました。


ジャノメチョウ C  (10:47)

飛び立って草の中に入ったところも撮影できました。止まった直後に2,3回開翅する習性があるのですが、撮影できませんでした。
ここで、朝早くから歩いているHさんは、帰路に付きました。


ジャノメチョウ D (11:34)

場所を移動し、芝生と畑の間の植込み沿いを歩くと、ほぼ等間隔でジャノメチョウが飛び出してきました。低木に隠れたところを撮影。


ジャノメチョウ E

飛び出してヒメジョオンで吸蜜。


同一個体

また飛んで近くの葉に止まり、開翅したところです。


ジャノメチョウ F

この個体も飛び出してヒメジョオンに止まってくれました。

どの個体も眼状紋が大きくなく、後翅の翅裏中央の白帯が目立たないので♂でしょうか。
♀の出現はこれからなのかもしれません。

ジャノメチョウは年1化で、7月上旬頃に出現します。明るい環境を好みます。夏の高原の草地でも多く見られます。

Hさんは、別の尾根のヒメジョオンの咲くところでメスグロヒョウモン♂♀の撮影ができたと写真を見せてくださいました。朝涼しいうちが撮影チャンスだったのでしょう。こう暑くては夏眠に入ってしまうのかも、と思わずにいられませんでした。

暑い一日でした。
最高気温は、33.7℃(八王子アメダス)

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