私が生まれ育った杉並で、区議会議員をしている高校の同級生がいます。
日本共産党の上保まさたけ杉並区議会議員です。その上保さんの事務所びらきがおこなわれ、同級生として話しをしてほしいと町田から駆けつけさせていただきました。
私たちの高校時代、9.11やイラク戦争が起こりました。9.11の影響で、沖縄の修学旅行は中止になったことをいまでも鮮明に覚えています。平和ゼミナールで活動していた仲間と、日本がアメリカの起こした戦争に協力するのはおかしいと「高校生戦争協力拒否宣言」なる署名を集め、街頭でデモをやり、高校生の集会をやっていたときに、同じ高校でがんばっていたのが上保さんです。
いまはお互いに子育てをしながら、私は町田で、上保さんは杉並で議員をしていることを考えるととても感慨深いものがあります。
私たちが高校時代に平和活動をしていたとき、少なくとも当時の政府は、自衛隊は「戦闘地域には行かない」「武力の行使はしない」という「歯止め」をしていました。しかし、いま安倍政権がすすめようとしている「戦争立法」は、この2つの「歯止め」はずし、戦地派兵と武力行使を認める内容になっています。
世界の流れは、非軍事同盟化、平和共同体が大きく広がっています。イラク戦争のとき、戦争が起こる前から反戦運動が世界各国で盛り上がりました。高校生だった私たちは「微力だけど無力じゃない」と、世界の中ではほんの小さな力かもしれませんが戦争を止めるために力をつくしました。
いまのアラブ情勢を見たときに、その根源の一部がイラク戦争であることは明らかです。イラク戦争開始から12年。日本が9条を生かした平和外交をおこなうことこそ、世界の平和と安定に貢献できることは疑いありません。
事態は、極めて重大な局面です。この重大な局面でたたかわれる「いっせい地方選挙」なのです。地方政治から国会を包囲し、安倍政権を徹底的に追いつめていくたたかいをやることが、平和への道につながると強く確信しています。
生まれ育った町の発展を、上保さんと全国屈指の若い日本共産党区議団に託して、全員当選を実現してもらいたいと切に願っています。
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