宿根スミレ「紫式部」(出典)
ポイント
原種系の宿根スミレは発芽後3~5年で株が弱ってきます。なので、種を採取するなり間引き苗を鉢上げするなりして次々株を更新していくのが咲かせ続けるポイントとなってきます。
■スミレ科スミレ属
■別名:雅スミレ、黒葉スミレ
■学名:Viola labradorica 'Purpurea'
■原産地:北米、グリーンランド
■耐寒温度:マイナス10度以下
■生育温度:10~20度
北米原産の原種の宿根スミレです。一般的には「紫式部」という園芸名で流通しています。耐寒性は極東の地でも屋外で越冬してこぼれ種で増えるくらい強健です。実際はマイナス10度以下でも越冬可能なようですが、文献不足のため実経験上で耐寒温度を表記させていただきましたのでご了承ください。
美しい銅葉が印象的な花です。花のない時期もカラーリーフとして楽しめます。こぼれ種でどんどん増えますが、他の植物を追いやるほど旺盛というわけではなく間引きで調整できます。宿根スミレとはいっても、こぼれ種を間引いて親株だけを残しておいたら数年後には消えていたという経験がある方も多いと思います。原種系の宿根スミレは発芽後3~5年で株が弱ってきます。なので、種を採取するなり間引き苗を鉢上げするなりして次々株を更新していくのが咲かせ続けるポイントとなってきます。
Photo_7
葉の銅色も環境によって変化します。紫色を鮮やかに出すためにはチッソ分を控えめにしましょう。日当たりの良いところで乾燥気味に管理することでも葉色は鮮やかになります。春・秋は日当たりで、夏は半日影で管理するのが理想です。しかし耐陰性が比較的強いので半日影のグラウンドカバーなどにも重宝すると思います。暖地では冬場でもカラーリーフとして楽しめますが、極寒地では冬場は地上部は枯れます。
余談ですがわが家では一度露地植えしたのですが「株の更新」を全くしなかったために年を追うごとに株が痩せ、いつのまにか庭から消えていました。増やさないようにこぼれ種をせっせと間引いていたので、株の更新ができなかったからです。この「紫式部」に限らず、ハーブ苗で出回るニオイスミレや山野草のエチゼンスミレなども同じ理由で消えてしまいました。宿根スミレを長く楽しむためのポイントは「毎年種で株を更新する」の一言に尽きると思います。
ポイント
原種系の宿根スミレは発芽後3~5年で株が弱ってきます。なので、種を採取するなり間引き苗を鉢上げするなりして次々株を更新していくのが咲かせ続けるポイントとなってきます。
■スミレ科スミレ属
■別名:雅スミレ、黒葉スミレ
■学名:Viola labradorica 'Purpurea'
■原産地:北米、グリーンランド
■耐寒温度:マイナス10度以下
■生育温度:10~20度
北米原産の原種の宿根スミレです。一般的には「紫式部」という園芸名で流通しています。耐寒性は極東の地でも屋外で越冬してこぼれ種で増えるくらい強健です。実際はマイナス10度以下でも越冬可能なようですが、文献不足のため実経験上で耐寒温度を表記させていただきましたのでご了承ください。
美しい銅葉が印象的な花です。花のない時期もカラーリーフとして楽しめます。こぼれ種でどんどん増えますが、他の植物を追いやるほど旺盛というわけではなく間引きで調整できます。宿根スミレとはいっても、こぼれ種を間引いて親株だけを残しておいたら数年後には消えていたという経験がある方も多いと思います。原種系の宿根スミレは発芽後3~5年で株が弱ってきます。なので、種を採取するなり間引き苗を鉢上げするなりして次々株を更新していくのが咲かせ続けるポイントとなってきます。
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葉の銅色も環境によって変化します。紫色を鮮やかに出すためにはチッソ分を控えめにしましょう。日当たりの良いところで乾燥気味に管理することでも葉色は鮮やかになります。春・秋は日当たりで、夏は半日影で管理するのが理想です。しかし耐陰性が比較的強いので半日影のグラウンドカバーなどにも重宝すると思います。暖地では冬場でもカラーリーフとして楽しめますが、極寒地では冬場は地上部は枯れます。
余談ですがわが家では一度露地植えしたのですが「株の更新」を全くしなかったために年を追うごとに株が痩せ、いつのまにか庭から消えていました。増やさないようにこぼれ種をせっせと間引いていたので、株の更新ができなかったからです。この「紫式部」に限らず、ハーブ苗で出回るニオイスミレや山野草のエチゼンスミレなども同じ理由で消えてしまいました。宿根スミレを長く楽しむためのポイントは「毎年種で株を更新する」の一言に尽きると思います。