11日の夜、和光大学ポプリホール鶴川でおこなわれた、JR東海主催の中央新幹線品川・名古屋間事業説明会(町田市)に参加してきました。
■これまで以上に回答の質が悪い
今回の説明会もこれまでと同様、50分間のJR東海の説明のあと質疑応答という流れでした。しかし、前回と大きく違うのはJR東海の回答の中身。率直に言って、回答の質が悪すぎると感じました。
計画を理解してもらおうという誠意を感じられないというところでしょうか。これまでも、満足いくものではありませんでしたが、少なくとも質問に対しては「それなりの回答」はしていました。今回は、それなりの回答もしない(できない)というのが一番の感想です。
認可されれば、あとは着工に向けてまっしぐらでは、住民の理解など到底得られません。
■多岐にわたる質問──圧倒的には反対
質問された方の内容は、電磁波、ヒ素などの土壌汚染、渋滞・交通問題、水枯れ、水質汚染、生活に与える影響、大深度地下の上の対応、土砂処理、安全対策、震災などの対応、エネルギー浪費問題、地元説明会のあり方などなど多岐にわたるものでした。
JR東海からは、「不満があることは重々承知している」ということも語られましたが、こうした不満を解消しようという気持ちを感じることはありませんでした。
リニア問題について市民のみなさんと意見交換してきましたが、多くの方は「知らない」現状であり、知っている方々の圧倒的多数は反対です。
■今後、町田市内の町内会・自治会での説明は6カ所
今後の町内会・自治会単位の説明会は非常口(立て坑)が建設される3カ所(能ヶ谷平和台自治会、小野路町内会、上小山田町内会)と、区分地上権設定が必要な区間にあたる3つの町内会(沼町内会、御獄堂町内会、片所町内会)でおこなわれるとのことです。
町田市で1カ所しか説明会を開かないことそのものも、説明責任を果たしたとはいえないと思います。
■着工許さないたたかいをダイナミックに
今回の事業説明会を通じて、はっきりしたのは住民の疑問や不安に、誠実に答える姿勢が不足しているということです。以前の説明会では「できる限り」「適切に」という言葉を多用していましたが、今回は「大丈夫です」「たぶんそうだと思います」と根拠すら示されない回答連発でした。
こんなずさんな計画のまま着工するなど言語道断。沿線のみなさんとも力を合わせ、着工を許さない運動をダイナミックに広げていきたいと思います。
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┏┓池川友一|日本共産党町田市議会議員
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