そこから岩場を歩くコースになり、やがて栗谷浜(くればま)漁港に着く。小じんまりした港でした。
この漁港を過ぎると波打ち際の岩場コースとなり、滑らないよう注意しながら進みましたが、波しぶきが行く手の岩を洗う難所(写真↑)に差し掛かり、止むなく引き返すことに。
直ぐ後ろから少し年輩のご夫婦が来たので「この先の岩場は濡れていて難しいですよ」と伝えるとご自身でも見て断念される。
一緒に少し戻り上った所に大根畑がありました。ご夫婦は比較的近くから来ていて「この辺の大根は青首大根が主で、今では三浦大根はあまり作られていませんよ」と教えてくれました。
三浦大根は首が細く、底の方が膨れている上に1本3kgもあって収穫時に苦労するので、昭和54年の台風による大被害を契機に青首大根への切り替えが進み、今では99%が青首大根だとのことです(三浦市農協)。
しばらく迂回すると下方に海の見える細い路地があり、海岸に出ると、波は穏やかで水は澄んでおりここで休憩する。
この先は遊歩道として整備され安心して歩けました。
荒崎の断崖や岩礁は白い頁岩と黒い凝灰岩が層をなしており、地殻変動や海食、風化によって層が斜めに走り、所々に洞や穴が開いていました。
弁天島(写真↑)も白い頁岩と黒い凝灰岩の層をなし、周囲が波で削られて島の形に取り残されたものです。
荒崎公園の展望台から岩礁地帯を見る。黒く尖った岩が群がり、波に洗われていました。
日が西に傾き、漁船が次々に港に向かっていました。
荒崎公園を下り入江の海岸に沿って歩き、今日の終着地荒井漁港に着く。
コースの前半は砂浜、後半は岩場の磯伝い。岬を回るたびに新しい風景が開け、とても変化のある海岸散策を楽しむことができました。
一昨年、2月に真鶴岬や湯河原訪れましたが、
その時も水仙がこちらより2ヶ月も早いと・・・
大根畑も不思議なものを見るような・・・・
こちらでは凍って冬の前に収穫です。
三浦大根というのもあるのですね。
海に滑り落ちてしまいそうなギリギリの岩礁の道、確かありました。
私たちの前を歩いていらしたご夫妻は、奥様が足を滑らせて濡れてしまわれました。
それを見て、一層緊張して歩いたのを思い出します。
真鶴や湯河原もいいところですね。
信州では大根が凍るからその前に収穫とは理にかなっていますね。
三浦大根は特産品として昭和54年以前は盛んに作られていたようです。
滑り落ちそうな難所は、何故通行止めにしないのかと思いました。
すこし戻って海岸の清掃をしおていた人に今は満潮か聞いたところ、満潮時はもう少し潮が上がってくる、といっていたので尚更です。冷静に引き返して正解でした!
見事な大根の変遷についても興味がわきました。今年は雨が少ないので、庭の大根はほっといては成長しません。水の補給をしても今年は何故か伸びが悪くて!おいしい大根を育てるのも天候一つで随分と違うと今年は感じています。
今まで歩いた中では一番美しいコースなのでぜひお出かけください。
今年は雨が少ないので農家の人は水やりが大変だったでしょうね。
三浦半島は、歩いたことはないので、機会があれば歩いてみたいです。
確かに三浦大根は、重くて収穫が大変ですね。
このコースは人工物が少なくきれいな海と岩礁、富士箱根などの眺めが良く、お勧めしたい所です。