四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ゴマダラチョウ

2012-09-29 20:14:00 | 西湘・箱根
林縁を歩いていると、ゴマダラチョウがゆるやかに飛んできました。ゴマダラチョウは珍しい種類ではありませんが、何故かじっくりと対面するのは初めて。会うのは類縁種のアカボシゴマダラばかりです。


ゴマダラチョウ♀(9月21日、小田原市にて)



一旦高い位置に止まったのち、エノキの葉の上に下りてきて、産卵行動に入りました。



緩やかに飛んで少し休憩。今度は位置を変えて食樹かどうかを確かめます。しかし、どうみてもエノキではない葉も丹念に調べているので、「それはエノキじゃないよ」などと声をかけてみる。



また、正しくエノキの葉に止まり、産卵しました。



ゴマダラチョウの卵です。

エノキを食樹とする蝶には、オオムラサキ、ゴマダラチョウ、テングチョウが知られていますが、近年、人為的に持ち込まれた中国産のアカボシゴマダラが猛威を奮い、ゴマダラチョウを圧迫しているとも言われています。この美しいゴマダラチョウにはいつまでも生存していて欲しいと願っています。


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10 コメント

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Unknown (silkcotton)
2012-09-30 09:09:15
外来種の方が強くて元々の日本種がダメになっていくというのは動物界でもありますね。人間を見てもそういうところが多々ありますが、島国の良さで育ってきた種や文化の存続を願っています。
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silkcottonさん (twoguitar)
2012-09-30 20:22:15
植物も最近は外来種が目につきますね。日本古来の種の存続のためには、外来種を持ち込まない心がけも大切ですね。
日本文化の存続も努力しないと実現しにくいかもしれませんね。
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ゴマダラチョウは、随分前に家の近くで見たことがありますが、それ以来出会っていません。 (えむり)
2012-10-01 07:54:00
エノキの葉に産卵するのですね。
アカボシゴマダラはよく見かけます。
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ゴマダラチョウ、シックな感じの蝶ですね。 (Y&Y)
2012-10-01 15:57:17
↓私も、えむりさんと同じです。
アカボシゴマダラは、けっこうあちこちで見るようになりましたけれど。
ゴマダラチョウは、私はまだ見たことがありません。
どこかで会う事ができるかしら・・・。
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そろそろゴマダラチョウともお別れですね。 (KAZ)
2012-10-01 22:17:04
こちらでも郊外ではヒョウモンもボロボロになり、
そろそろ蝶の季節も終わりが近づいた感じです。
これからの季節はヒメアカタテハやキタテハなど、
秋の常連ばかりになりますね。
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えむりさん (twoguitar)
2012-10-02 19:40:14
ゴマダラチョウには、2年ほど前に鎌倉の森の中で出会ったきりでした。
見ていると、エノキに産卵するのも試行錯誤で、根気のいる作業だと感心します。
アカボシゴマダラの産卵行動は、雑木林でよく見かけます。
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Y&Yさん (twoguitar)
2012-10-02 19:43:04
ゴマダラチョウは、白と黒のシックなデザインですね。
ゴマダラチョウは、雑木林の林縁のような場所で見かけました。結構民家にも近いところでした。
いつか会えるといいですね。
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KAZさん (twoguitar)
2012-10-02 19:48:25
ゴマダラチョウに出会ったばかりでしたが、もうお別れの時期なんですね。
こちらのミドリヒョウモンもボロボロで気の毒なくらいです。
今日は、うちの庭にもウラナミシジミが来ていました。10月はヒメアカタテハ、キタテハが目立つ季節になりますね。
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佐久市でゴマダラチョウには三年前に短時間 (良さん)
2012-10-03 18:13:34
出会っただけで、その後、出会えません。
ゴマダラチョウの産卵シーンと卵を撮影され、
実りある一日になりましたね。
羨ましい限りです。
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良さん (twoguitar)
2012-10-07 06:52:19
ゴマダラチョウに偶然出会うことができ、しかも産卵シーンまで見せてもらい幸運なことでした。その日の最後を飾る出来事でした。
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