温暖な湘南へ蝶の探索に出かけました(2月17日)。
Mさんのご案内で大磯のミカン畑を目指しました。
途中の林の陽だまりでアカガシを見上げると、ウラギンシジミが白く輝いているのが見えました。多摩丘陵で観察中のウラギンシジミは、1月下旬から2月上旬の、10年来なかった厳しい寒さで残念ながら葉裏から去ってしまいましたが、湘南では無事に越冬を続けている個体がいてほっとした気分になりました。
足元のイラクサを見ると、葉を折りたたんで作った巣の中に、アカタテハの幼虫が潜んでいました(Aさん発見。巣を開いて撮影)。それにしても、Aさんの行動は素早く、直ぐに見付けてしまいます。
相模大野では、アカタテハ幼虫群生地が線路際のカラムシ群落の刈取りで失われましたが、こちらでは自然の中で順調に幼虫が越冬中。アカタテハは、成虫越冬が基本ですが、ここでは幼虫でも冬越しできるようです。
丘陵地のみかん畑。お目当てのモンキチョウを、暖かな日向で弁当を広げて待ちましたが、残念ながら現れてくれませんでした。モンキチョウは、早春にいち早く羽化します。
草地で咲くホトケノザ。タンポポやオオイヌノフグリも咲き、春はもう近くまできていると感じます。
淡い紫色のオオイヌノフグリの花を見付けました。イヌノフグリも淡い紫の花ですが、花のサイズが小さく3mm位です。
イボタノキの枝にTさんがウラゴマダラシジミの6個の卵塊を見付けました。皆で3,4本のイボタの木をさんざん探して諦めかけた頃の発見でした。Tさん良かったですね。ウラゴマダラシジミは6月頃に羽化します。
スイバの葉裏でSさんがベニシジミの幼虫を見付けました。みかん畑付近に自生していたたくさんのスイバでは見つからず、移動中の道路脇の日向斜面でようやく発見。ベニシジミも早春に羽化します。待ち遠しいですね。
ご案内いただいたMさん、有難うございました。寒さのせいで飛翔する蝶には会えませんでしたが、冬季の卵・幼虫探は貴重な経験となりました。
大磯には懐の深い自然が残されているのを感じました。内陸の多摩丘陵と異なりみかん畑が多いので、初夏からのアゲハ類観察も楽しみです。
2月17日の天候:晴れ、午後より曇り、最高気温8℃(辻堂)
Mさんのご案内で大磯のミカン畑を目指しました。
途中の林の陽だまりでアカガシを見上げると、ウラギンシジミが白く輝いているのが見えました。多摩丘陵で観察中のウラギンシジミは、1月下旬から2月上旬の、10年来なかった厳しい寒さで残念ながら葉裏から去ってしまいましたが、湘南では無事に越冬を続けている個体がいてほっとした気分になりました。
足元のイラクサを見ると、葉を折りたたんで作った巣の中に、アカタテハの幼虫が潜んでいました(Aさん発見。巣を開いて撮影)。それにしても、Aさんの行動は素早く、直ぐに見付けてしまいます。
相模大野では、アカタテハ幼虫群生地が線路際のカラムシ群落の刈取りで失われましたが、こちらでは自然の中で順調に幼虫が越冬中。アカタテハは、成虫越冬が基本ですが、ここでは幼虫でも冬越しできるようです。
丘陵地のみかん畑。お目当てのモンキチョウを、暖かな日向で弁当を広げて待ちましたが、残念ながら現れてくれませんでした。モンキチョウは、早春にいち早く羽化します。
草地で咲くホトケノザ。タンポポやオオイヌノフグリも咲き、春はもう近くまできていると感じます。
淡い紫色のオオイヌノフグリの花を見付けました。イヌノフグリも淡い紫の花ですが、花のサイズが小さく3mm位です。
イボタノキの枝にTさんがウラゴマダラシジミの6個の卵塊を見付けました。皆で3,4本のイボタの木をさんざん探して諦めかけた頃の発見でした。Tさん良かったですね。ウラゴマダラシジミは6月頃に羽化します。
スイバの葉裏でSさんがベニシジミの幼虫を見付けました。みかん畑付近に自生していたたくさんのスイバでは見つからず、移動中の道路脇の日向斜面でようやく発見。ベニシジミも早春に羽化します。待ち遠しいですね。
ご案内いただいたMさん、有難うございました。寒さのせいで飛翔する蝶には会えませんでしたが、冬季の卵・幼虫探は貴重な経験となりました。
大磯には懐の深い自然が残されているのを感じました。内陸の多摩丘陵と異なりみかん畑が多いので、初夏からのアゲハ類観察も楽しみです。
2月17日の天候:晴れ、午後より曇り、最高気温8℃(辻堂)
ワンコも元気になりやっと元の生活に戻りました。
きょうは越冬中の蝶を見に行きましたが、ムラサキツバメの越冬集団はもういなくなっていました。
ちょっとガッカリです。
ウラギンシジミはいつもと変わらぬ場所で越冬中でした。
ムラサキツバメにとっては、今年の冬の寒さは厳しすぎたようですね。
ウラギンシジミが同じ場所でいたとのこと、無事越冬完遂を見届けたいですね。
寒い日が続いていますは、ホトケノザやイヌフグリの花を見つけると嬉しいですね。
アカタテハの巣は、葉をたたんだ中にあるのですか。
ホトケノザやオオイヌノフグリは、春の訪れを告げるようで嬉しくなりますね。
アカタテハの幼虫は、葉を畳んで巣としています。イラクサやカラムシは、下手に触ると手がかぶれるので、巣を開きたい時、ピンセットなどを使う方がいいですよ。
もう少し経つと、待ちに待った春が蝶にも人にも、やって来ますね。
春まではもう少しの辛抱だよと応援したくなりますね。
成虫、幼虫、卵で越冬している種類によって違う生き方に、どんな時にもそれに対応して生き抜く知恵を生き物には与えられているのだよと希望を感じます。
どのようにして生き抜く術を身に付けたのか、神のなせる技なのでしょうか。
もうすぐ春だ、もう少しの辛抱だよ、と声を掛けたくなりますね。
モンキチョウの羽化したてを狙っていたのですが、会えない場合を考えて、冬の卵、幼虫、蛹探しも探索することになっていたので、良い機会となりました。