四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

アオバセセリ

2012-05-14 16:02:00 | 
里山に到着すると、日向のヒメウツギ(姫空木、ユキノシタ科ウツギ属)に2頭のアオスジアゲハが並んで吸蜜していました。


アオスジアゲハ(5月13日、10:59)

少し離れたのヒメウツギでは、アオバセセリが活発に吸蜜していました。


アオバセセリ(11:26)

頭から背中に掛けて青緑色、翅が深緑でオレンジの紋があり、なかなかお洒落なデザインです。これは初めて見る蝶。吸蜜時間が長く、お腹も丸々とし、強い飛翔力を持つ、生命力にあふれる蝶に見えます。
後脚に密に毛が生えているのは雄だとのこと。


(11:32)

ここのヒメウツギは7,8mに亘って横に広がり、中央付近が日陰、両端が日向になっていました。アオバセセリはしばらく吸蜜すると、一旦4,5mの高さに舞い上がりますが、再び舞い降りるの必ず日陰でした。吸蜜を日陰で行なう習性があるようです。


(11:56)

一時この場所を離れて再び来ると、まだいました(別個体の可能性もあり)。
今度は、飛翔写真を狙いましたが、飛び立つタイミングが読めないのと花から飛び去るスピードが早いのとで、とても手におえませんでした。翅を開きかけている場面がいくつか写っていただけです。



ニシキウツギ(二色空木、スイカズラ科タニウツギ属)との表示がありましたが、ニシキウツギは咲き始めが白色で次第に桃色に変わる花。ケウツギ(毛空木、スイカズラ科タニウツギ属)でしょうか。



林縁の草地にダイミョウセセリがいました。1頭しか見なかったので出現初期だと思います。



開けた草地にツマグロヒョウモン♂がいました。今年初めての撮影です。雌はまだ見かけていません。



コチャバネセセリが翅を広げて休止していました。

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6 コメント

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ウツギの花は甘い香りがしますし、蝶だけでなくて他の虫もよくやってきてはうなり声をあげます。 (silkcotton)
2012-05-15 09:24:41
バイカウツギは元々あるのですが、違うウツギを主人が京都の義母の家から持ってきて植えています。まだ咲いていないのですが、どんな花が咲くか?!隣の嵯峨嵐山の鹿王院の花がこちらにも進出してきたというものなので楽しみです。どんな蝶がやってくるかも。
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アオバセセリ、独特な色あいで、きれいなセセリですね。 (えむり)
2012-05-15 16:13:53
ウツギが好きなんですね。
谷戸で会われたのでしょうか。
4年前谷戸で会えるかもと期待していたのですが、
残念ながら会えませんでした。
オオスジアゲハやツマグロヒョウモンは、日曜日に鎌倉でも見かけたのですが、じっくり写真を撮っている時間がなくて残念でした。
色々な蝶が飛び始めましたね。
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silkcottonさん (twoguitar)
2012-05-15 19:53:38
ヒメウツギは匂う感じがなかったので、ウツギの匂いを調べたら、バイカウツギは良い匂いがするようですね。
京都のウツギがどんな花を咲かせるか、何チョウが訪花するのか楽しみですね。
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えむりさん (twoguitar)
2012-05-15 19:54:57
アオバセセリは食草や環境によって分布が限られた蝶ですが、今回は谷戸ではなく多摩丘陵の尾根付近の林縁でした。森林・林縁・渓流沿いなどを好むようですね。
独特の色合いですね。
今咲いているヒメウツギを好むのは間違いありません。5月いっぱいは会えるチャンスがあると思います。
アオスジアゲハはこの頃よく見かけるようになりましたね。
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こんばんは。 (KAZ)
2012-05-15 20:47:52
twoguitarさんもアオスジアゲハでしたか、ちょうど今が春型の旬ですよね。
綺麗なアオバセセリにも出会われたのですね、羨ましいです。
アオバセセリには久しく会っていませんよ。
千葉は山沿いの蝶を見れるところが少ないので苦労します。
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KAZさん (twoguitar)
2012-05-17 20:21:30
こんばんは。
この時期、アオスジアゲハには、どこに行っても会えますね。
アオバセセリには予備知識ナシで偶然出会いました。
この辺にいるかも知れない蝶では、スミナガシにまだ出会えていません。



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