四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ウラギンヒョウモンとテングチョウ

2014-07-06 16:55:00 | 丹沢周辺
6月29日
丹沢山麓の宮ヶ瀬湖方面を歩いてみました。


宮ヶ瀬湖


ウラギンヒョウモン♂ #1(10:11)

クリ林にウラギンヒョウモンが吸蜜に来ていました。


同一個体

ウラギンヒョウモンも人の動きには敏感で、2,3ショット撮影したら飛び去ってしまいました。


クリ林

このクリ林は、山地の森林からは100m程離れた、畑と住宅が入り混じったところにありました。この辺りは標高300m位ですが、山間部のため、平地では終わったクリの花が元気に咲いていました。


ウラギンヒョウモン♂ #2 (11:11)

1時間後に同じクリ林に立ち寄ると、またウラギンヒョウモンが見られました。右前翅に破損が見られ、#1とは別個体でした。


同一個体

#2も敏感で、翅表を撮影する前に飛び去ってしまいました。

2頭も同じ場所で観察できることから、この辺りは300m位の低標高ながら山地性のウラギンヒョウモンの生息域に含まれているようです。

場所を移動して山地の林縁へ。


テングチョウ♀ #1

テングチョウ♀が、ヨウシュヤマゴボウの花で吸蜜していました。


同一個体


テングチョウ #2

ヨウシュヤマゴボウの果実と根は有毒であることが知られていますが、蝶が吸蜜しに来ることからみて、蜜まで有毒ではないのかもしれません。

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オオウラギンスジヒョウモン初見!

2014-07-01 06:41:00 | 武蔵野
6月26日
久しぶりに狭山丘陵を歩きました。狭山丘陵は、東京都の郊外と埼玉県にまたがる丘陵地で、関東平野に島のように浮かぶ緑地帯です。
狭山丘陵は、映画「トトロの森」の舞台としても有名です。
2歳まで丘陵南麓で過ごした縁で狭山丘陵には何度か来ていますが、今回は常日ごろ、この地を歩かれている東京在住のUさんとご一緒させていただきました。この時期の訪問は初めて。

1

オオウラギンスジヒョウモン♂

午前中は青空が見えるものの日が射さない状態でしたが、昼ごろから晴れてきてヒョウモンチョウの仲間が草地に出てきました。地元のKさんが「あそこにオオウラギンスジヒョウモンが止まっていますよ」と教えてくれたので駆けつけると、ちょうど日が陰り翅を閉じていました。

2


太陽が顔を出すと、翅を大きく広げ、近づいても大丈夫でした。

3


近くの水面が入るように角度を変えて撮影。
羽化して間もないのか、ずっと同じ葉上に留まって付き合ってくれました。教えてくれたKさんに感謝です。


オカトラノオとオオウラギンスジヒョウモン♂

少し離れた場所の林内のオカトラノオでは、メスグロヒョウモン♂1頭とオオウラギンスジヒョウモン♂2頭が争うように吸蜜。動きが激しく、オオウラギンスジヒョウモンはこの1枚撮影できただけでした。

オオウラギンスジヒョウモンは、秋に里下りしてくる♀を見る機会が何度かありましたが、出現時期(6月後半)の新鮮な姿を見たのは初めてでした。


ミドリヒョウモン♂

茅葺き屋根の庇にミドリヒョウモン♂が飛んで来て、姿勢を変えながら長時間滞在していました。


ゴイシシジミ

同じく同行していたOさんが道を離れて緩やかな斜面を上って行くので付いて行くと、斜面のえぐれた内側にヒオドシチョウが越夏していないか探してみたいと言われました。ヒオドシチョウは見つかりませんでしたが、その先の笹薮のところで白黒交互にチラチラ舞っているゴイシシジミを発見!初撮影です。相手は小さく明るさも不足していたので、ピント固定でフラッシュ撮影。辛うじて何とか1枚だけピントが合っていました。


スミナガシ4齢幼虫

アワブキの葉にスミナガシの3,4齢幼虫がいました。これは豊かな知識をお持ちのUさんに教わらない限り見られませんでした。


ヨツボシホソバ(ヒトリガ科)

橙黄色に3つの黒点を配置した素敵なデザインの蛾が静かに止まっていました。
Makoqujilaさんに種名を教えていただきました。


八重咲きのホタルブクロ

八重のホタルブクロが咲いているのを初めて目にしました。ホタルブクロかヤマホタルブクロかよく分かりません。

Uさん、Oさんには、大変お世話になり有難うございました。
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