四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

モンキチョウとベニシジミを初見

2017-03-07 20:02:00 | 南多摩
3月3日



谷戸A

朝から暖かい日差し。谷戸Aの中央にある低い丘の枯れた芝生の上で、キタテハ2頭が飛翔・休止を繰り返し縄張り争いをしていました。


キタテハ

谷戸の水路に架かる木製の橋ではルリタテハが翅を広げ、近づくといったん飛び立ち近くの別の橋に下りてテリ張りを続けていました。橋の下で越冬していた個体は不在。活動開始した模様です。


ルリタテハ#1 橋の上で開翅中

谷戸Bでは、枯草(↓)の上で1頭の♀を巡り3頭の♂が絡まるように飛翔し枯草の隙間をくぐり抜けたりしていました。♂は枯草の下の赤みを帯びた枯葉などを♀と見るのかもぐり込んで接近しているのも興味深い行動でした。



奥の方の南向き斜面にベニシジミが草の茎上部に止まり静止していました。
ベニシジミは本年初見です。


ベニシジミ

しばらくして見付けたベニシジミ。同じ個体かよくわかりません。


ベニシジミ

モンキチョウも同じころに発見。これも本年初見です。南向き斜面沿いに左右に探雌飛翔を続けており、日が陰り姿を隠した後晴れたらカントウタンポポで短時間吸蜜しました。


モンキチョウ♂

また飛翔を再開しましたが、日が陰ると斜面の草の茎にしっかり捕まって静止し、接近しても動じることはありませんでした(↓)。これが休眠ポーズ?


モンキチョウ♂ 同一個体

谷戸Cのルリタテハが越冬(1月30日)していた丸太橋の裏側を覗くと、以前とは異なる場所に静止していました。この間、春一番、二番など暖かな南風が吹き何度も気温上昇したので、ルリタテハは出たり入ったりしていた可能性があります。


ルリタテハ#2 橋の裏側で静止中

梅の咲く里山風景です。





コメント (5)    この記事についてブログを書く
« 相模の蝶を語る会創立30周年... | トップ | グループ多摩虫創立40周年記... »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Makoqujilaさんへ (twoguitar)
2017-03-24 07:04:17
そちらのフィールドでも次回は色々と見られると思います。こちらではベニシジミやモンキチョウは増えてきました。
返信する
ヒメオオさんへ (twoguitar)
2017-03-13 15:13:48
コメントありがとうございます。
草の茎でじっとしていたので、羽化したばかりなのかもしれません。
新鮮に見えますね。
返信する
ベニシジミの裏翅の橙色 (ヒメオオ)
2017-03-11 18:21:49
新鮮個体のようでとても
鮮やかですね!
返信する
しょうちゃんさんへ (twoguitar)
2017-03-08 20:37:34
こちらでは3月上旬に初見になっています。
谷戸の南斜面が局所的に暖かいので、モンキチョウとともに早い時期に出てくれています。
全般的には福岡の方が暖かいと思いますが。
返信する
こちらでは例年20日前後がベニシジミの初見の目安になっていますが、東京では早くも現れたのですね。 (しょうちゃん)
2017-03-07 23:24:27
福岡より暖かいのかもしれませんね。


返信する

コメントを投稿

南多摩」カテゴリの最新記事